3月 292012
 

昨日のコメントの写真にもチラッと写ってたので気付いた人もいたかと思いますが、遂にcar pitの入口にこの大型建具が設置されました。

「遂に」というのは、この家の中でも1、2を争うほどの大型設備だから。(大きさ、はもちろん金額的にも(汗)
以前紹介したガラガラって巻き上げる、いわゆる「シャッター」ではありません。大型開口で静粛性や作動スピードが求められる際に選択される「オーバードア」と呼ばれるシロモノです。

シャッターは上部のケース内に巻き上げる機構の建具ですが、このオーバードアは、天井に設けられるレールに沿って跳ね上げる形式のもの。そのためある程度天井高が必要ですが、それ以上に、作動音、スピード、美観という面でアドバンテージがあります。
その代わり非常に高価!なわけですが、 家のファサードの大半を占める部分だし、頻繁に開け閉めする部分なので機能的にも拘りたい。
そう考えていたので、オーバードアはごく初期から必須の設備でした。

いざ設置されてみると、その存在感、美観性にうっとり。この幅でこのデザインには痺れます。

しかも電動開閉。屋内のスイッチで開閉できるほか、カード型のリモコンでも開閉が可能。これはつまり、クルマの中からでも開閉ができることを意味します。この機能が欲しかったわけで。

試しに数回開け閉めしてみました。
非常に静かでスムーズ。そして速いです。ムダに開け閉めしたくなります(笑
電動開閉のカラクリは、天井に据え付けられたモーター(右の写真)が、スラット開閉をコントロールするという、ごく原始的な仕組み。

こういうとこにコストかけてるのはR styleならでは。
クルマ生活の快適性に直結するだけに、ね(^ ^)

Continue reading »

 Posted by at 3:57 AM
2月 112012
 

建具としては、アルミサッシの他にもシャッターが一部付き始めてます。

シャッターと言っても、雨戸のシャッターではありません。(そもそも雨戸なんてものは付いていない)
R style Houseの特徴のひとつであるcar pitの出入口に設けられる、正確にいうと「オーバードア」と言われるものです。
昔ながらのガラガラって巻き上げるシャッターではなくて、シャッターのスラットに当たるパネルを天井面に跳ね上げるようにして開閉する大型建具。倉庫の搬出入口に使われるようなやつです。

このオーバードアを住宅用にした製品があって、電動でさらに意匠的にも配慮された造りになっているのが特徴。
そのオーバードアのレールだけが先行して施工されていました。

さらにもうひとつ、こちらは正真正銘の「シャッター」。住宅用軽量シャッターです。
こっちの方は、シャッターケースもレールも、完全に取り付け済み。
小さな住宅なのに、店舗にでも付いてそうなシャッター関連の建具が2つも付いているという、とても風変わりな家です(^ ^;

ちなみにシャッターは、通常の建具とは見付の面積が比較にならないくらい大きいこともあって高価ですが、特にオーバードアの方は圧倒的で、クルマ2台が並列駐車できる幅があるので目玉が飛び出るほど高いです(大汗)。メーカーにも、いろいろと協力してはもらいましたけどね。。
しかし、クルマ生活を楽しむための家には欠かせない装置だと思っているので、ね。満足いく仕上りになることを期待してます。

 Posted by at 1:18 AM
2月 082012
 

建て方が済んで間もなくなので、結構前のハナシではありますが、外部廻りの建具が納入され、取り付けられました。いわゆるアルミサッシというやつで、雨仕舞いの観点からも屋根と同時期に早急に取り付けられる部分です。

アルミサッシ、つまり大部分は「窓」となる製作モノで、昨年着工間もない頃に真っ先に発注承認したもの。取り付け時期が早いことに加え、製作工場がタイにあったことから、洪水の影響を受けて更に発注時期が前倒しになったという経緯があります。

住宅用サッシではメジャーなトステム(LIXIL)製。窓だけでなく、勝手口やテラスドア、玄関ドアもトステムを採用しています。
サッシはいわゆる既製品とすることでコストを抑えているので、特段凝った意匠や特大サイズの窓などは採用していません。特注の窓を象徴的に使うより、既製品の窓をそう見せないようにしつつ効果的に配置することを心掛けて、開口部の計画をしました。

アルミのカラーも当然標準色。素っ気ないくらいのアルミ(シルバー)色を敢えて選択しました。
窓のサッシ部分(アルミ部分)は、室内から見た時にできるだけ存在感が薄い方がいいと思ったのと、外壁とのマッチングでこの色に決めた次第。
通常選ばれることの多いブラック、ステンカラー、ブロンズを敢えて避けてるのが、ある意味自分らしい(^ ^;;

色以上に拘った部分があります。それはガラス
今回の敷地は、都市部に多い準防火地域ということで、敷地の境界線(道路に接する場合は道路中心線)から1階の場合は3m、2階の場合は5mの範囲の開口部は、防火設備という規定を満たす仕様にしなければなりません。
窓を防火設備にする場合、普通の透明なガラスは使用できず、通常は「網入りガラス」というものを使用します。よくガラスの中に網目状に線が入っているアレです。あのガラスは、防犯上意味があるから使ってあるわけではなく、防火上の規定に適合させるために使ってあるんです。

敷地から離れを取る余裕なんてほとんどない都内の住宅地なので、家の開口部はほとんどが防火設備対象。なので、どんなに大きなガラス面を持つ窓を設けても、ガラス部分は網がかかっていて、風景も開放感も今ひとつ、ということになってしまいます。

網入りガラス以外の選択肢はないのか。

実はあります。
ガラスに特殊な加工を施して、防火設備に使用できる認定を取得した「透明」のガラス、耐熱強化ガラス(耐火ガラス)を使うという手です。当然網は入っていません。一見、普通の透明なフロートガラスと見分けはつきません。
これを使えば、防火設備にしつつも開放的な窓が得られるわけですが、何せ耐火ガラスは超高価。なので、一部のここぞ!という部分に使うだけならともかく、住宅の全部の窓を耐火ガラスにするという選択は非現実的でした。

ところがごく最近、住宅用に安価な耐熱強化ガラスが出てきてるんです。今回は工務店も知らなかったのですが、見積り取ったら普通の網入りガラスと比べて1割高いかどうかっていうレベル。これを見逃す手はないってことで即採用。
網入りガラスより薄くて済むので、サッシの動作が軽いのも利点。熱割れの心配もなく、何と言っても網にジャマされない開放的で澄んだ風景を手に入れています。

Continue reading »

 Posted by at 2:39 AM