5月 212017
 

2017 05 21 01

てなわけで、行ってきました定点観測。
舞台はもちろん、ビーナスライン。
今年初ですが、この時期の恒例イベントです。

朝7時には、いつものコースに到着していました。
絶好のコンディション。早朝は霧に覆われることの多いビーナスラインですが、この日はのっけから快晴!素晴らしい空模様です。

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昨日タイヤを新調したばかりなので、まずは抑え気味に慣らし運転から。
タイヤの表面をそっと削るようにして走り出し、本領発揮が可能なタイミングを待ちます。

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最初のうちはタイヤが浮つく感じで、今ひとつ踏んでいける確信が持てないようなフィーリングでしたが、走行を重ねるうちに、しっかりとしたグリップ感を感じ取れるようになってきました。
路面を捉えて離さないグリップ力。交換前に見られた、アクセルONで巻き込むような挙動はもはや示さず。
どっしりとした重厚感を伴いながら、極弱アンダー、ほぼオンザレールでコーナーを脱出していく。
同じタイヤでも、摩耗状態によって挙動の違いは歴然です。 

そして、タイヤが能力を発揮するのを待っていたかのように、車体を構成する機械の動作のリズムがひとつひとつシンクロし出し、如実に運転しやすくなってきました。
こうなると、もうドライビングハイ。走れば走るほど、ドライビングの精度と走りの豪快さが高まっていくようで、息付く時間も忘れてひたすら練習コースを走り込んでいました。

ふと気が付くと、喉がカラカラ。
濃密な朝練となりました。

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エスに乗り出してすぐにここビーナスラインに訪れて以来、今年で11年目となりますが、最初に感じたある種の「乗りにくさ」は、今は微塵も感じられません。
もちろん、ネガティブ要素を改善したことが大きな要因であることは事実ですが、自分自身も「乗り方」を徐々に軌道修正してきたことも忘れてはならない要因です。
ただ、今だにこれが正しい、という乗り方があるわけではなく、11年経ってもまだ手探りの状態が続いているという。。
その奥深さが、S2000というクルマの面白さであり、飽きずに乗り続けられる要因と言えるかもしれません。

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とは言え、車体は明らかに消耗が進んでいるわけで。。
走行距離が18万kmを超え、本来の調子をいかにして維持するかがメインテーマになっている現実があります。
長い時間乗り続けていくなら、今後かなりヘビーな整備も視野に入れていかないといけない。
昨年の10周年を節目に、エスと将来的にどう付き合っていくか、というテーマを真剣に考えています。

そんな中での、11年経過時の定点観測。
まだまだ発展途上で、もっともっとドライビングプレジャーを感じさせてくれそうな可能性を改めて感じたことは、収穫と言って良いでしょう。
次週日曜日で、晴れて丸11年を迎えますが、まだまだ、エスとの旅路は続きそうです。

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 Posted by at 8:32 PM
5月 202017
 

2017 05 20 05

【国道194・439号 道の駅「633美の里」】

京柱峠を何とか、えっちらおっちら下りると、国道32号出る。
高松と高知を結ぶ大動脈をしばらく南下し、大杉で高知自動車道大豊ICの案内に従って、右に折れる。R439の後半戦の始まりである。

ここからは割と、どこにでもあるような普通の道になる。
土佐町に入り、早明浦湖の南端にある道の駅で小休止。小さな道の駅だが、休日の真っ昼間ということで、ごった返していた。
土佐町の地酒でちょっとした物を見つけて購入。最近は、その土地の地酒を土産に買って帰ることが多いけれど、今回はここ一つだけだった。

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ここから、R439は劇的に変化を遂げる。
目も覚めるような山岳ハイウェイ。ロングストレートが連続し、速度の乗るコーナーが、これでもかこれでもかと挑んでくる。

R439にこんな区間があるとは思いもよらなかった。バイパスやトンネルが開通して、とんでもないハイスピードコースになっているのだ。
おそらく数年前までは「酷道」の一部で、こんな快走なんてとてもできる状況じゃなったであろうと思われ。。。

土佐で前を走っていたヤンチャな軽四が、道を譲ったと思ったら、猛烈な勢いで追い立ててきた。
軽四と勝負する気にはさっぱりならないので、5割程度のペースで流していたけれど、後ろの御仁がターボの過給音とタイヤのスキール音を撒き散らしながら、煽る煽る。

・・・すんません、一人でやってもらえますか? (頼まれたって相手しないですよ)

そんなKYな軽四もいつの間にかいなくなり、またしても快走の連続。
R194と合流し、道の駅「633美の里」に立ち寄るも満車のため、すぐさま立ち去ることになる。

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R194とはすぐさま別れ、単独区間で大峠を長大なトンネルで越え、今度は仁淀川町で国道33号に合流。
しばらく並走して、また単独区間に。少し走ると、京柱峠以来、久しぶりに狭路区間が始まった。

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場所的には、四国カルストのすぐ東側だが、カルストには寄らず、一心不乱にR439とお付き合い。
国道197号に合流した後、梼原方面に少し行った後、分岐するような絵が地図には描いてあったが、この分岐をナチュラルに見落としてしまう。

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すぐに気付いて引き返した分岐は、トンネル出口の青看もない寂しい交差点だった。
これが始まりの合図みたいなもので、ここから大正までの区間は、とにかく長い。
檮原川(とその支流)沿いに延々と行く谷筋の道は、険しくはないものの、見通しの悪い狭路がとにかく、とにかく、とーにかく延々と続く。ほんと飽きるくらいに。

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この区間だが、走ってて、どうもどこかで体感したことあるなぁ、って思ってた。後で確認したら、この区間、以前一度走った経験のあるルートだった。
まったくもってして忘れていたが、記憶の片隅に残ってたがゆえにデジャブー感じて、それが当たっていたというのは、ある意味恐ろしい。。

めちゃめちゃ長く感じる川沿いの狭路区間を完走したら、国道381号に合流。大正の道の駅でトイレ休憩を済ませる。
ここまで来たら、R439もあともう少し。想定外の快走区間のおかげで、当初の想定よりも1時間も早い。もう勝ったも同然 !?

しかし、ここからが難敵だったのだ。。

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大正を出た途端、遂に土砂降りに。
しかもR439は、R381から離れた途端に狭路が始まっていく。
今までの川井峠、見ノ越、京柱峠と寸分違わぬ悪路が待ち受ける。

土砂降りはやがて、霧となって視界を奪う。
狭路にもかかわらず、霧で周囲の視界が失われた挙句、強雨で路面は散々たる状況に・・・

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今回、R439でもっとも過酷だったのは、結果としてこの大正〜中村間の杓子峠だった。
それは天候によるところが大きかったに違いない。雨によって路面は荒れ、視界も奪われる。(写真がマトモに残ってないのは、それどころじゃなかったから)
また、R439の峠としては例外的に、とにかく交通量が多かったのだ。

次々現れる対向車。しかも路幅は極度に狭い。
離合するスペースも極端に少なく、延々後退を強いられる。それがかなわない時は、路肩から左側車輪を落としてやり過ごすこともしばしば。
この天候なので、路肩に逃れることは相当の勇気を要するが、極微低速でおそるおそる車輪を落とすことで何度か難を逃れる。
途中、対向してきたデリカの運転手に、哀れんだ表情で「この先ずっとこうだよ」と声をかけられた。

わかってます。わかっててやっている。

でも傍から見たら、迷い込んだにしか見えないよなぁ。

R439の走破は、天候が悪かったらヤメといた方がいいなと思っていたのだが、ここまでギリギリ空がもってたので、最後の杓子峠は勢いで突っ込んでしまった。
これまでの経験と度胸があったから事なきを得たが、状況が悪かったら到底オススメできない。ましてやS2000でなんて・・・

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杓子峠を何とか無事に乗り切り、住次郎の集落に辿り着くと、そこからは快走区間。
しかし折からの強雨(てか、豪雨)で、道路は所々浸水気味。
万が一のことを考えて慎重に走って、中村の市街地に到達した。

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R439終点は、四万十市(旧中村市)で国道56号に当たる交差点(交差点名不明)。めでたくゴールに到達。想定より1時間早い17時の到着だった。
今朝6時に出発して、約11時間。約350kmをこの時間で、と思うとペースが悪い気がするかもしれないが、その大半が極狭路なので、これでもいい記録だろう。
途中の超快走区間がなかったら、到着した頃には周囲は暗くなっていたと思われる。

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無事完走した達成感に包まれて、中村市街で給油。その後、抑えておいた民宿に投宿。
そう、今日は民宿である。しかもビジネス民宿という微妙なジャンル(笑
GW真っ最中のこの時期、こんな辺鄙な地方都市だから、ここしかなかったのだ。

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案内されたのは六畳一間の寂しいお部屋。トイレもお風呂も、当然共用。ま、泊まるだけだからこれで十分なわけで。。
駐車場は道路向かいの荒地に詰め込む方式だったが、「明日早いんです!」と主張したら、建物下のガレージに収納していただけることになった。ラッキー。

さて、中村である。
中村と言えば、2年前の秋に訪れた際に、なかなかいい思い?をした街である。
その再現を、と思っていたのだが、前回訪問した居酒屋は超満員で、まったく受け付けてもらえない状況だった。

ならばと思い、手当たり次第に当たってみるのだが、、どこもかしこも超満員。ケンもホロロな扱いを受けて、傷心気味となった。
街にはあぶれたと思われる集団が闊歩している。こうやってツーリングして、連休最中に地方都市に泊まる機会があると、地方都市ならではの「帰省」宴会に阻まれることが実は多々あり、今回もそれにハマってしまったようだ。
散々街中を歩いたが、結局良い対応をしてもらえる店はなく、最後は投げ出すようにホカベンで処理することに。。

ビジネス民宿で食すホカベンは、まったく美味しいことはなく。
R439を走破した祝杯を上げることもできず、四国中村の夜は、何の華やかさもなくいつの間にか終わってしまっていた。

 Posted by at 11:32 PM
5月 172017
 

2017 05 16 01

【旧東祖谷山村 落合】

奥祖谷二重かずら橋でたっぷりと楽しんだ後、再びエスでR439。
R439のルート中でもっとも高い峠である見ノ越を越えて、まずは一安心、というのが正直な気持ちではあるけれど、先はまだまだ長いのだ。

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谷筋の細い道を徐々に下っていく。
いつまでたってもこんな光景なのだと思っていたが、時折ぱっと視界がひらけて2車線になったり、集落の中の狭路を進んだり、割と忙しい。

途中、落合峠という看板を見つけて、その方面へ少し寄り道をしてみる。
四国特有の景色といえば、急斜面に張り付いた集落だが、この峠の手前にある落合集落も、そのうちのひとつだ。

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峠へと至る途中の道。(寄り道してるので、R439ではない)
R439から更に奥地へと枝分かれして、山の奥へ奥へと進んでいるはずなのに、まだまだ集落が現れる。

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振り返れば、斜面に張り付いた民家と、それらを結ぶつづら折れの道。
少しの平地も無駄にしない様相で、農地が点在している光景。まさにこれこそが、四国の原風景であり、この土地ならではの景観なのだ。

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生活インフラひとつ整備するだけでも大変だろうに。

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ひとしきり落合の集落を散策した後、R439に戻る。
この辺は整備されたトンネルがあったり、ちょっとだけ快走区間が続く。
県道32号の分岐があり、西祖谷とつながっているからかと思われる。

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その分岐を過ぎると、R439はまた「らしさ」を取り戻す。
最初のうちは、それまでの民家集落の中を行く様相を引き摺っていたのだが、徐々にこの道が奥深い山に吸い込まれていくのを身をもって感じることになる。

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道端の樹木や枝にくくりつけてあるピンクの帯。
登山道によくある道標代わりの目印だが、ここは国道である。

ガードレールも路側帯も一応はあるけれど、路面は荒れていく一方。

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と思ってたら、路面が陥没してるじゃないか!
しかも1ヶ所や2ヶ所どころではない。舗装がボロボロに剥げまくって、泥水が溜まっている。そのため、どれだけ深さがあるのか判別ができない。 
こちとら低偏平タイヤを履いたS2000である。ヘタに突っ込んで、ホイールにダメージを受けるなんてことになったらシャレにならない。

できるだけ車輪を落とさないようにラインを選んで走っていたが、遂にはどうやっても避け切れない陥没ポイントが現れる始末。
仕方がないので、超微低速でおそるおそるタイヤを落としながら前に進む。
低床車で走るにはリスキー過ぎる路面状況。

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路面がボッコボコなポイントは限られてはいたが、その後も狭路悪路のオンパレード。もはやガードレールすらもない。

それでも劣悪な路面を蹴散らして登って行けるのは、前走車どころか対向車すら全く現れないからだ。
GW真っ只中。日本一の酷道は、日本一人やクルマの気配を感じない国道でもあった。

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京柱峠

そんな道で黙々とエスを走らせていると、突如として峠に着いてしまった。
何もドラマチックな展開がなく、あっさり着いてしまった感があり、ちょっと拍子抜けしてしまったが、、ここが阿波の国と土佐の国を分け隔てる京柱峠である。

ウワサ通りの素晴らしい展望だ。クルマを降りて、その景色を目に焼き付ける価値は十二分にある。

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県境の峠だけに、双方の国の展望景色が楽しめる。
看板裏は土佐の国、高知県の眺め。

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その反対側には阿波の国、徳島県側の眺めである。違いは特にないけど(笑

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峠には小さな茶屋が建っている。
知る人ぞ知る「京柱茶屋」。クルマの往来が極めて少ない国道峠にて、ひっそりと営業している。
今日もしっかりと「営業中」だ。迷わず店内にGO! 

中には老人が一人、小さなテレビの前に座っていた。その仕草からも、かなりのご高齢と見える。
「うどん?」と聞かれたので、「うどん」と答えた。注文完了。

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店内は旅人の寄せ書きがぎっしり。北海道の観光地みたい。
場所が場所だけに、好き者しか通らないらしく、ほとんどがツーリング連中の寄せ書きだ。
古いものから新しいものまで。食堂としては忙しないけど、こういうのに囲まれるのも、旅情としては悪くはない。

老人店主が音もなく調理するうどんは、思いのほか早く出来上がってきた。
足があまり良くないようなので、配膳は自ら買って出る。 

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しし肉うどん、800円也。西日本独特の、薄い出汁が嬉しい。
しかし何と言っても、特徴はしし肉である。これが絶妙にいい味を出している、ように感じる。

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なかなか800円とはいい値段だが、この場所、この景色で食べられることを考えると、法外な値段ではない。
第一、こんな場所に雨の日も風の日も、一人通って営業していることだけで凄まじいのだから。

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R439の京柱峠は、ずいぶんと前から一度訪れてみたいと思っていた峠だった。
特徴的なネーミングは、弘法大師がその険しさから、京にも上るようと例えたかそうでないかとかで、その名前が記憶に張り付いて離れなかったのだ。

しかし相手は何しろR439。しかもこの「酷道」の代表的峠である。
その峠道を登って越えてとなると、相当の気合が必要な気がしていた。

実際、徳島県側は紹介した通り、路面が荒れまくっており、慎重にクリアしないとクルマを痛めつけてしまいそうなシチュエーションがある。
そしてここから下る高知県側は、路面こそ荒れてはいないが、極狭路が続く。
特に途中で集落を抜ける区間は、民家の軒先をかすめ、塀にボディを擦りそうなくらいに狭い道をいくつも抜けていかなければならない。

高知県側の国道32号から奥祖谷方面には、県道45号&32号で迂回できることから、険しい京柱峠を越える実利的な意味はほとんどない。
越えたいから越える、自らの足跡を残す、という明快な意思がないと通ることすら思い浮かばない道だ。
それなりの忍耐と集中力は必要だが、峠からの景色としし肉うどんを求めて越えるのも、悪くはない選択だと言っておこう。

 Posted by at 1:19 AM
5月 142017
 

2017 05 14 39

翌朝は前日の節制?が実り、予定通り6時にスタート。
ホテルの提携駐車場を出てすぐの、元町交差点でステーティンググリッドに立つ。

2017 05 14 15

正面の青看にある通り、国道438号と国道192号がここから分岐しているように見えるが、実際のR438の起点はこのもう少し東側の徳島本町交差点だ。
徳島本町交差点から元町交差点までの数百メートルは、昨日走っているから良しとして。。

何を拘っているかというと、本日のお題が「国道439号」だからだ。
徳島市起点のR439は、四国の中枢部を横断しながら、終点の高知県四万十市まで続く。
総延長約350kmという四国でも有数の長さを誇る国道である以上に、いわゆる「酷道」の代表格として名高いルートだ。

本日はこのR439を、1日をタイムリミットに走り切ってしまおうという、チャレンジングなテーマを掲げたのだ。
何しろ相手は、日本有数の「酷道」である。そんじょそこらの350kmを走るのとはワケが違う。
しかもマシンは完全オンロード向け戦闘機(笑)、S2000。果たして完走は可能なのか・・・

R192から分岐するR438をそろりと出発。R439は当面の間、R438と重複する。
重複区間の国道番号は通常、若い番号しか表示されることがないので、しばらく439の数字を目にすることはない。

2017 05 14 16

徳島市街はあっという間に抜けてしまい、いきなりとても寂しい道になってしまう。
川沿いの農村を見ながら進んでいくと、佐那河内村という聞いたことのないレア物の村内に進入。
走り出してまだ30分なのに、早くもこんな道。先が思いやられる、じゃなくて楽しみになる(笑

ただ、佐那河内村から隣の神山町の中心部付近に至るまでは、予想に反して概ね快走区間だった。
どんよりとした空に気分は晴れないが、エスのエンジンは軽やかに回り、気持ちのよい排気音がコックピットを包んでいる。

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神山でコンビニ休憩。たぶんこれが最後のコンビニになるのでは、という予想から早めのピットイン。
予想は的中で、この先でコンビニを見た記憶は残っていない。いよいよ深層部に入っていく。。。

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R439は四国を横にぶった切るルートであるため、結構いろんな国道と交差し、会っては別れを繰り返す。
最初に出会うのは国道193号。高松から徳島南端部までを縦走する国道だが、その大半がR439と同様の狭路。
一瞬の重複を経てまた別れるわけだが・・・

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その交差点の寂しいこと・・・てかこれ、国道同士の交差点か?
R439(表示はまだR438)は完全に脇道である。表示がなかったら絶対に入り込まない様相だ。
ここからそこそこの狭路を登っていく。初の明確な峠越えである。

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途中の写真がことごとく手ブレしてたので、いきなり峠のトンネル。
トンネル名称の通り、川井峠だ。

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トンネルを抜けると、いきなり景色が変わる。高所感バリバリの景色が展開する。
もっと驚いたのは、こんな通るクルマも皆無な峠道の頂上に、「中華そば」の幟の立った食堂があったことだ。(荒川食堂、というらしい)
四国にはよくある風景で、尾根筋や山の斜面にも、平気で人が住んでいる。
何かの本で知ったところによると、元々尾根筋に道があった名残り、ということらしいが・・・

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更にもうひとつ、四国ならではの風景。国道の路面に描かれている、距離数字ペイント。
全部に描かれているというわけではないが、結構よく見かける。
災害時などに、上空から特定の地点を把握しやすくするため、というのを聞いたことがある。

峠を一気に下って谷間に出ると木島平。ここで国道492号と離合する。
ここからちょっとだけ2車線の快走路が続いたが、すぐにまた峠道が始まった。

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今度の「見ノ越」峠は長い。ウネウネのたうつ山道に沿って、ステアリングを右へ左へと切りまくる。
見ノ越まで◯kmという表示看板がご丁寧に逐一現れるが、一向に数が減っていかない。

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何とかかんとか高度を上げてくると、今度は断崖絶壁の狭路である。
それだけだったらまだいい。路面が悪過ぎ。デコボコな上に落石がゴロゴロ。
ある所では、エスでは到底跨ぐことのできない大きな石が道路に落下しており、わざわざ降りてどかさなければならないような状況も。。
いよいよ、R439が牙を剥くのか。

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目の前に広がる空が大きくなり、眼下の谷間がまったく見えないほど高度を上げ切ったところで、突如として現れるトンネル。
何気なく潜ると・・・そこには目を疑う風景が・・・

ここで不覚。トンネルの向こうに現れた風景にあんまりに唖然として、写真を撮り忘れることに。。。

何が目の前に現れたかというと、連なる土産物店、大勢の人、クルマ。駐車場(なんと立体駐車場まである)に誘導する誘導員の人々・・・
こんな山奥、峠の頂上に、いきなり観光地らしき風景が現れたのである。さっきの峠の食堂なんて可愛いもの。それまでのハードな道のりを考えたら、全く理解できない光景だ。
言うなれば、「千と千尋の神隠し」のオープニングで、迷い込んだ先に出会う風景。体感的にはあんな感じである(笑

詳しく知らなかっただけなのだが、ここ見ノ越は、四国第二の高峰「剣山」への最短路の登山口なのだった。
連休初日のこの日、しかも午前という時間帯。百名山のひとつでもある山の登山口に人が集まるのは、ちっとも不思議なことではない。

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その見ノ越で、遂にR438との重複区間から外れる。
頂上の峠から分岐して、いよいよ(ようやく)R439単独区間。
ちなみにR439はこの後吉野川に下りて、坂出まで至るという謎のルーティングを誇る迷道だ。

見ノ越の下りは、比較的平和だった。
見ノ越登山口には、ほとんどR438の北側(貞光側)から来るクルマがほとんどだろうが、多少はこちらのルートを通って来るクルマもいるということだろうか。整備度合いも、東側とはエラい違いである。

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剣山を水源とする祖谷川沿いに下っていくR439。途中で、奥祖谷かずら橋の表示があったので、立ち寄ってみた。
祖谷渓近くの西祖谷かずら橋とは別物。あれのもっともっと奥地に潜む、二重かずら橋である。

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と、こう書いてあるので、ずんずん谷間に下りていく。
山深い四国、こういうシチュエーションもあろうかと、トランクにはライトトレッキングシューズを忍ばせている。(そんな悪い道じゃなかったけど)

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二重なので、橋は2本あるんだぜい。
ん?野猿とは、はて?

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見えてきた。まずは男橋。

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まーこんな感じである。
強固な鋼製ワイヤーが仕込んであるのが見えるので、強度的に不安はないというのが、見る人が見ればわかる。
ただ、荷重がかかると揺れる、メキメキ鳴る、足元がスカスカなので、高所が苦手という人には向かないだろう。

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自分は、職業柄?この程度なら案外ヘーキである。
子供の頃は、公園のアスレチックすらできないほどダメだったんだけどなぁ。

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下流側の渓谷が美しい。祖谷ブルー!?
真夏なら泳いでもいい感じ。

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男橋に対して、上流側にある女橋は低い位置にある。
男橋の高さがダメな人は、こちらが吉。 

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ところで、最初の案内板にあった「野猿」って何?(猿のいる公園のことか?)って感じだったが、こういったものだった。

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両岸に渡されたワイヤーに取り付く簡素な箱。ここに乗って自力で対岸に渡る、いわば人力ロープウェイである。
乗車定員3名とあるが、バランスも考えたら実質2名ではないかと思われる。

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ここまで来たら、なので乗ってみたが、なかなかに面白いアトラクションだ。
ロープを引っ張る腕力は思ったより必要なかったが、重力で真ん中まで勝手に動いていってしまうため、途中で疲れたとなったら引き返すことができなくなる。
ま、そんな人あんまりいないだろうけど。

岩手の一関辺りに、客席までこれに団子が乗って運ばれてくる茶屋があったが、人が乗れる(しかも乗り放題)本格的「野猿」(←一般名称らしい)があるとは知らなかった。

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こんな景色も間近に見られる奥祖谷の二重かずら橋、R439走破中ながら、なかなかに楽しんでしまった。

 

(長くなってきたので、R439の続きは次回)

 Posted by at 6:21 PM
5月 142017
 

2017 05 14 10

【県道76号(兵庫県) 淡路島南岸の道】

四国四都ツーリング、レポすると言いながらまったく時間が取れず(いつものことだが)、一週間後の遅スタートです。。

出発は連休中日の平日だったので、渋滞の心配はせずやや遅めのスタート。
東京ICから東名に入っても、特別連休的な混み方ではなく、ごく一般的な休日早朝程度の車列だ。

2017 05 14 01

御殿場JCTから新東名に行かず、東名で西を目指す。
エスに乗っていると、力の有り余っている(?)往路は何となく東名、ってのはいつもの通り。
富士川SAで最初のピットイン。ちょうどスタバの開店時間で、一番乗りでコーヒーを買う。(←これを狙って出発時間を決めたようなもんだが)

東名は終始スムーズ。三ヶ日JCT以降も新東名が延長開通したお陰で、まったく渋滞しなくなった。暫定三車線が、元の二車線に戻ってたのは知らなかったが。
伊勢湾岸から東名阪へ。東名阪は平日でもやっぱり渋滞気味。これを抜けて新名神。土山SAで休憩&給油。
ここまで家から422km。長距離ツーリングの時は毎回、距離と給油量を記録に取っているのだが、西行きの場合この区間は毎回同じなので、全く一緒の値になるので面白い。(当たり前か)

2017 05 14 02

草津JCTから名神。東名阪で追い抜いた自衛隊の隊列に追いつく。
装甲車みたいのの集団だったが、この他にも高速走っていいのか!?と思ってしまう戦車みたいのも走っていた。
連休中にご苦労さんです。

2017 05 14 03

京都を過ぎて天王山辺りを走ってると、黒いアルファGTに追いついた。
右ハンドルなので2リッターJTS。前に乗ってた2台と同じグレードである。(なぜか仮ナンバー)
追い抜くと、しばらく真後ろをピッタリとついてきてくれた。しばしのランデブーの後、吹田JCTでサヨウナラ。

中国道から山陽道に入って、淡路島方面へ。明石海峡大橋を渡って、淡路ICで高速を降りた。
橋の麓の道の駅に寄り道。平日だが連休中なので、駐車場は超満員。臨時駐車場へと誘導される。

2017 05 14 04

変わり映えのしない絵だけど、、吊り橋は何度眺めてもいいものだ。

道の駅からは県道31号で、島の北側海岸沿いを行く。
交通量が少ないくらいで、とびきり良い道というわけではないので、県道88号経由で東側の国道28号へ。
洲本の街に入ったところで、しばしの散策。

2017 05 14 05

2017 05 14 06

コンバージョンされたレンガ造の旧工場が立ち並ぶ公園。
洲本市の中心にあり、それなりのシンボルとして活用できそうだが、いまひとつ賑わいはなかった。
表面的な保存だけじゃ、建物も可哀想だよね。

洲本滞在は30分程度。先を急ぐ必要はないのだが、再び走り出す。
この先R28は内陸に入り、面白味のない道になるので、島の南岸を走る県道76号にスイッチする。

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由良を過ぎると、完全一人旅。道も本領発揮というところで、走り甲斐のあるワインディングが始まる。
右へ左へ、細かいコーナーの連続。理想的なラインを探しながら次々とクリア。
今回のツーリング、最初のワインディングロード。準備運動には最適だ。

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やがて道は海に降りてくる。
そこからは、海際をひたすら走り続ける。海と反対側は山が迫っているので、脇道も建っている建物もほとんどない。
淡路島の裏街道は、生活感のない静かなドライブルートだった。

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景色と走りをしっかり楽しんだK76から、県道25号を経由して福良。コンビニでコーヒー(牛乳)小休憩の後、再び高速上へ。
鳴門海峡を渡って、鳴門ICから国道11号。徳島市街を目指す。

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初日の本日は、四都のうち徳島県の県庁所在地、徳島市宿泊の予定だった。
事前に抑えていたホテルは、徳島駅の目の前。新築に等しい宿の部屋から外を覗くと、真正面に駅ビルが鎮座していた。

徳島市街にはホテルが少なく、ほとんど選択肢がない。連休中でもあるわけで、この立地のホテルを抑えられたのは幸運だった。
阿波おどりの季節はまったく宿は取れないという話は、全くその通りなのであろう。

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さて、徳島の街である。
初日で力も有り余っているのであるが、明日はちょっと気合が必要なルートを考えていたので、早めに床に就きたい。
なので夕宴?は駅周辺で済ますこととする。

適当に検索して見つけた地鶏居酒屋に、開店と同時に入店。
まだ客はそんなにいないのに、料理が出てくるのが異様に遅い。しかも出てきた焼鳥は冷めているという。。
これが地方居酒屋の現実なのか? 

すぐさま見切りをつけて、街をそぞろ歩く。歩くって言っても、範囲が狭くてすぐに終わってしまう(笑
徳島市の繁華街と言われる街は川向こうにあるはずなので、駅前で済まそうというのが無理な話。

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二軒目はホテルの足元のカジュアルイタリアンでと相成った。さっきよりマシだけど、ここも長居をするような感じでもなく。。
まぁ明日も早いのでね。

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そんなわけで、一日目終了。
二日目の明日、いきなり今回の旅一番のハイライト。冒険に出ます。

 Posted by at 8:48 AM