10月 292017
 

2017 10 29 01

ビートの運転席廻りです。
いろいろと手の入った個体で、内装も然り。使い込まれた社外ステアリングや、自作パーツなどで、アウェー感満載でした。
そのままでももちろん乗れますが、コックピットについては、特にオーナー個人の好みが大いに反映される部分。
自分が好む操作感と感性に従って、徐々に手を加えています。

運転中、常に目に入り手に触れているステアリングホイール。
手元に来た時は、赤いスパルコ製が着いていましたが、主張が過ぎる感じだったので、大人しめに変更しました。
とはいえ、弾けるような元気さが特徴のビートという車種のイメージは残しておきたい。
これといったものが見つかるまで、EK9で使用してたmomo製ステアリング(←まだ大事に持っているのです)を仮に着けていました。

ここ最近、集中的に物色して選んだのが、OMPの小径ステアリング。敢えてのmomo外しがコダワリ(笑
と言うより、ワンポイントでイエローが使用されているのが気に入りました。
OMPのロゴもそうですが、センターのイエローレザーラインが控えめながらオシャレ感抜群。
ステアリングはゴテゴテしているより、このくらいの方がちょうどいいと思います。(常に目に入るので)

このステアリング、実は超小径で、30Φしかありません。
ビートのイメージ、コックピットの狭さから超小径が合うと思い、また一度こういう冗談みたいな(笑)小径ステアリングを試してみたかったという子供じみた好奇心から選んでみた次第。
着けてみると、まったく違和感なく、むしろこのくらいのサイズの方がバランス取れている、と思わせるくらい。

ただ当然ながら、操作はかなり重くなります。
ビートにはパワステが着いてないので、ミッドシップ&小さなタイヤでもここまで小径にすると、かなり腕力が必要になります。
腕っぷしはまぁ弱い方ではない方ですが、さすがに街乗りだけだと気になるレベルかも。。
まぁしばらく試して、どうしても気になるようだったら、次のを試してみることにします。

ちなみにステアリングホイールは、汎用ボススペーサーで30mm手前に出しています。
これは旧オーナー様が着けていたものを、そのまま流用。非常にいい感じのポジションを取れたので、継続使用させていただきました。
専用のネジがなかったので、ひとまず皿ビスで締めています。
ホーンボタンは、EK9の時に使用していたNSX-R純正を再利用。momo用ホーンボタンなので、OMPには合いませんが、ホーンリングを別途調達して装着してます。

ステアリングを交換するなんて十数年ぶりなので、実に新鮮でした。結構、試行錯誤してしまった。
一番困ったのは、センターが出ないこと。最初はステアリングボス周辺でいろいろ小細工しましたが、そんなレベルのズレじゃなかったので、結局タイロッドにて調整しています。

ステアリングホイールの他には、シフトノブ。
汎用の球型ノブが着いていて、これが非常にいい操作感だったのでそのままでも良かったのですが、ヤフオクで物色してたら、米国ブランドでビビビとくるモノがあったので、それに交換してます。
アルミ製ガンメタの質感にリトル・ギャングっぽさが出て、イイ感じです。ここでも装着時に、多少の小細工を。。

シフトブーツ、サイドブレーキグリップ・ブーツは、これまたヤフオクで(笑
イエローステッチで、ステアリングのワンポイントと共に、ボディカラーとコーディネートしてみました。

オシャレ感と遊びゴコロを自分なりにミックスしてみたコックピット。
ここ最近、休日や夜のガレージで黙々と作業してることが多いですが、これがなかなか楽しいわけです。

 Posted by at 4:52 PM
10月 282017
 

2017 10 28 01

今月は週末に限って雨。イヤんなっちゃいますね。
当然、出掛けることは叶わず。今年の秋は、完全に不発。気合が入っていただけに、至極残念です。

そんな意気消沈な週末ですが、時間ができたのでビート弄りに励んでました。
タイヤ外して何やってるかというと、ステアリングのセンター出し。
当初から微妙にセンターがズレていたのですが、小径ステアリングに変えたら如実にズレが強調されてしまい、とても気持ち悪いので調整することにしました。

ステアリングの調整は、左右のタイロッドの長さを調整することで可能です。
ただ、計器がないプライベートガレージでは、原始的な方法をとるしかありません。
タイロッドにマーキングして、左右均等にネジを回して調整。当然、ジャッキアップしてタイヤも外さなければできません。
センターが出たかどうかは、実際に走ってみないとわからないので、調整しては走っての繰り返しになるわけです。

つまり、ジャッキアップ→フロントタイヤ外す→タイロッド調整→タイヤ装着→ジャッキダウン→本締め→試走→最初に戻る、を繰り返すわけで、さながら自動車部の訓練のよう。(実際そんなことしてるのかは知りませんが)

結構ズレ幅が大きかったので、何度も何度も上記の作業を繰り返して(汗)、ようやく違和感がほとんどないレベルに。
ここから先はアライメント調整の領域だと思うので、目的は達成したと判断しました。

2017 10 28 02

タイヤ外したついでに、コチラのご紹介。
無限製のダンパーです。

前オーナー様が装着したので、まだまだ新しいPP1用無限ダンパー。減衰力も車高も固定式ですが、非常に具合が良いです。
街乗りでは多少ゴツゴツとはしますが、自分にとっては気にならないレベル。
一番得意なワインディングでの仕事には、非常に好感が持てます。ストロークたっぷりで姿勢制御にも長けていて、美味しいスポットの広いダンパーです。

装着時に同時に、ブッシュ類が純正新品に替えられていることもありますが、25年前のクルマとは思えないほど乗り味がスッキリしています。この仕様でガンガン楽しみたいと思わせてくれる。
これ一式、自分でやるとなると労力も金銭的にも大変なことですが、この仕様がコミコミで付いてきたのは非常にラッキーでした。
足回りの仕様で悩むことは、当面なさそうです。

 Posted by at 5:34 PM
10月 262017
 

2017 10 26 01

ビートを手に入れた理由は、最初に書いた通りですが、もうひとつ、イジって楽しめるクルマが欲しかったんですよね。

S2000は、コンセプトに則して育てた結果、かなり完成度が高くなっているので、大幅に手に入れたいと思うところがあまりありません。
今の状態でかなり気持ちいいマシンになってるし、そもそも距離が距離なので、維持保全的メンテナンスが中心になっている。
アルファGTはノーマルに近い状態で乗りたいので、イジってみたいという気持ちすらない。愛人様に関しては、ご機嫌取りだけで大変、というのはありますが(笑汗

てな具合なので、パーツをとっかえひっかえ楽しむみたいな楽しみは、最近はすっかりご無沙汰でした。
せっかくガレージがあるのに、ちょっともったいない。プラモデルみたいに切った貼ったして楽しめるクルマが1台欲しいな、という気持ちがあったわけで。
何とも贅沢なハナシではありますが。。

そこで白羽の矢が立つのが、90年代のホンダ車。
昔々EGシビックに乗っていたこともあり、馴染みがあるし、何と言っても今のホンダにはない面白いクルマが揃っている。
シビックでもCR-Xでもよかったのですが、普通車3台は結構キツイので、ビートが最有力だった、というのが背景でしょうか。

ただそう言いながらも、手に入れた個体は既に相当手が入れられており、自分が追加でどうしても手を入れなければならないような箇所は、ボディの塗装くらいしかない状態。
まぁそれは安心して乗れる最低限のベースということで、ちまちまと切った貼ったして楽しめればいいかなくらいで思っています。

休みの日や、平日仕事から帰った後の深夜のガレージ内で、あーでもないこーでもないと、バラしたりくっつけたり。
時間がなくなって、また続きは今度にしよう!って放り出しておけるのは、ガレージライフの特権。

ひとまずは内装関連をいろいろと遊んでますが、やっぱりおもしろいですね。
知恵を絞ってこうしたらどうだろう?とか、こんなパーツがあるのか!とか、過程を楽しみながら、自分の感性に合ったクルマに仕立て上げていく楽しみ。
他の2台とはまた違ったカーライフを提供してくれる3号車です。

 Posted by at 12:51 PM
10月 262017
 

2017 10 26 02

ファーストインプレッションから間が空きましたが、実際に走らせた印象をレポートします。

ビートをドライブした印象。
何と言っても、遅い!!!(笑笑

とにかく遅いです。660ccの3気筒NAですから、当たり前っちゃ当たり前ですが。
カタログ値64psですが、経年劣化で50ps出てるかも怪しいでしょう。
いくら軽いからって、速いわけがありません。

なので、一生懸命シフトアップしても、全然スピードが乗っていかず、やたらベタ踏みです。
街中から出てしまうと特に、全開率の高いこと高いこと(笑
このシリーズ記事の題名が表している通り、いつでもどこでもフルスロットル!、ってことになってしまいます。

そして、これが異様に楽しい!

どんだけアクセル踏みつけても、出るスピードはたかが知れてるので、バンバン踏んでいけるわけです。
しかも全開時には、3連スロットルと4本出しステンレスマフラーのおかげで、とても勇ましい吸排気音が鳴り響きます。
アイドリング時の軽トラ音はそこにはなく、むしろスポーツカーを駆る高揚感がある。どんどん踏んでいきたい衝動に駆られる。
そんな欲望に忠実に楽しめるのが、ビートの楽しさの源泉なんだということを実感してます。

そんな楽しいアクセル操作に対して、ブレーキはいまひとつ。
剛性はあるのですが、何しろ効きません(笑
こんなに車重軽いのにどうして??ってくらい。

フロントタイヤ径が、今や絶滅に近い13インチなので、その中に収まるブレーキサイズが小さいというのはあるけれど。
でも、何と言ってもビートはミッドシップ。ブレーキ時に前に荷重がかからないのです。(フロントエンジンのクルマに比べて、ね)
その上、ロックまでの許容範囲が狭い。下手なブレーキではすぐにロックしてしまう。ABSなんて当然着いていませんから、場合によってはコワい思いをします。

フロントに荷重がないということは、ブレーキで前荷重をしっかり作ってやらないと、コーナーリングが上手くいきません。
雑なコーナーリングでは、簡単に強めのアンダーが出ます。 

現代のハイグリップタイヤ履いた電子制御満載のクルマに乗っているとまったくわからない世界ですが、ビートは構造が単純で余計なものが一切ついておらず、しかもミッドシップ。
より一層、基本に忠実なドライビングを心掛けないと、上手く走ることができません。

そういった意味では逆に、ドライビング・ジャンキーにはこの上なく楽しいクルマ。
いかに姿勢を制御するかが重要で、荷重コントロールの練習台として最適。
旋回を始めてしまうと、車体の中心を軸にして、駒のようにくるくると気持ち良く曲がってくれて、これがまたヤミツキになるわけです。

 Posted by at 12:02 PM
10月 232017
 

2017 10 22 01

ここ2週間ほど、毎日ずーーっと雨です。
比較的、雨が多い季節なのはわかるけど、ここまで降り続くのは異例です。

そして季節外れの大型台風の直撃。これを書いている今まさに、東京地方は暴風雨。
台風の通過そのものは一瞬ですが、台風によって刺激される秋雨前線が活発に活動するのは困りものです。
せっかく10月の週末は走りまくろうと思ってたのに、計画倒れに終わりそう。

そんな悶々とした日々を過ごしていたところ、魅力的なお誘いが。。

エリーゼ乗りのハリソンさんから、2号車で街中ミーティングしましょうというご提案がありました。
元々、エリーゼとS2000で、ビーナスかっ飛ばそうぜ!っていう主旨だったのですが、問題なのはこの天気。
どう考えても、かっ飛ばすには気分の乗らない空模様っていうのが確実だったので、嗜好を変えて、お互いの2号車でまったりミーティングすることにしたのでした。

ハリソンさんと自分には、3台持ちという共通項があります。
その上、1号車トップガンは走り特化のオープン2シーター、2号車はブルーボディーにクーペスタイルで4人乗り、3号車は単に屋根空き(笑)と酷似しています。
その中で、今回初めて「2号車」というテーマで集まることに。

横浜みなとみらいの某立体駐車場が集合場所。2台の都会的な青い2号車には、ぴったりのシチュエーションです。
待ち受けるハリソンさんの2号車は、泣く子も黙るコレ。

2017 10 22 02

いやぁ、まさかこうくるとは。
今年になって、前2号車のBMW X1から乗り換えられたのですが、これは予測不可能でした。

そして、偶然かわざとなのか(笑)、鮮やかなブルーボディ。

2017 10 22 03

コンパクトなボディに、高性能パワーユニットを載せるハイパフォーマンスマシン、アウディS3。
しかも、敢えてのセダンモデルです。流麗なクーペスタイルのセダンにメタリックブルーのボディが、タダモノでない感を際立たさせている。
コンサバティブにハッチバックボディにしなかったハリソンさんのセンスは流石です。

2017 10 22 04

こちら御存知、愛人様。
お肌の艶に関しては、新車のS3にはどうしたって敵いっこないですが、その艶めかしいボディラインは健在です。
まだまだ若い娘には負けていられない。もはや熟女の貫禄です(笑

2017 10 22 05

立体駐車場の外は降りしきる冷たい雨で、連れ立ってのドライブには到底向かない状況だったので、駐車場で2台の青いクルマを眺めながら、時を忘れてのクルマ談義。
こういう時間は本当にシアワセですね。普段の生活、仕事をしている時は、クルマとはまったく関係のない世界ですから、全然話題にする機会がない。
それが週末、同じ趣向を持った方との積もり積もった愛車ネタの会話は尽きることがなく、それでいて最高に楽しいわけです。

2017 10 22 07

2時間程立ち話(汗)した後、近所のカフェに徒歩で。クルマのミーティングとは到底思えない行動です(笑

ここでも飽きずに、愛車談義。
ハイテクマシンS3の実際や、エリーゼや3号車DS3の今後についても、興味深いお話をいただきました。
自分の方も3台のクルマたちの近況や、ここでは語っていない実情や将来的なことなどを・・・

2017 10 22 06

そうそう、ハリソンさんのエリーゼの前の1号車は、V6のアルファGTです。
元はと言えば、アルファGTとツーリングという共通項があったからこそ、お知り合いになったのでした。
そういった経歴もあり、自分にとっては大先輩。愛人様の調子がいかほどのものか、ハリソンさんの眼にはどのように写ったのでしょうか!? 

2017 10 22 09

今日は目の前メタリックブルー1色で、いつもの白黒とはえらい違いの絵ですが(笑)、これはこれで面白い。
ただ走れていないので、そこは欲求不満。リベンジを約束し、この日は解散しました。

雨の日のクルマの楽しみ方。考えようによっては、こういうスタイルもあると思っています。
走るだけのミーティングもいいですが、都会を背景として愛車を仕上げて、それを愛でるカーライフスタイルに思いっ切りこだわってみる、っていうのも、またひとつの楽しみではないでしょうか。

2017 10 22 08

 Posted by at 1:14 AM