4月 292017
 

2017 04 29 01

鷹狩山からの大展望を堪能した後は、県道497号に戻ってそのまま北上を続けることにする。
他に走るクルマにまったく出会わないマイナールート。
集落とも言えないような山間の農村を見ながら、快適に巡航する。

2017 04 29 02

県道31号に当たる角に、美麻の道の駅があった。トイレと缶コーヒー休憩。
K31は長野方面に少し行って、小川村から県道36号。旧道の市街地に入って左に折れるわけだが、ここが毎回わかりにくい。

2017 04 29 03

K36小川〜鬼無里間は、変化に富んで面白い。
最初のうちは、山腹の田園の中を走っているような感じで、どんどんと勾配を上げていきながらも、景色には常に長閑な農村風景が展開する。
満開のヤマザクラが、山肌のあちこち点在している上、足元には黄色い花々が常に目に入る。優しい色彩に包まれながら、ウネウネと走っていく。

2017 04 29 04

後半は、タイトなコーナーが連続するテクニカルコース。
再び一気に高度を落とせば、国道406号。鬼無里交差点を直進して、K36を続ける。戸隠方面へと向かう、これまた素朴な里山の道だ。

2017 04 29 05

これといった特徴があるわけではないが、それが信州の里山を繋ぐ道のいいところでもある。
固有の地形に刻まれたワインディングを堪能しながら、そこにある人の生業を感じながら走る。
R style Touringのコンセプトからすれば、まさにこういった道こそ楽しみのうちのひとつとなり得るのだ。

2017 04 29 06

途中、緩やかな峠に展望台があったので寄ってみた。
何十台ものツーリング中のバイクに占領されていたので、エスは道端に停めて景色を眺める。
この峠を越えれば戸隠なので、戸隠山に遮られて北アルプスは見えなくなるだろう。今回の見納めである。

2017 04 29 08

戸隠は観光地なので、人もクルマも多かったけれど、中社を過ぎたらほとんど誰もいなくなり、奥社を過ぎたら完全に独りぼっちになった。
この辺りは民家のない樹林帯となり、そこにはまだ雪が残っていて、道路以外の地表面は真っ白。トップから流れ込んでくる空気も明らかに冷たい。

2017 04 29 07

僅かなアップダウンを伴いつつ、ロングストレートがこれでもかと続く。
爽やかな樹林帯を貫く超高速コースに挑む。冬枯れてはいるものの、気分はホッケンハイムサーキット!(走ったことないけど)
春が訪れて間もない戸隠の森に響き渡る、F20Cの甲高いサウンドに酔い痴れていると、あっという間に信濃町に到達してしまった。

2017 04 29 09

一瞬国道18号に入って、すぐに広域農道「北信五岳道路」へ。
りんご畑の中を疾走する、高規格農道。なのだが、周辺の人々の抜け道にも利用されているのか、交通量は多かった。

国道117号に交差する所で給油。
この後、どう行こうか迷った。ここまで来たら渋峠を越えることもできるし、千曲川沿いを新潟方面に行くこともできる。
でも、次の日は平日だし、関越の渋滞が始まる前に、素直に帰還することにしよう。
今日は信州の里山を繋ぐ道を大いに堪能したから、それだけで満足なのだ。他の要素を混ぜてしまうと、印象が薄らいでしまう。

信州中野ICから上信越に乗って練馬ICまで。渋滞が始まる寸前という時間帯で、タイミング的にはギリギリだった。
総走行距離は600kmを少し超えたくらい。散歩と言うには、ちょっと足伸ばし過ぎ!?(笑

でもエスとなら、これも散歩のうち。旅って言えるツーリングになれば、また違った走り方がある。
晴れた春の信州散歩。定番になってマンネリしそうだけれど、それどころかいつ行ってもイイ!ので、今後も続けることになるのだろう。

2017 04 29 10

 Posted by at 4:52 PM
4月 262017
 

2017 04 26 06

アルプス展望道路から県道395号の狭路山道を下りて、国道19号に合流。大きく開けた谷間を、しばらく南下する。
この辺りのR19は、高山〜下呂間の国道41号に雰囲気が似ている(といつも思う)

通行止で通り抜けられなかった県道55号にようやく合流できたところで右折。
意外なほど急な山坂道を登坂して、今度は県道497号にスイッチした。ここから北上を始める。

なぜこんなマイナー県道を選んだかというと、この道、地図上で「鷹狩山」の東山麓を通過するように描かれているからだ。
今回、信州を目的にショートツーリングを企画した当初の目的は、この鷹狩山を訪れることだった。
しかし、前回訪れたのがもう何年前かまったく覚えてないほど昔のことなので、アプローチの仕方もほとんど覚えていない。
かつて訪れた時は確か、東側の山麓から登り詰めたような。。。そんなうっすらとした記憶を頼りに、山中の辺境の道を行く。

県道の途中で、見逃しそうな小さな看板を頼りに、分岐で右左折を繰り返した結果、なんとか目的の地にたどり着く。
大昔の記憶の意外な正確さに我ながら感心したが、初めてだと結構キツイかもしれない。
ツーリングマップルにも記載のない「鷹狩山展望台」。その絶景がこちら。

2017 04 26 01

遮るもののない大展望。眼前には北アルプス、後立山連峰の大絶景。
鷹狩山の山頂展望台は、自分の知る限り、雄大な北アルプスの峰々を間近に眺めることのできる展望スポットの中でも、随一の眺望を誇る場所だと思っている。

2017 04 26 02

アルプス展望道路よりずっと近くて眼前に迫り来る3000m級の峰々は、まさに大迫力。
加えてこの時期は、山頂付近に豊かに残雪を残した姿が、また凛々しいことこの上ない。

2017 04 26 03

蓮華岳 かなぁ

晴れることが多く、気温がさほど上がらないために空気もまだ澄んでいて、かつ豊富な残雪を湛えているという各種の条件がそろうのは、この時期ここ数週間しかない。
つまり、この絶景が拝めるタイミングは今しかないのだ。
その極上の絶景を、ここ鷹狩山の山頂から眺める。クルマで容易にアプローチ可能な山岳風景の極上スポットは、全国探しても、これ以上は他にないだろう。

2017 04 26 05

 眼下に広がる大町市街

これだけの眺望が拝めるのは、鷹狩山が、信州大町の街だけを飛び越えて、後立山連峰と対峙するように位置するからだ。
山頂まで至る車道は東側山麓にしかないので、ドライブ途中に北アルプスの風景はまったく見えない。その分、山頂にたどり着いた際に初めて眼前に広がることになる大展望には感動する。

2017 04 26 04

鹿島槍 かなぁ

山好きには、絶対にオススメできる展望スポットが、「鷹狩山展望台」なのである。 

 Posted by at 1:07 AM
4月 232017
 

2017 04 23 01

日曜日はお待たせしました、S2000。
昨日のdukeに引き続き、2日連続のお散歩ツーリングです。

エスが相手なら、お散歩と言いながら足が伸びる伸びる(笑
いつぞやの弾丸ツーリングとまではいきませんが、散歩ながらも走った感たっぷりのキモチイイお出かけとなりました。
久しぶりにレポしましょう。 

・・・・・・・

早朝の関越〜上信越を走って、佐久ICまで。
ICを下りてルーフをオープンにすると、想定以上に空気が冷たかった。
さすがは長野県、せっかく春仕様のジャケットに切り替えたのに、ちょっと時期尚早だったか!? と思いつつ、季節外れのこたつモードで走り出す。

2017 04 23 02

国道141号から広域農道「千曲ビューライン」へ。
佐久から上田、松本方面にはいくつもルートがあるけれど、ここは今まで走ったことがなかった。

その内実は、広域農道の名に恥じぬ?爽快な道。
並行するルートはどれも、退屈な印象が拭えない道ばかりだったが、これはいい道を見つけた。

2017 04 23 03

道端にはサクラ、サクラ、サクラ。
そう、信州では、だいたい今くらいがサクラの見頃なのだ。
標高による気候の違いにもよるだろうけれど、この時期にこっちに足が向きやすいのは、東京で見逃したサクラを愛でようとする本能があるからかもしれない。

千曲ビューライン、結構あちこちで分岐するのでトレースが難しいのだが、案内板がこれでもかと現れるので、ボーーッと走ってない限りは辿っていけるはず。
最後は丸子の辺りで県道82号に吸収されるのだが、この辺がちとわかりづらい。
ヤマ勘で走ってたら、塩田平を通過し、いつの間にか別所温泉街に到達していた。

2017 04 23 04

K82が突き当たった所が、別所温泉駅前だった。風情抜群の上田電鉄別所線終着駅。
上田〜別所温泉を結ぶ、たった11.6kmの典型的な地方鉄道で、このご時世、よく営業が続いているもんだといつも思ってしまう。
そんな余計な心配をしながらも、終着駅が醸し出す素朴な風景に、しばし身を委ねてみる。

2017 04 23 05

上田、塩田平、別所温泉のこのエリア、それだけで旅の目的にもできそうなほど濃密な香りがするのだが、それはいずれまた。
本日のところは駅前だけで、あとはどこにも寄らずに出発。県道177号から171号経由で国道143号。
青木村を過ぎれば、スーパー快走区間。ただそのまま行っちゃうと狭い青木峠で松本に行ってしまうので、途中の県道12号の分岐で麻績村方面へ。

2017 04 23 06

K12の青木〜麻績はナイスなワインディング。ぎゅんぎゅんエンジン回して峠を越えれば、点々と現れる民家の風景とともに、信州の更に奥深くに入っていく。
今回の旅(散歩)ではこの後、無数の峠を越えていくのだが、その度に現れる起伏に富んだ信州の里山は、何度出会っても印象的だった。
当初の目的は別にあったのだが、今回の旅(散歩)に里山の文字が入っているのは、それがもっとも強く心に残ったからに他ならない。

K12が国道403号と交差する所が、麻績村の中心地。
この交差点、当サイトのレポでは結構よく出てくると思われる(あくまで印象だが)のは、このまま真っすぐ行ったら「アルプス展望道路」と呼ばれる景色の優れたルートがあるからだ。
ただ、毎回アルプス展望道路というのも芸がないので、今回は別ルートを散策してみることにする。

R403を南下して、坂北で県道55号。これで生坂村、大町方面に向かうルートを選択したのだが・・・

2017 04 23 07

通行止めやんけorz

代替ルートでそのままR403を南下し、国道19号で迂回も考えられたが、、これはいかにもつまらなさそう。
かくして、またもやK12、アルプス展望道路のお世話になるのであった。。

2017 04 23 08

そのアルプス展望道路(K12の麻績〜信州新町の辺り)だが、「展望道路」には違いないのだが、めちゃくちゃに素晴らしい絶景の道路というわけではない、という印象がある。
北アルプスを見ながら走れる、というのがウリではあるのだが、その北アルプスが遠くて迫力がイマイチ。それに加えて、そもそも眺望が良い区間が限られている。

2017 04 23 09

そんなわけで、評価は昔ほど高くないルートだが、メジャーになってきた恩恵か、ここ最近改良が進んで、非常に走りやすくなっている。(↑の写真は改良されてない区間だが、基本的にはこんな感じ)
昔はもっと狭路悪路バリバリだった気がするが、今やそんな区間はごく限られていて、元気にエンジン回して走れるワインディングに生まれ変わりつつあるのだ。

絶景ロードから、走り応えのあるワインディングへ。
あんまり聞いたことのない進化の仕方だが、おかげで迂回路としても楽しめちゃうわけだから、まぁ悪くはない。

2017 04 23 10

 Posted by at 7:01 PM
4月 222017
 

2017 04 22 01

今日はフツーに朝起きて、久しぶりに390 dukeに跨りました。

冬の間は乗る機会も距離も極めて少なかったので、バッテリーが衰弱しているのは既報の通り。
この日も朝一発目の始動は、携帯バッテリーの助けを得ないと無理な状態でした。

この状態で遠出はできないと判断し、いつもより多少長めの散歩ライディングに留めておくことに。
途中、エンジン停止後に復帰できなくなると面倒なので、携帯バッテリーを文字通り「携帯」して出発。途中、1回だけお世話になりました。
アルファGTのバッテリー突然死の時に導入したこの携帯バッテリーが、こんな頻度で大活躍するとは思ってもみませんでした(笑

バッテリー換えりゃいいじゃん、ってまったくその通りなんですが、、運良く??来月車検なんですよね。
そう、10輪生活を始めて、あっという間に3年の時が過ぎたわけです。車検時についでにバッテリー交換すりゃいいかなと。
早速KTMのお店に、バッテリーの発注と、車検の予約をしておきました。

長距離はエスで走る方が楽しいので、390 dukeはまったく距離が伸びず。いまだ5,000km台です。
それに加えて屋内保管なので、3年が経とうとする今でも、新車の頃の風情を保ったままです。
少々勿体無いですが、複数台持ちですから仕方ない。

バイクに乗ると五感が刺激される感じがして、それがドライビングにも影響してくるようなところがあり、そのために乗っているようなところがあります。
なのでバイクでツーリングとかしなくてよくて(一緒に行きたいという人が出てくれば別かもですが)、たまに乗れればいいくらいの位置付けになってます。
クルマとは異次元の維持費の軽さ、機械としての精度の粗さ、まったく異なる操作感。そういうのを体験し感じることが、クルマ生活への刺激にもなるわけで。。

その刺激のために、このまま持ち続けようと思ってます。

 Posted by at 5:22 PM
4月 162017
 

2017 04 16 01

日差しが強いです。気温は25℃超えてます。
ついこの間まで寒いねぇって言ってたら、とたんにコレです。

最近つくづく思うけど、中間季(春秋)ってどんどん短くなっていきますね。
ここのところ梅雨も長いので、冬→夏→2ヶ月くらい梅雨→真夏→残暑→一気に冬、みたいな情緒のない気候の国になっていくのか。。

本日は仕事の予定で、愛人様と一緒に通勤しましたが、やむなき事情でフリーとなり、その足で愛人様とお忍び銀座デートしてきました(笑笑

来週くらいから、関東周辺のお山の冬期通行止も軒並み解除になるであろうと思われます。
さて、どうしようかな。

 Posted by at 5:42 PM