【鬼舞スカイライン】島前西ノ島の穴場的ワインディングロードを行く
また長いこと更新滞らせて、何が何だかわかんなくなってるかもしれません>GWの隠岐ツーリング(汗
隠岐の1日目は島後を周遊。ハナシはその翌日からです。
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島後の中心地、西郷の港のほど近くの民宿で一夜を明かし、朝一番でフェリー乗り場へ。
朝の便を予約しており、早くも島後を離れる予定だったからだ。
乗船の時間まで、フェリーターミナルの売店でおみやげを物色。隠岐の土産品は、品揃え的にもここが一番良かった。
隠岐と言えば地酒!ってことで、昨日のうちにスーパーの酒屋で調達したのだが、この売店の方が品揃えが良かったくらい(笑
<<< 車両甲板で昨日のコペンと再会
定刻通り8:30に西郷港を出港。昨日のような大混雑はなく、2等船室で十分足が伸ばせた。
出がけに宿の女将さんのご好意でいただいたおにぎりを朝飯にいただく。隠岐名物の岩のりをまぶした大きな丸いおにぎり。これが超美味!
実は前夜の居酒屋でもシメにいただいて、その美味しさに感動したのだが、それを翌朝にも食べられるとは思っていなかったので大感激だった。
隠岐を訪れたら岩のりおにぎり、これだけは覚えておいてもらいたい。(それと地酒(^ ^;))
船は島後を離れ、西の方角に浮かぶ島前へ。
3つの大きな島からなる島前のうち、中ノ島に立ち寄ってから西ノ島。この島の港で下船する。
島後とは異なり、いびつな島前の西ノ島は、走る道が限られていた。
国道485号はこの島にも走っていたが、フェリーターミナルのある別府港と、もうひとつの比較的大きな港の浦郷を結ぶわずかな区間のみである。
R485を辿った後は県道を行くが、険しい島の地形の海岸線の道には限界がある。すぐに島の尾根筋に登る道にスイッチ。
そこには絶景のワインディングロードが待っているという。
鬼舞スカイライン
つづら折れの道で一気に高度を上げると、ぽっかりと空に浮かんだような道に出る。
路面はざらついていて、金属製のゴツい蓋を被せられた側溝が時折現れる。更には、乾燥した茶色い泥のような物体・・・
お世辞にも快走とはいかない路面状況だが、右に左に展開する開放感と高所感に溢れる光景がそれを帳消しにしてくれる。
西ノ島の南端へと延びる尾根筋の道、通称「鬼舞スカイライン」。
スカイラインと聞いて期待して行って拍子抜けしてしまったほどショボイ道だったが、なぜだか気持ちがいい。
コーナリングを楽しむスカイラインではない。完全に景色を楽しむ類のワインディング。まず走っているクルマなど会うはずがないと確信してしまう光景。
なんとなく礼文島の道に似てる感じがしたが、あそこまで極地的&思った以上に良道、ではない。
そのスカイライン、あっけなく突端が訪れて終了。正確にはその先にもデコボコのダートが続いていたが、当然入り込む気はしない。
突端の駐車スペースにエスを停め、丘の上に見える展望台らしき東屋に向かって歩き出す。
丘の草原には気持ち良さそうに草を食む住民たちがいた。
この距離感。どこまでもお近付きになれる。
尻屋崎や都井岬に住む彼らの同志とは、まったく比べ物にならないほど綺麗な容姿をしていらっしゃる(笑
ちょうど繁殖期後だったのか、赤ちゃん馬が何頭かいて、これがまた凄く可愛い。
母馬の傍に纏わり付き、こちらに気付くと一心不乱に見つめてくる。
萌えた。
鬼舞展望所
丘の展望台は西ノ島、というより島前全体を見渡すことができる絶景スポットだった。
島前は、ひとつの大きな火山のカルデラらしい。それが半分海に沈んでいるので、いくつかの島に分かれて見えているらしいのだ。
確かにここから見ると、中ノ島、知夫里島と西ノ島の外周部は外輪山、西ノ島の焼火山がカルデラの中心に突き出た山に見える。
壮大な地形のドラマを肌で感じる雄大な景色に感動。
鬼舞スカラインは、走るワインディングとしてはもうひとつだったが、それを補って余りある景色を体感できるルートだ。