7月 312016
 

2016 07 31 01

昨日はアルファロメオDayでしたが、本日はS2000 Dayです。
久しぶりにASMを訪れ、油脂関係のメンテナンスを行いました。

お目当ては、エンジンオイルとミッションオイル。
エンジンオイルは距離とフィーリングで交換時期が来ていたので定期交換。ミッションオイルはフィーリング改善のための銘柄変更です。

それまでずっと使い続けていた純正ミッションオイルMTF-IIIから、TOTALのミッションオイルに試験移行したのが前回交換時(昨年秋頃)
寒い時期も暑い時期も使ってみての感想は、やはりちょっと硬い。ギヤが入らないことはないのですが、シフト操作に力が要る場面がちょこちょこあります。
ドライビングに力を要する部分は極力無くしたいし、長い目で見るとミッションにあまり良い影響があるとも思えないので、前倒しで交換を考えていました。

かと言って純正に戻るつもりはなく、さらなるフィーリング改善のために別銘柄を詮索。
白羽の矢が立ったのは、「BILLION OILS」シリーズのMT-520という製品です。

FR車のトランスミッション専用オイルとしてラインナップされており、「究極のシフトフィール」に拘って開発された国産オイル。
オイルメジャーの製品のように知名度があるわけではないですが、国産ミッションにフォーカスして開発されているであろう安心感があります。
また、ASMが積極的に取り扱っているので、S2000とのマッチングも心配ないかと。

2016 07 31 02

そのついでというわけではないですが、エンジンオイルも「BILLION OILS」シリーズを試してみることにしました。
長らくMOTULのPower Racing 5W-30を使ってきましたが、17万kmに到達したエンジンに対するケアも考えていかねばならない。
「エンジンを守る」ということを主眼に置いて開発されたBILLIONのエンジンオイルは、これからのR style S2000にマッチするのではないかと考えた次第です。

粘度表示は10W-40なので、これまでとかなり様相が違います。
レスポンス重視の低粘度オイルも捨て難いですが、タイムを求める走り方をしているわけではないので、安心してしっかりと踏めることを考えたら、こういう選択もアリではないかと。
年々値段が上がっていくMOTULに比べて安価というのもポイントだったりしますが(苦笑

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交換後のフィーリングは、まずミッションの触り心地が相当改善されてました。
非常にソフトなシフトフィーリングで、引っ掛かりもなく、シフトする際に余計な力も必要としません。
シフトレバーに手を添えて、変えたいギヤのゲートに導いてやれば、自然と入っていく理想的な感触。これは期待が持てます。

エンジンオイルについては、まだ本格的にエンジンを回して走ったわけではないので、判断は持ち越し。
ミッションオイルもエンジンオイルも、他の季節、ワインディングでのフィーリングを経て、これから継続的に使用していくかどうかを見極めたいと考えています。

 Posted by at 3:55 PM
7月 312016
 

2016 07 30 09

整備工場に入庫していたアルファGTが、3週間ぶりに帰ってきました。

その間、北海道にツーリングに行っていたこともあって、それほど不便は感じませんでしたが、ガレージにいないとなると、やはり寂しい。
整備工場が多忙のようで、なかなか手がつかない状況でしたが、無理言って少々急いでもらいました。
愛人がいないと日々に生活に支障をきたすまでになってしまったようです(笑

今回の主なメニューは以下の通り。
・タイミングベルト・テンショナー・プーリー・ファンベルト交換
・ウォーターポンプ・クーラント交換
・サーモスタット交換
・イグニッションコイル・スパークプラグ交換
・エンジンオイル定期交換
上記に合わせて、ショートパーツの交換も当然行っています。

まずは本丸のタイミングベルト。
取り外された8年4万kmのベルトは何の問題もなく、かなりキレイな状態でした。
ただ、アルファロメオ(というか欧州車)の場合、国産車と異なり、いきなりコマ飛びすることがあるらしく、見た目キレイでも油断できないとのこと。
そういった意味では、結果がどうあれ精神安定上、交換しておいて正解と考えています。

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また、タイミングベルトを支えるプーリー類。
アイドル時に異音がするので、ここの不良を疑っていましたが、目立ったガタはないようでした。
ちょっと触っただけではわからないようなガタが、回転運動をすることで異常を発していたのでしょうか。

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水温上昇と異音の原因として一番疑っていたウォーターポンプ。
これも予想に反して?、案外綺麗な状態でしたね。
このプラスチック製の羽根にヒビが入っていたり、ひどい場合は熱で溶けていたりすることがあるようですが、見た感じ正常な状態でした。
ただ、経年劣化でいつ壊れるかわからないし、タイミングベルトを外さないと交換できないパーツなので、結果がどうであれ交換が正解です。

写真のウォーターポンプの上にあるのが、サーモスタットです。
整備工場によると、GTA世代のV6はこのサーモ廻りのハウジングやホースからの漏水事例が多くなってきたらしく、今回は予防整備としてメニューに加えていました。
外してみると、結束バンドやOリングの不良から、冷却水が漏れる寸前だった模様。さらに冷却水経路内のサビが思いのほか酷く、研磨でサビ落としをしていただいたそうな。

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サーモ自体は若干反応が鈍くなっているとのことでしたが、それより配管を繋ぐ接合部にトラブルを抱えつつあったというのが大きな事象だったと。
大物の機能パーツそのものより、ゴムパッキンや結束バンドというショートパーツの経年劣化が進みやすく、それが原因で致命傷を招きやすいという傾向があるようです。

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ヘッドを開けるので、エンジン内部も見ることができるわけですが、内部は非常にキレイだったと報告を受けました。
エンジンオイルが定期的に交換されていた証拠とのことで、これは嬉しい結果。
懸案だったヘッドカバーからのオイル漏れも解消。可能な範囲で清掃もしていただき、見違えるほどクリーンなエンジンになっていました。

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更には、スパークプラグとイグニッションコイルの交換。
イグニッションコイルは完全に予防整備。やはりGTAのV6に、経年でリークが発生している例が多くなってきているとのことで、リフレッシュの意味を込めての交換です。
プラグは中古を買ったらまず交換がマイルールでしたが、アルファV6は交換が面倒なので、今回まで引っ張っていました。
外したプラグは、おそらくNGKのイリジウムタフ。個人的にはギャップが大きいように見えたので、交換しといて良かったかなと。

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焼け方はまぁ揃ってはいますが、ネジ部にオイル痕があるものがあったりと、様相にバラツキが。
アルファV6の場合、このくらいは許容範囲とのことですが、これで正常ならエスのエンジンはすんごく素晴らしい状態ですね。。
ちなみに新しいプラグは、工場のオススメでチャンピオン製です。

とまぁ主なところでこんな結果でした。
メカニックの方にいろいろ教えていただきましたが、オイル漏れは巷のV6と比べれば全然問題ないレベルらしく。
致命的な部分も見られず、GT 3.2 V6としてはかなり程度が良いとのお墨付きをいただきました。

たまたま別のGT 3.2 V6が車検整備中で工場に入庫してたのですが、こちらはかなり・・・な状態(汗
ただ、こういう状態は決して珍しいことではないらしく。。
そんな中で、悪くない個体であるとの見立てには、心底安心させていただきました。

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入庫前と何ら変わらないように見えるエンジン。
実際は、ヘッドの油汚れはすっかりキレイになってたりするわけですが、その進化は走らせてこそ。
公道に出てアクセルを踏んだ瞬間、その違いは明確に伝わってきました。

ウルトラスムーズな回転はもちろん、圧倒的にトルクフルなフィーリングに大変身しているではないですか。なんじゃこりゃ〜

すごいです。激変。新車の時はこうなのかもしれないですが、新品の状態を知らないので感激の度合いが大きい。
エンジンの力感が一回り大きくなり、以前にも増してトルクが溢れ出すフィーリングが感じられます。
ベルト・プーリー類の交換はもちろん、それに伴う厳密なバルブタイミングの調整と、プラグ・コイル交換が合わせ技で効いているんだから、当然て言えば当然なんですが。 

アイドリング時の音も静かになりました。
プーリー付近から異音が発生していましたが、それも聞こえなくなりました。(←これは冷間時にも確認する必要はありますが)

冷静に考えれば、正常な状態に戻っただけなのかもですが、、それだけも満足です。
やはり歌わせてナンボのエンジンなので、思いっ切り回せないことには所有している意味が無い。
そこんところはエスと同じ扱いなので、今回のメンテナンスでようやくスタートラインに立てたという感じ。

覚醒したアルファV6のフィーリングについては、また引き続きレポートしたいと思います。

 Posted by at 12:16 AM
7月 302016
 

2016 07 30 04

【日本海東北道 河辺JCT付近】

道東ツーリングレポートは、毎度のことながら初日の移動からスタートです。

スタートの日は平日。珍しく前日の仕事も常識的な時間に終えることができたので、早立ちもできなくはなかったが、船の時間が夜なので急いでも仕方がない。
渋滞の心配もないので、6時に出発。入線したのは関越道。そう、得意の(?)日本海北上ルートである。

思えば、最初の北海道ツーリングとなった2007年もこのパターンだった。
当時は新潟からはほとんど国道7号での北上だったが、現在は日本海東北道+秋田道が延伸し、かなり気楽に選択できる移動ルートになっている。
今回のテーマはあくまで北海道の中にあるので、東北の各地は素通りするが、東北道をずっと行くより変化に富んだドライブを楽しめるはずだ。

関越は至極スムーズに流れ、湯沢の辺りでやや雨天だったもののあっという間に新潟へ。
そのまま新潟市を迂回通過し、日本海東北道で村上瀬波温泉ICまで。 ここを降りた所にあるGSで給油をするお決まりのパターン。

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日本海東北道はもう少し先まで延伸しているが、ここから県境までは、R7より笹川流れルート(R345)を選択したい。
村上市街を抜けて海沿いの道に解き放たれると、そこは夏空のシーサイドライン。夏の始まりを告げる三連休を前に、海の家の準備に勤しむ方々の姿が見られた。
休日ともなればかなりの人出となる、日本海側有数の海水浴場銀座だが、平日の今日は至極静か。潮風を受けながら、しばしのシーサイドドライブを楽しむ。

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R7に合流して山形県に入った後、温海温泉から再び日本海東北道へ。鶴岡までの無料区間から、そのまま有料区間に入って酒田市を迂回。
酒田みなとICから先はまた不通区間になるのでR7へ。遊佐の道の駅「鳥海」で大休止とした。
この道の駅はいつ来てもクルマが多い。平日の今日も例外ではなかった。

2016 07 30 03

ここの名物?は、屋台のようなフードコート。でもオススメは、その一角からは離れた漁協が直営してる店。漁協の奥様方がやってるような緩い感じの店だが、客はこの日も大行列。
お目当ては生ガキ、ではなく「銀ガレイの炭火焼き」。肉厚で超ジューシー。素晴らしく美味しい。いつも満員なので、これまで近寄ることがなかったけれど、これは並んで食べる価値はある。

いくつか仕事の電話をした後、再びR7へ。すぐに鳥海ブルーラインの入口があるが、本日は目もくれずそのまま直進。
秋田県に入り、象潟ICから三度、日本海東北道へ。
秋田側からどんどん延伸が進む日本海東北道は、遂に山形県境付近まで到達していた。ずっと放置されていた酒田みなとICから北側の区間も工事が進んでいたので、接続は時間の問題と見えた。

ここが繋がると、山形県の南端から秋田県の能代の先まで、高速道路だけで到達できるようになる。
もっと言うと、さらに新潟県と山形県の県境区間と、能代と大館までの区間が繋がると、新潟経由でも高速だけで青森まで行けるようになる。
途中のエリアをすっ飛ばすのはいかにも勿体無いが、今回のように移動と割り切る場合には、非常に有効になると思われる。

2016 07 30 05

日本海東北道はほとんどが片側一車線だが、平日の今日は走ってるクルマがいないのであまり問題がない。
そのまま秋田道に入って、秋田市を迂回通過。能代も迂回して、現在開通している突端の二ツ井白神ICからR7へと降り立つ。

鷹巣を通過し、大館からバイパスには入らず、大館の市街地に直進。
実質本日初めての市街地走行は、やや渋滞気味。素直にバイパスに入ればよかったかな?と思いつつ市街地を横断して県道2号へ。

K2と言えば、樹海ライン!
十和田湖へと登るハイスピードなワインディングに向かうべく小坂方面へ。
ところが、よくよくフューエルメーターを見ると、やや心許ないことに気付く。この先のルートを考えると、大館で給油が正解だったのでは?と悩みつつも小坂を通過。

2016 07 30 06

小坂から発荷峠がそのワインディング区間だが、すぐに目の前を前走車に阻まれる。加えて濃霧が辺りを覆い、前走車はスローダウン。譲ってくれればいいのにその気配もなく、そのままズルズルと峠まで走り切ることとなってしまった。無念。
発荷峠から国道103号を十和田湖とは反対側へ。相変わらずガタガタの路面を走って、大湯で国道104号。分厚い雲に覆われた薄暗い林間の道を走り抜ける。

青森県に入って、田子を通過。発荷峠から一定のペースを保てていることが功を奏しているのか、燃料は思ったよりも減っていない。
三戸で国道4号。さすがにクルマが多くペースは格段に落ちる。
南部から再びR104。ますます交通量は増加し、長い車列の一員となってしまったが、これはもう仕方がない。夕刻の八戸市街へと向かう幹線ルートなのだから。

八戸市街に辿り着いたら、まずは給油。結局、村上から460kmを走り切ってしまった。
エスの燃費とタンク容量を考えて、400kmをリミットにしているので、ちょっと引っ張り過ぎた。

八戸に来たのは、他でもない、北海道へと渡るフェリーに乗船するためだ。
これまでの北海道に渡るツーリングでは、漏れなく青森港から出航の青函フェリーを利用していたが、今回は道東がメインということで、アプローチを考えて八戸港出航のシルバーフェリーを選択したのだ。苫小牧港に向かうのこの航路なら、道東エリアは非常に近い(ように感じられる)

2016 07 30 07

初めての八戸港。フェリーターミナルに赴き、乗船手続き。北海道の観光シーズン、しかも三連休前であることから事前に予約をしていたため、手続きはスムーズに終了。
エスで乗船待ちの車列に向かうと、案の定、低床車ということで別の車列に誘導される。後から来たGT-Rと一緒に、離れた車列で待機。(GT-Rと並ぶと、S2000は軽自動車みたいに小さく見える)
特に最低地上高が低いと目されるスポーツカーは、乗用車の甲板ではなく、トラック甲板行きになることが多いのだ。

2016 07 30 08

さすがに北海道ハイシーズン、単車の数は多い。

22:00八戸港出航。8時間の航海時間ゆえ船室での睡眠となるが、1泊目の宿泊代が浮くのは大きい。
2等船室は賑やかだったが、雑魚寝の2等でも指定席なのは助かる。しかもマットまで付いている。(その代わり毛布はないけど)
体力が有り余っている1泊目はこれで十分。朝から走り続けたこともあり、出航早々眠りに落ちた。目が覚めれば、いよいよ北海道だ。

 Posted by at 6:28 PM
7月 242016
 

2016 07 24 01

長い旅が終わりました。

年一度の長期休暇。
業務の進捗を読んで、影響の少ない時期に取る休暇なので、いつでも自由に取得できるわけではありません。
でも、そもそも一週間もまとめて休ませてくれる休暇制度があるだけで、感謝しなくては。

ここ2年は海外に充てていましたが、本年はお待ちかね?のロングツーリングスペシャル。
7月中旬ということもあり、行き先は北海道に決めました。

ツーレポで紹介する北海道は、これまでに2編あります。
どちらもWeb版で、1編目が2007年北海道一周。2編目が2010年利尻・礼文編
実はその間、札幌には数回訪れているのですが、ツーリングが目的ではなかったので、6年ぶりの北海道ツーリングってことになります。

改めて言うまでもないですが、北海道は広いです。
なので「北海道」でひとくくりにするツーリングは、2007年のレポを反芻していただくとして。

今回のテーマは、ズバリ「道東」

許された日数をすべて、道東エリアを走りまくること、そして未踏の地である知床岬をこの目に焼き付けることを目的とした以外は、本当に何も決めずに、ただ地図だけを持って走り出しました。もちろん、このひとつ前の投稿に入れた野宿道具を背負って、です。

北海道、それも道東という茫洋としたエリアを、既に16万kmを過ぎたS2000を駆りながら、様々な事を考えました。
仕事では多くの業務を背負う役柄ゆえ、旅の途中に現実に引き戻され時間が止まってしまうこともしばしば。
準備万端で出掛けても、一週間も席を空ければ、いろんなことが起きてしまう。昔であればなかったことですが、そうもいかないポジションになってしまった。
もうこんな気ままな旅は、できなくなるのかもしれない・・・

ネガティブな思考の反面、こんな走りっぱなしで回しっぱなしの旅でも見事に応えてくれる過走行のS2000には、本当に感謝です。
今回のロングツーリングで走った距離は、1編目を僅かに上回る過去最高の4667.6kmでしたが、若かったあの頃(笑)と同様、何のトラブルもなく、へこたれることもグズることもなく走り切ったこの信頼性。
ほぼ同じ距離を走った2007年の時とは、「走らせ方」がまったく違います。選択したコースの趣もまるで異なります。
同じ距離でも、内容を考えればまったく比較にならない。詳細はご想像にお任せするとして・・・(笑

最初に言い訳がましく言っておくと、今回は天気に恵まれませんでした。
できるだけ天気を読んで、それなりに回避する努力はしたつもりですが。。。やっぱ全体的な印象として、かなりダメダメでした。
休みは決まってるし、北海道に行くと決めてフェリーは取っちゃってたからどうしようもない。そう考えると、同じような時期に行った2007年は奇跡だなアレは。

何せ10日間もある(行き帰り含めて、ですが)ので、レポも長丁場に・・・
が、いかんせん走りっぱなしの天気も悪いで、写真枚数がそれほどでもないため、淡々と進む気も(本当か)
さて、どうなりますやら。

真夏を迎え、エスはしばし夏季休業に入る予定ですので、しばらくはレポでお楽しみください(笑

 Posted by at 8:25 PM
7月 152016
 

2016 07 15 01

エスのトランクに野宿道具がびっしり。
しばらく見なかった光景です。キャンプツーリングは久しくやっていない。
ちょっと原点に立ち戻って、ツーリングを楽しみたくなりました。

旅をしようじゃないか。

ドライビングプレジャーを求めて。
今しかない、この時を楽しむために。 

 Posted by at 12:44 AM