4月 292014
 

2014 04 29 01

エスのブレーキのマスターシリンダー。
車検前に新品に交換しました。

というのも、マスターシリンダーの根元からフルードが滴り落ち、エンジンルーム内のフレームを濡らしていたため。
ブレーキフルードが塗装を侵すのは有名なハナシで、このまま放置できないのはもちろんですが、それ以前にブレーキという重要部位に不安を抱えたまま走るわけにいきません。
迷う余地のない交換です。

オーバーホールという選択肢もありましたが、予防整備として個人でのんびり修理するならともかく、既に不具合が現れている上、距離が距離なので新品交換とすることにした次第。
エスは10万kmを目安によく発生するそうなので、気にしておいたほうが賢明です。特にブレーキを酷使するシチュエーションが多い場合はね。

マスターシリンダー換えることで、自動的にブレーキフルードも全交換。
やろうと思ってたとこだったから、ちょうど良かった。
ブレーキに出たから、クラッチのマスターシリンダーにもそのうち出るかもしれないので、注意しておこうと思います。

 Posted by at 5:12 PM
4月 282014
 

翌朝7時に天神を出発。
台風の影響から逃れたようで、雲の切れ目から降り注ぐ日差しが眩しかった。
都市高速に乗って、福岡ICへ。

2014 04 27 10

九州道をひた走り、いつものようにめかりPAで九州とお別れをする。

2014 04 27 11

>>>隣に停車してきたアバルト595。
今はお高いのでとても買えないが、値が落ちてきたら所有してみたい1台。

写真ではクルマを離れるためにルーフは閉じてるけど、今日は走り始めからフルオープン。
晴天が久しぶりだったので、しばらくはオープンドライブを楽しむつもりだった。

本州に渡り、中国道をひたすら東へ。
次の給油ポイントまでノンストップのつもりだったが、中国道の山間部が思いのほか冷えていたため、中間のPAに緊急ピットイン。
最初の給油後にもやっぱり冷えて、中国道では計3回のピットインを余儀なくされた。

大阪、京都を通過し、16時頃に新名神土山SAで最後の給油。
その後は東名阪、伊勢湾岸、東名と繋ぐが、どこまで行っても交通量が激少。台風の影響で、世の中は出控えしていたのだろう。とにかくガランガランなのである。
台風も少しはメリットあるな(笑

2014 04 27 13

ところが、台風に追い付いたのか、東名では何度か大雨に見舞われた。
こちらと言えば、福岡を出て以来、ずっとオープン状態。停止しないと屋根を閉じることはできない。

ある程度の速度であれば、雨が降ってもコックピットが濡れることはないのだが、雨量が多かったためにサイドウィンドウを伝った水滴が肩を濡らす。
けれどこっちはゴアテックスのジャケットで完全防御。ここまで来たら、最後までオープンで走り通してやる、ってことで、幾度も大雨に見舞われながらもそのまま走行継続。

周囲からは変な目で見られてたんだろうナァ(オープン乗りはそんなこと気にしちゃイケマセン)

御殿場過ぎても厚木に近付いても、まったく渋滞の気配なし。厚木付近では、前を走るクルマが2、3台しか・・・こんな空いてる東名には二度と出会えないだろう。
旅の最終日、いつも最後の難関である渋滞地獄はいつも覚悟してはいるだけに、それが無いというのは拍子抜け、ではあるが、無いに越したことはない。

すいすい進んで20時前には東京IC。非常に平和な帰還だった。
結局、帰宅までオープンのまま。この距離をすべてオープンで走り切った記憶はない。幌閉めて走ると排気音が籠もるので、それがないのは高速であろうとかなり快適だった。

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というわけで、計8日間の九州再探訪ツーリング[後編]は終了。
何度かテーマになってる九州ツーリングだけど、九州7県全てに足跡を残したのは、意外にも今回が初めてでした。

総走行距離は4,202.6km。燃費は11.37km/lってとこ。
個人的に、結構走ってる率が高い印象がだったんですが、それは前半の宮崎、鹿児島辺りのドライブがすごく印象的だったから。(レポしたのは相当昔ですが・・・)
後半の動きはこれまでにない趣向であり、走りのツーリングを期待されている向きからすると、ちょっと退屈だったかもしれません。
でも、年月と経験を重ねるに連れて、異なった要素を混ぜていくというのも、単調にならないという意味でも必要なことと捉えてます。

これにて全26回の九州再探訪[後編]レポートは終了。
ロングツーリングとはいえ、レポするのに約半年もかかってしまうのは問題(滝汗)ですが、遅レポに最後までお付き合いいただいた皆様に感謝。
いずれまた、九州には訪れることになると思います。その時は、今回以上に印象的な旅ができようエネルギーと好奇心を蓄えておきます。

それではまた、次の旅でお会いしましょう。

2014 04 27 14

 Posted by at 12:30 AM
4月 272014
 

伊万里のセブンイレブン(こっち側ではあんまりエブリワンを見かけない)でコーヒー休憩の後、R204を辿ったまま呼子方面へ北上。
この先の想定ルートは有って無いような感じで、途中途中で渡れる島々に立ち寄るのも一興と思ってたが、案外時間が厳しく、素直に国道を走り続けることに。

更には、呼子に行くのと唐津に寄るのを天秤にかける自分。。波佐見ですっかり火がついてしまったようで、唐津焼の一端に触れたい欲望がムクムクと沸き起こってしまった。
最後まで迷ったが、呼子のイカより唐津焼(元より食い物には全然執着ないんですがね・・)って結論に達し、唐津への最短路となる県道33号にスイッチ。
呼子を完全にショートカットする形で、唐津へと到達した。

唐津焼ったって、全然前知識がない。
ひとまずiPhoneで検索かけて、引っかかった所で良さ気な所に行ってみる。(←実は佐世保の夜に前調べしていた。なんだ、行く気満々じゃないか(爆)

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隆太窯 

県道から山道を数分入っていった所に。。
これバス停に見えますが、よく見るとなんちゃってバス停。バスが来る時間なんて書いちゃありません。
こんな山道にバスなんて走ってるわけないし。

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ここでは仙人がバロックを聴きながら、足でロクロを回しているらしい(謎

・・・それはさておき、窯場そのものが山里風情で、小屋が複数散在している。
ギャラリーとなっている小屋には、作家親子それぞれの作品が並んでいた。

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波佐見のそれとは異なり、完全に一点ものの作品ばかり。当然値も張る(冷汗

その中に1客だけあったカップ&ソーサーの、渋みと野性味が同居したデザインが気になった。
陶房の従業員の方に、このカップの特徴である粉引きという手法について話を聞く。
これに関しては一見した印象より値付けがお手頃だったので、購入することにした。

従業員が忙しなく出入りしていて、あんまり邪魔しても悪かったので、その後は敷地内の登り窯とかを勝手に見て回った。
創作環境として理想的な場所にこだわって環境構築した跡が見て取れる、とても気持ちのいい陶房だ。

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赤水窯

2014 04 27 072軒目に訪れたのも親子で陶芸家な方の店。
こちらはギャラリーのみで、唐津バイパス沿いの賑やかな場所にあった。

さっきカップ&ソーサーを買ったので、こちらでも特徴的なそれを探した結果、これぞ朝鮮唐津といったような釉薬のコントラストが美しい1客を購入。

実用的な波佐見焼とは異なり、どう見ても芸術作品みたいな唐津焼は、日常生活に使用せず飾るだけという人もいるかもしれない。
しかし実用面を想定して生み出された焼き物は、1点モノと言えども日常的に活用して活きてくるというもの。
手にしたものは、大切にしながらガンガン使っていくつもりだ。

・・・・・・・・

あんまり走ってないのに、既に時刻は夕方。
R202をそのまま行けば最後の停滞地である福岡市街に着くのだが、最後ということもあり、もう少し走りたくなって最後の悪あがき。
2014 04 27 08国道323号にスイッチして山間のルートを取り、北天グリーンロードと県道を繋いで国道263号に出る。県道以外は快走ルートで、薄暗い山里の道を気持ち良く疾走。

三瀬峠を旧道で越える。
並走する有料のトンネルを避けるためか、走る車が多い。
峠を越えると、徐々に市街地の中へと入っていく。それにつれて、道路も混雑気味に。

R202に再び合流して、福岡天神。今夜の宿に滑り込む。
2014 04 27 09結果的にそんなに遅くならなかったので、天神の街に出て、個室ブースで食べる博多ラーメンに舌鼓を打つ。

その後は目的もなく本屋とかをブラブラしてからホテルに帰って就寝。

明日はいよいよ帰京の日。つまり、ようやくの最終回です(汗

 Posted by at 5:26 PM
4月 242014
 

2014 04 24 01【生月島 サンセットウェイ】荒れ狂う暴風を切り裂き、ダイナミックなコースを堪能

翌日、佐世保から県道11号、国道204号と繋ぎ、佐々から県道18号へ。
初めて九州をツーリング(2004年)した際に通った道路で、途中の寂しい公園の駐車場にて野宿したことから、妙に印象深い道。これと言って特筆すべきコースの特徴などないのだが。。

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田平天主堂

R204に合流して、道の駅の前で再び県道に入り、不安になりそうな田舎道を進んでいくと、周囲の景色とは不釣り合いな天主堂が現れる。
大正時代に建てられた教会で、そろそろ築100年になろうかという建造物。ここまでしっかりと、レンガ造の教会意匠が残っている例はなかなか無いんじゃないかと思わせるくらい、パーフェクトな容姿だった。

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九州西部の海沿いには、古い教会建築がたくさん残っている。
そのどれもが個性的で見応えがあり、また地域の生活にしっかりと溶け込んでいる感じがして、地域独特の文化を見て感じる上では見逃せないスポットだ。

R style のツーリングでは、結構昔からこういう建築をくまなく訪れているのはそういう理由。
特に信心深いわけでは全然なく、単純に前述の理由と、お寺とか教会みたいな宗教建築の意匠に興味があるゆえ、どうしてもじっくり堪能したくなるのだ。

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コンサバティブなレンガ造と思いきや、屋根は純和風な瓦屋根。このハイブリッド感が最高に面白い。

こんな大胆な組み合わせを取り入れ、今日まで残るような建造物を設計したのは鉄川与助という人物。2006年の五島列島ツーリングで訪れた、数々の教会の設計者と同一人物である。
地域の教会というテーマに、それぞれの風土を考慮しながら様々なデザインで応えた鉄川の能力は計り知れない。これだけ狭い地域に多くの天主堂を後世に残しておきながら、ひとつとして同じものがないのだから。

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ステンドグラスにも一切の手抜きなしである。

田平天主堂はツーリングマップルに載ってたので訪れることができたが、この他にも名も知れない教会がたくさん残っているに違いない。(特にこの平戸周辺には)
そういう存在も調べた上で、いずれはツーリングの目的としてみたいものである。

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さてここまで来たら平戸島に渡らないわけにはいかない。
雨こそほとんど降っていないものの、頭上の雲は分厚く、何より風が相当に強い。
実は台風27号が九州に再接近していたのがこの日だったのだが、台風の位置とは九州本土をはさんで正反対側にいることになるので、影響は少ないと踏んではいた。

2014 04 24 10

風が強くて困るのは、この先、島に渡る手段が橋だということである。
運悪く通行止になっていたりしなければいいが。。

最初の平戸大橋。ツーリングマップルには「風速15mでバイク通行禁止」と書いてあるが、特に通行規制は敷かれていなかった。
以前渡った際は有料だったような気がするが、無料で渡れた。

平戸島では川内峠に向かったが、この天気ではちっとも楽しくない。
県道19号でさらに西へ。

2014 04 24 11

生月大橋

その先、向かうところと言ったら当然、生月島。
その生月島に渡る生月大橋は、一度見たら忘れられない優美なトラスと爽やかなスカイブルーの塗装が印象的な橋。
この生月大橋も、以前は有料だったが無料化されていた。(後で調べたら、2010年4月に平戸大橋とともに無料化されたらしい)

そんなに古い橋ではないはずだが、過酷な環境によって美しいトラスにはサビが散見され、スカイブルーの輝きもやや失われつつあった。その塗装補修のためか、一部仮設足場が掛かっている。

普通なら吊り橋でつくるような長大スパンを、わざわざトラスで渡しているところに存在感がある橋。トラスの構造体は、まさに機能美といった感じでとても好きな橋だ。
平戸島側からジェットコースターのごとくアプローチする、あの感覚もいい。

暴風吹き荒れ、海峡も白波が立っているが、何とか通過。麓の道の駅で、暴風にもかかわらずルーフを開ける(笑

2014 04 24 12

生月島は、西海岸線を走る通称「サンセットウェイ」が白眉だ。
断崖を眺めながら走る豪快なワインディングロード。先々に現れるコーナーに自然と吸い込まれていくかのような、リズムのいいドライビングが楽しめる。

楽しいワインディングロードほど、走っているとあっという間に終わってしまう。
何度か往復したい衝動を抑えながら、島の最北端へと向かう。

2014 04 24 13

大バエ灯台

生月島最北端の大碆鼻の丘高くに立つ小さな灯台。
わざわざ灯台に登るのも躊躇するほどの暴風吹き荒れる環境だったが、一応登っておいた。

ここは灯台そのものよりも、この丘からの景色が素晴らしい。
海原の先には、見えないけど対馬が浮かんでいるはず。西の方角には五島列島だ。

海だけでなく、起伏のある生月島の地形が味わえるのもいい。

2014 04 24 14

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生月島、思えば2004年に最初に訪れて以来の再訪。
楽しみ方は相変わらずだったが、美しい生月大橋を眺め、豪快なワインディングを独り占めできるのなら、何度でも来たい。

帰りのルートはやっぱりサンセットウェイ。
平戸島に戻り、平戸大橋を渡って本土に復帰した後は、交通量の多いR204を、淡々と走って松浦、伊万里方面へと向かった。

 Posted by at 8:51 PM
4月 202014
 

昨年から延々続いている九州ツーレポ、完全に間延びしちゃってる感じですが、、、ここまで来たら一応最後まで書かないと気が済まないので、今しばらくお付き合いください。多分あと2〜3回・・・

どんないい旅でも、臨場感伝わんないとイマイチだよな〜、と思いつつ粘り強く続けてみる(^ ^;;

その一方で、ここ数ヶ月現在進行形のネタとして書きたいことはそれなりにあるわけですが、それも溜まる一方で、吐き出す機会がない。
ひとまずエスのことについてだけでも、ちょっと書いておきます。

2014 04 20 01

まず先週、通算4回目となる車検を通しました。
走行距離だけ見れば、かなりいろんな整備が必要になりそうなお年頃ですが、普段のメンテナンスが功を奏しているのか、4回目の車検だからと言って、特別やるようなことは特にありません。
ま、国産車だけにそれだけ信頼性があるってことでもあるわけで、ますます2年毎の車検制度、陳腐化も甚だしいって気になります。

ただ一点、ブレーキのマスターシリンダーの根元のパッキンからフルード漏れの疑いがあったので、大事を取って車検前にマスターシリンダー本体を新品に交換しました。
10万kmを超えると交換が視野に入ってくる部品のひとつで、致命的な漏れではなかったにせよ、予防的メンテとしては今やっておいてちょうど良かったかと。
他にも交換時期に入っている部品は多々あるので、そういう部分は今は問題なくても注意は払っておくべきでしょうね。

また、車検とは関係なく、特に不具合があったわけではですが、イグニッションコイルも純正新品に交換。エンジンの点火系を司る部分なので、リフレッシュの意味合いでの交換です。効果的には、プラグを新品に交換するようなもんかな。
それにしても、ダイレクトイグニッションなので、部品代が高い(汗
なので、ここまで引っ張ってしまいました。

コイルと同時に、ECUのセッティングをアップデート。
ウチのS2000にはGENROMが入っていますが、そのGENROMのASMスペシャルバージョンというのが完成したとのことで、プログラムを書き換えてもらいました。
自分のにはフラッシュROMバージョンのGENROM(現在入手不可)が入っており、こういうアップデートができるってのが素晴らしいです。入れっぱなしにせず、より良い状態に改善していけるっていうのが自分的にはポイント高。
ECUセッティングはドライブフィールにめちゃくちゃ影響あるので、どういうドライビングができるのか非常に楽しみです。

あとは、タイヤの交換をそろそろ。GW明けたら考えることとして。

今シーズンも快調で楽しむことができるよう、体調は万全に。
いつでも出撃OKです。

 Posted by at 12:09 AM