1月 272014
 

2014 01 26 01【大観峰】もはや説明の必要などない絶景スポット。今回は夜明けとともに訪れる。

翌日、夜明け前の漆黒のミルクロードを再び駆け上がる。
昨日は日没で終えた阿蘇。今度はその雄大な景色の夜明けを狙いに行くのだ。

北外輪山に取り付く途中で、軽自動車の後ろにつく。結構なスピードで躊躇なく上がっていくので、地元の人だろう。
防寒着で包んだ身体に、冷たい空気が纏わり付く。
外輪山の尾根に取り付き、周囲の景色が開けてくる頃、空が白み始めた。

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午前6:30、大観峰着。周囲は澄んでいるものの、大量の雲がそこかしこに垂れ込め、自慢の大展望はまったく拝めない。無念・・・
まぁ、今日から天気は崩れることはわかっていたので、仕方なしと割り切ることはできたけど。

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阿蘇山の勇姿は望むべくもないものの、谷底には雲が垂れ込めることもなく、早朝の青い色彩に染まったカルデラ独特の不思議な地形美を堪能することができた。

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大観峰には誰もいなかった。
まぁこの天気では期待して登ってくる方が珍しいんだろうけど。

周囲を雲に包囲されたかのような状況だが、不思議と景色は味わい深い。やっぱ阿蘇カルデラの雄大さがそう感じさせるんだな。
コーヒーでも入れてしばらく堪能しようにも、じっとしてると耐えられない寒さなので、仕方なく次なるスポットへ向かうことにした。

前日の夜に、ホテルからこの旅の途中で唯一このブログを更新したのだが、その際「天空の道」なる絶景ロードが存在するという情報を頂いた。
まったくその存在は知らなかったので、ネットで調べると場所も簡単に特定できた。
ツーリング始めた頃には、こんなことができるなんて思いもよらなかった。まったく、便利な世の中になったもんだ(^-^)

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その「天空の道」に行ってみようと、ミルクロードを引き返す。
ツーリングマップルには道路の線形のみが表示されるこの道、外輪山尾根のミルクロードから谷底に急降下する曲がりくねった道のようだが・・・

ミルクロードからしてすっかり雲の中に入ってしまい、ほとんど視界ゼロ。
その中でこの「天空の道」の分岐を探すのは難航しそうだったが、なんとかそれらしき枝道を発見。そろりと入りこんでみる。

当然こちらも視界ゼロ。ある意味、天空にいるみたいだ(笑

道は狭く、入り込んだら最後、折り返すことなんて不可能なので、とにかく進んでみる。
ほとんど知られていない道路だけに、対向車の心配はしなかったが、途中で落石とかで通行不能になってないことだけは祈らずにはいられなかった。

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やがて雲の下へ。外輪山の斜面に張り付く狭路が続く。
舗装はガタガタ。でもエスで入り込んでも十分走れるレベル。

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確かにこれ、天気が良い状態で上から降りてくると絶景だろうなぁ。
どこにも案内表示がなく、知ってなければ絶対入り込まない類の道だが、途中に展望台があったのにはビックリした。

阿蘇の外輪山ワインディングは、斜面が壁のようにそそり立っているので、どこを走っても急勾配。
特にこの天空の道は、国道まで迂回するのが面倒なので斜面に無理矢理道路作りました的な存在なので、かなり豪快なレイアウトだ。
それが結局、空中に飛び出すかのような絶景レイアウトに。

ぜひとも晴れた時に体感し直してみたいコースだった。

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 Posted by at 1:45 AM
1月 272014
 

2014 01 27 01

どんだけぶりかわからないですが、エスのクラッチフルードを交換しました。

実は最近、クラッチを踏み切って底から戻す際に、ペダルが一瞬くっついて戻りが渋くなるような違和感がありまして。
しかも現象が出たり出なかったり。微妙な感触の違和感ですが、そういうのがむしろドライビングプレジャーに大きく影響してくるので、何らか対策を打ちたいと思ってました。

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マスターシリンダーかな?とも思いましたが、まずは簡単な方からということで、フルードの交換。
クラッチフルードはブレーキフルードと同じ液体を使用していますが、ブレーキフルードより熱の影響を受けやすいため、劣化が早い傾向にあります。知らないうちに、あら?真っ黒、ってこともしばしば。
今回はかろうじてフルードの色を保ってましたが、かなり濁ってはいます。

クラッチのレリーズシリンダーから抜き取るわけですが、クラッチを何回かに分けて助手に踏んでもらいつつ、エアが噛まないように少しずつ排出して、ライン全体を新液に入れ替える作業。量が少ないので、意外とすぐに完了します。

フルードはPRF660を使いました。
クラッチ汁にはハッキリ言ってオーバースペックですが、手元在庫がこれしかなかったので。。

フルードは湿気を嫌うので開けたら使い切りたいところですが、クラッチだけだと余裕で余ってしまいます。
せっかくだから、ブレーキも近いうちに替えようかな。

クラッチの踏み心地は断然良くなり、今のところ底付きの違和感は出ていません。
もうちょっと頻度高く替えた方がいいかもしれないですね。

 Posted by at 12:50 AM
1月 252014
 

2014 01 25 01

今シーズン初めての朝練に行ってきました。
場所は冬場の定番、西伊豆です。

例年この時期だと、特に尾根筋は路面凍結していて、満足に走れないのはわかっていましたが、天気予報だと金曜土曜は気温が上がり、天候も良くなるとのことだったので出撃したわけですが・・・あえなく予想は裏切られ、いつも通りの路面でした(汗

濡れた路面はミューが低く、西伊豆スカイラインへ至るまでの道からして既にグリップが怪しくなり、リアがピクピクする始末。
西伊豆スカイラインの路面が乾いた一定区間を往復することにしましたが、なぜか野良犬が道路上をうろついていて、満足に走ることは叶わず。
朝練は不完全燃焼となりましたが、戸田と土肥に下りたりして周辺の空いたワインディングを走り回って、純粋にドライビングを楽しむこととしました。
西伊豆スカイラインのような環境だと難しい(路肩に雪が残っている)ですが、今日みたいな天候なら他の道は問題なしです。

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天気も予報とは異なり、薄曇りのイマイチな結果に。
ただ今回は、駿河湾越しに南アルプスがくっきり見えていました。
富士山はいつも見えますが、南アルプスがここまで存在を主張している光景は稀な気がします。
こうやって見ると、さすが3000m級が居並ぶ南アルプス、気が遠くなるほど広大な山域ですね。

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さて、今回急遽朝練に来てしまったので、タイヤとブレーキはツーリングスタイルのまんま。
本来であればブレーキパッドは1ランク上げたいし、タイヤもアタック用?のRSスポーツに替えて臨みたいところなのです。

今履いてるタイヤは、BBSに付いてきたPOTENZA S001なのですが、ツーリングではベストバランスなタイヤも、ワインディングをひたすら往復するようなシチュエーションだと、やはり物足りないです。
S001もグリップ性能に秀でたタイヤですが、ハイグリップタイヤを想定した足回りやボディ補強とのバランスがあるので、ある程度仕方がないこと。

そのS001も、リアタイヤがそろそろ・・・
今の総合バランスからすると、純正ホイールに履かせているようなハイグリップが良いんですが、ツーリング時を考慮して、高速安定性を重視したS001のようなタイヤも捨て難い。

どちらにしろS2000というクルマは、タイヤの性能によっていかようにでも性格が変わってしまうので、いつ何に替えるかはできるだけ慎重に選びたい。
いつどこを走っている時でも、S2000でしか感じられない気持ち良さを味わうために、妥協のない選択をしたいものです。

 Posted by at 10:58 PM
1月 192014
 

2014 01 19 08【県道339号 ミルクロード】延々と続くワインディングロードの先に夕陽が沈む。景色もワインディングも最高のstage、それが阿蘇。

阿蘇登山道路に向かう国道325号からの阿蘇山の眺望は素晴らしかった。
不思議なことに後になって気付いたのだが、ドライビングビューにあまりに集中していたからか、この抜群の眺望を収めた写真が1枚たりとも残っていなかった。
この時を境に、天気は徐々に下り坂となっていったので、スカッと晴れた阿蘇の写真は今回もナシ。不覚。

登山道路に入る頃には、そろそろ夕刻かという時間になっていたので、走っているクルマもまばらだった。
阿蘇のワインディングはどこを走っても楽しい。登山道路は特に、外輪山とカルデラの農地の風景が楽しめるのがいい。

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山頂近くの牧歌的風景も格別。
立ち止まって写真撮るってことがあんまりなかったけれど(初めて訪れた時以来じゃないか?)、ちょびちょび停車して阿蘇の風に吹かれてみた。

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草千里にはさすがに、馬だけでなく人がいた。修学旅行生が大半だけど。
考えてみると、いかにも観光地っぽい草千里で立ち止まって歩いたことってないかもなぁ。山頂の火口に行ったのだって最初だけ。
お決まりのスポットに行かずとも、存分に楽しめる要素が詰まってるってことかな。

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阿蘇南側山麓の走って楽しい豪快なワインディングロードはもちろん好きだが、阿蘇駅に向かって下りていく北側山麓のルートも、異なった趣があってとってもいい。
外輪山を遠目に、牧場の中を横断していく。道路の脇にはのんびりと草をはむ牛たちが。大きな排気音でびっくりさせない程度のスムーズな走りが、この道にはよく似合う。

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登山道路を下り切った所に阿蘇駅があり、その真ん前に道の駅があったので本能的に滑り込んだ。
なんせ阿蘇、とゆうか熊本のど真ん中。いろんな珍しいモノが揃っている気がしたからだ。

ただ、これが仇となって、直後の行程に影響を及ぼすことに。。
外輪山に日没を眺めようと思っていたのをすっかり忘れ、特産品選びに勤しんでしまったのだ。

走りまくるツーリングにあるまじき失敗! 店先に立つくまモンの存在感に、冷静な判断力を失ってしまったのか?(笑
時刻は17時をとっくに過ぎている。決して日の長くないこの時期だと、もう絶望的・・・

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諦めずに走る。

外輪山への最短路として、国道212号をひた走る。
阿蘇カルデラの巨大さが、こんな時に身に染みて感じられる。走れど走れど、外輪山はまだまだ遠い。 。

2014 01 19 20やっと外輪山の斜面に取り付いたと思ったら、今度はトラックの洗礼。

空荷でそれなりのペースで走ってくれていたが、幾分急ぎ足のS2000では相手が悪い。ディーゼルエンジンの排気を一身に受けながら、急勾配を駆け上がる。

麓では一度外輪山に沈んでしまった夕日が、ワインディングを駆け上がるにつれて再び顔を現した。
雄大な阿蘇のカルデラが、オレンジ色に染まっていく。

2014 01 19 21登り切ったところで、外輪山の尾根筋を走る県道12号を西の方角へ。
今にも草原という海原に落ちてしまいそうな火の玉を掴み取ろうかとする勢いで、アクセルを踏み込む。

が、ここでもトラックの洗礼。。

ミルクロードに折れたら視界は開けたものの、日没をゆっくり眺められて写真も撮れるような良いスペースが見つからない。

火の玉がいよいよ地表に触れようかと・・・した瞬間に、瞬時の判断で道端の空きスペースにエスを停車。大急ぎで撮った記念写真が冒頭の写真。。

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道の駅で道草食ってなければ、落ち着いてもっといい景色を愛でられたはず。まぁでも一応ギリギリセーフってことで(;

何でこんなにも慌てたかって言うと、明日になると天気が崩れるってことがわかっていたから。少しでも状況が良い時に、見ておきたいものは見ておきたいでしょ。

でも、天気が悪くても訪れるだけの魅力が、阿蘇にはある。
一縷の望みに賭けて、明朝阿蘇に再訪することは心の中で決まっていた。

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 Posted by at 6:42 PM
1月 192014
 

2014 01 19 01【五ヶ瀬ワイナリー駐車場】樹海の中のカルデラに浮かぶ阿蘇を遠望

国道218号を東へ。
いつぞやの九州ツーリングで探検した国道265号(今回のR445と比較しても、やはりR265は際立っている)を横切ると、熊本から再び宮崎県に入った。逆戻り。このまま行くと延岡に至り、本当に逆戻りなので、五ヶ瀬で県道8号にスイッチ。
R218とR265、R325に囲まれた区域の山間部を、無理矢理ぶった切るように延びるK8に乗り換えた理由は・・・

2014 01 19 02

五ヶ瀬ワイナリー

2日目の都農ワイナリーに次いで2軒目。その都農で、「九州のワイナリー」的なパンフレットがあって、ここの存在を知ったに過ぎず、それまでは全く知識にはなかった。ちょうど近くを通りそうだったので、記憶に留めておいたのだ。

2014 01 19 03

わざわざワイナリーに来なくとも、それなりのワインショップに行けば手に入る時代。それでも蔵元を訪れて、その土地の空気を感じつつその味わいに思いを馳せることも、旅の醍醐味のひとつではないだろうか。

都農ワイナリーと同様、たまたまこの年の新酒が出てきたばかりの訪問となった。
甘口ロゼのキャンベルアーリーと、白のデラウェアを購入。

まだ稼働してから間もないワイナリーなのだろうか。建物も新しく、ワインもそれほど充実しているわけではない。
まだ若い蔵元だが、地域に根ざして頑張っていただきたいものである。

2014 01 19 04

冒頭の写真と同じだけど、もうひとつこのワイナリーの特徴として、この眺望がある。
たまたまぶどう畑がこの辺にあるからか、それとも眺めのいい場所にレストラン(併設)を作りたかったからかはわからないが、周辺の農村と樹林帯、そして遠くに見える阿蘇と、とにかく抜群に眺めが良い。芝生の斜面に寝っ転がってこの景色を愛でていれば、1日いても飽きなさそうである。

2014 01 19 05

K8に復帰。しばらくは軽いアップダウンを伴いながら農村地帯を抜けていくが、やがて狭路の注意表示とともに、急激に道路状況が変化する。
雑多な樹林帯の中を行く暗い道。所々にすれ違えるだけの道幅があるのでそれほど緊張は強いないが、そもそも走ってるクルマがいない。
そりゃそうだろう、通り抜けるだけだったら東西に並走している国道を使えばいいんだから。

→→→ナイスなヘアピンカーブ。右の小径から走ってきて、そのまままっすぐかと思いきや、K8は折り返し。油断して曲がりきれなかった。コルシカ島かここは。(行ったことないけど)

ラリーコースをしばらく楽しんで、国道325号に出た。

阿蘇に向かうR325は、打って変わって開放感抜群のハイウェイ。ただトラックに行く手を阻まれ、景色イマイチのクルージング。

2014 01 19 06

R265に合流し高森峠を越える。
今回も阿蘇。
毎回訪れているが、九州の定番ツーリングスポットだから仕方ない。

何回訪れててもまだ走ったことのない道があったりと、そのワインディングボリュームは全国的に見ても例がない場所だから余計に機会が増えるのだ。

←←←おぉ阿蘇。外輪山を越えると眼前に迫り来る。

カルデラの底に降り立つと、阿蘇山の迫力は一段と増す。目の前に壁のようにそそり立つ。

2014 01 19 07毎回訪れている阿蘇だが、こんなにも天気の良い日は初めてじゃないだろうか。
いつも薄曇りか雨降りに当たってしまうからか、こういう光景はあまり記憶が無い。(と思ったが、2008年の南九州ツーリングレポに、同じ場所で晴れてる光景があった)

R325を経由して阿蘇登山道路へ。
最高の天気の中、久しぶりの阿蘇のワインディングを堪能するのだ。

 Posted by at 11:30 AM