11月 272017
 

2017 11 26 01

快晴の日曜日、今冬シーズン一発目の朝練です。恒例の西伊豆を走ってきました。

いつもより早めの開幕は、エリーゼ乗りのハリソンさんのお誘いがあったから。
元はと言えば、10月→ビーナスラインを走るつもりが悪天候で2号車オフに、11月上旬→ビーナスラインを走るつもりが仕事の都合で今週末に、という過程なので、ビーナスラインの最終戦が西伊豆の開幕戦に取って代わった、というカンジですが。。

 

いやぁ、今日は久しぶりに、タイヤとブレーキをしこたま削りました(笑

早朝の静かな時間、真冬のように凍結するほどの気温の下がり方ではないこともあって、コースはオールクリア。
各コーナーの特徴を思い出したら、理想のラインを流れるように描いていく。伊豆の山並みに、心地よい排気音を響かせながら。。。

・・・と書けば、オトナ伊豆ドライブの情緒もありそうですが、、実のところは汗臭い体育会系の走り(笑笑
久しぶりの西伊豆スカイライン、しかも相手は軽量エリーゼとあって、自然と右足にも力が入った結果です。
さながら特訓のように何本か連続して走って、最後はタイヤもブレーキもズルズルでした。

 

陽が出れば暖かく、陰れば肌寒いという両極端な天候でしたが、概ね日差しはあって、朝練には最適に近いコンディションだったと思います。
クールダウンの時間は、お互いのクルマを眺めて、いつものクルマ談義。
本日の核心は「スポーツカーを持つ意味」。ハリソンさんと意見が一致しました(謎

いや、でも、2台を並べて見ながら「ほんっとスポーツカーっていいよなぁ」って2人でつぶやいてたのは、端から見れば完全に中毒者でした(笑笑

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しこたま走って、2台の「そろそろ休ませろ」という声が聞こえてきた頃に下山。
冷川付近の農村カフェでお茶した後に、伊豆スカ走って解散。開幕戦、無事終了。

気温が下がって、走ることができるヤマの範囲も相当狭くなってきた中、温暖な伊豆エリアは貴重な存在です。
とはいえ、路面の状況には細心の注意は必要ですが、今年も時間を見つけて通いたいですね。

 

ハリソンさんによるレポートは、こちら

 Posted by at 12:32 AM
11月 262017
 

2017 11 25 01

関西の山岳ワインディングの雄たる高野龍神スカイライン。
険しい山道の終焉に、突如として現れる山岳都市。それが高野山だ。

初めて訪れた時も驚いたが、11年経った今回はもっと更に衝撃的だった。
その間にもいろんな場所に訪れてきたが、山上にこれだけの都市が存在することは、国内では稀だ。
しかもそれは自然発生的ではなく、さらに独特の情景を保っているのが興味深い。

早速、エスを停めて散策に向かう。
ツーリングではあるけれど、ここぞというスポットは、自らの足でその地を踏みしめて味わいたい。

高野山は駐車場が充実している。
充実してるというか、車を停めることに対して「寛容」だ。
自分が知る限り、駐車場はあっても、どこも駐車料金を取らない(ような気がする)

道路にも、そこはかとなく(笑)駐車帯が設けられ、多少歩くことを厭わなければ、クルマを置いていくことに苦労することは、多分ない。
多分、というのは、横着して少しでも近くに行こうとすると、空きスペース待ちと渋滞にハマることになるから。
空いてる場所を見つけたら、すぐに停めてしまうのが高野山での鉄則だ。

前置きが長くなったけれど、高野山。
説明不要だと思うけど、弘法大師こと空海が開いた真言密教の総本山だ。
空海はこの地を見定め、その教えを伝える拠点とした。
それが綿々と受け継がれ、やがて山上の一大宗教都市として発展。現在に至るのだ。(と思われる)

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宗教都市、高野山は東西に長く、全部を歩こうと思えば一日がかり。
金剛峯寺と奥の院を見れば、一応は空海の足跡を見られるところだが、それだと11年前と変わり映えがしない。
まぁ時間が経っているので今回もそこは抑えるとして、壇上伽藍を目的に、ひたすらウォーキングすることに。

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高野山の街並みは、独特だ。
京や奈良の都とも、城下町がルーツである地方都市とも違う。
千年以上も続く宗教都市であるがゆえに、どこにもない景観がそこにはある。

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寺院が立ち並ぶのはもちろん、道の両脇を埋める商店や家々も、どこか空海が開いた都市の名残りを感じさせる。
突如として無関係な資本が入り込むことなく、その空気感を保ち続けているところに、高野山という都市の凄味がある。

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お香や数珠の店があったり、胡麻豆腐の店や焼き餅を振る舞う商店があったり。
現在は観光客主眼の店になっていても、仏具をメインに据えていたりしているので、他の観光地とは違う「本気度」みたいのが漂っているのが面白い。

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折しも紅葉真っ盛りの時期だったので、街並みも彩り豊か。

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そうこうしているうちに、金剛峯寺本殿に到着。
ま、ここにはあんまり見所があるわけではないので、参拝を済ませたら、その先の壇上伽藍へ。

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アプローチからしてこの色彩美。京の都に勝るとも劣らず。

この蛇腹道は、壇上伽藍の正式な入口ではない。
本来の正門はこれ。

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壇上伽藍の南側に鎮座する中門。
これが正式な入口となるが、2015年の再建だとか。つまり築2年である。
中門の完成によって壇上伽藍は、すべての建造物が揃った完全な構成を形成している。

ところで、壇上伽藍とは何か?

拙い知識で簡単に説明すると、空海が真言密教の道場として、最初に構えた建造物群である。
それがゆえに、高野山の中でも「奥の院」と並ぶ重要な聖地とされているらしい。
また、高野山=金剛峯寺なので、金剛峯寺の一部ということにもなる。

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中には巨大な「根本大塔」をはじめとする、様々な建造物が立ち並ぶ。
他に類を見ない建物配置は、壇上伽藍が、曼荼羅の世界を具現化した構成だからだ。

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中でも「御影堂」は、弘法大師御影が本尊の重要建造物。
背の低い軒が特徴の平べったいお堂だが、壇上伽藍の中でも異彩を放っている。

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その他、挙げればキリがないほど、たくさんのお堂が立ち並んでいるが、そのどれもが興味深い。
俗世から離れて、空海の描いた仏の世界に身を委ねてみるのは、なかなか心洗われる時間になると思う。

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壇上伽藍を後にし、来た道を戻ることにする。
途中、宗教都市に似つかわしくない野外ライブの音がするので向かってみると、そこは高野山大学だった。

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そこで真っ先に目に入ったのは、ヒストリックカーの展示(笑
学園祭真っ最中のようだったが、それと旧車は何か関係があるのだろうか?

ちなみにこの中だと、やっぱジネッタかなぁ(何が??)

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旧車よりも、これが一番ツボにはまった。坊さん仕様の86。ドライバー名「SESSHU KONDO」だって。
ボンネットとドアにでかでかと表示された「高野山」の書体がシュール過ぎる。。(カーナンバーまで・・・(笑笑)

この後、奥の院を参拝して高野山満喫。全部で6kmは歩いたかなぁ?
結構な歩行距離になることは間違いないけれど、他に類を見ない山上の宗教都市を満喫するには、最低限このくらいは歩かないと。
これでも訪れていない寺院はたくさんある。何せこの山の中に、100以上の寺院が肩を寄せ合って密集しているのだから。

・・・・・・・

路上の駐車スペースに停めたエスに乗り込み、高野山を後にする。
山上都市、高野山にアプローチする道はいくつもあるが、当然ながらどれもかなりの山道である。
その中から今回の下山路は、国道480号の有田川町側に下る方を選択。11年前は、国道371号で橋本だった。

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R371の高野山〜橋本区間はなかなかの狭路だったが、R480もなかなか手強かった。

道幅の広い区間と狭い区間をひたすら繰り返す、なんとも一貫性のない道。
高野山を目指すアプローチ路としては、超マイナーなのだろう。交通量は極めて少なく、寂しい限りの道。

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一心不乱に走って、有田ICから阪和道にて、和歌山ICまでワープ。
和歌山市街に至るまで、やや渋滞気味だったが、無事に駅前のビジネスホテルにチェックイン。

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すぐさま街角散策だ。
最近マイブームの「全国県庁所在地の旅」、今回はそれ自体が目的ではないけれど、たまたま和歌山市が停泊地だったので兼ねてみる。

和歌山市に宿泊するのは、今回が初めてではない。
一度、和歌山城近くに泊まったことがあるのだが、今回はより繁華街に近いと思われる駅前としてみた。
目指すは、地元民が集う大衆居酒屋である。

訪れたのは、駅前すぐ近くの「多田屋」。
酒屋の経営する大衆居酒屋という位置づけが、旅のコンセプトにもピッタリ(!?)

入ってみると、比較的早い時間なのに結構混雑していた。
カウンターの端っこを陣取って、適当に注文。まずは瓶ビールから始めて、地酒に移行するというテッパンの流れ(笑

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居酒屋というか、大勢の割烹着のおばちゃんが切り盛りする食堂みたいな店だったが、これはこれで味があってとても良い。
地元のサラリーマンや、若者、帰省中の人など、客層もバラエティに富む。酒屋が経営するだけあって、地酒が豊富で安価なのも◎。
その土地の風情を十分に感じることができるのもいい。駅前の「多田屋」さん、安いしオススメです。

大衆居酒屋でそこそこ呑んだ後、シメはやっぱり和歌山ラーメン!ってノリで駅ビル地下の店に入ってみた。

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これぞ和歌山ラーメンって感じで、とても美味しいのだが、よくよく考えたら、先週末から胃腸の調子がイマイチだったんだ。。
不覚にも脂っこいチャーシューは残してしまった。。
その前に散々居酒屋で飲んでいるのだが、多少は自重していたのだ。

旅の体調は、万全にね。

・・・・・・・

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明朝、ビジネスホテルの目の前の駅ビル駐車場から出発。
十分にアイドリングして、エスの各部を起動させてから向かうは、再び阪和道の和歌山IC。
最終日の今日は、連休最終日の渋滞を避けるために、一目散に帰ることとしていた。

せっかくここまで来て、多少時間がもったいない気がするが、渋滞にハマる時間を節約することも重要だ。
その結果、渋滞にほとんど悩まされることもなく、無事帰還。
そのまま、汚れたエスのボディを洗車する余裕まであった。

以上にて、秋の高野山ツーリングは終了。
3日間あった割に少々内容が薄い気もするけれど、費やしている時間はいつも通りで、なかなか充実した旅程だったとも思う。
今年は10月の週末が、ことごとく悪天候でほとんど出掛けることができなかったから、そういった意味でも充実感はひとしおなのでした。

 Posted by at 7:04 PM
11月 242017
 

2017 11 24 14

ずいぶん間が空いて臨場感のなくなってきた高野山ツーリング(汗
メゲズに続けます。

・・・・・・・

2日目の早朝、「旅の宿はるさめ」を出発。近くを走る国道311号へ。
早朝ということもあり、走るクルマは皆無。ずっと山間の田畑の中を走るので、それほど楽しい道というわけではない。
それでも、軽やかな排気音と共に、朝の済んだ空気の中を駆け抜けていくのは気持ちがいい。

R311は瀞峡で国道169号に合流、熊野川で国道168号に合流した後、川湯温泉郷で再びR311単独区間になる。
新宮から田辺まで、R168〜R311で繋ぐ半島横断ルートは、山深い紀伊半島にして唯一の快走ハイウェイ。
他に横断ルートはあっても極狭路(国道425号など)で、海沿い以外で半島を東西に移動するには、実質この道しかない。

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ゆえに交通量もあり、トラックもバンバン走っている。
それでも、ハイペースを維持しながらコーナーを抜けられ、かつ相当の移動時間短縮になる。
まずは半島の西側に出たかったので、R311で一気。あっという間に田辺へ。

ちなみに、R311は熊野古道中辺路に沿う、歴史ある街道のバイパス路でもある。
随分前に中辺路を歩いたことがあったが、これはこれで情緒があってオススメだ。

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道の駅「くちくまの」で小休止。
国道からのアプローチが心細い、変わった道の駅だなと思っていたら、紀勢自動車道のPAを兼ねているのが理由だった。
産直コーナーで農家の方が、みかんを山積みにしていたので一袋購入。あとついでに梅干しも。

国道42号田辺バイパスを経由して、県道29号へ。「奇絶峡」という過激な名前の渓谷に沿った道。
所々クルマを停めるスペースがあったので、少しだけ散策を楽しむ。

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この道、走った記憶はなかったのだが、途中の道の駅には訪れた記憶があった。
とすると、まったく初めてではないらしい。紀伊半島は山深くて険しい道が多いのだが、特徴という意味では乏しいらしく、記憶に残りづらいのか。

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K29は道の駅を過ぎると、どんどん高度を上げていく。
あっという間に絶景ロード。エスを停めて写真の一枚でも取らなきゃ損みたいな景色が次々と展開したが、クリアラップが取れていたので走りを優先。

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国道425号に合流し、龍神で国道371号。
龍神温泉から高野山に至るまでのR371が「高野龍神スカイライン」。関西を代表するワインディングロードとして名高いコースだ。

この高野龍神スカイライン、前回走ったのは実に11年前にもなる。
S2000に乗り換えてすぐに行った、南紀ツーリング。記録でも記憶でも、この時以来走ったことがない。
本格派?の山岳ワインディングの割に、足が遠ざかっていたのは、そのアプローチの悪さゆえだろう。

ただ、集まってくるクルマは多い。そしてバイクも。
バイクはツーリングの目的地として来ているケースがほとんどだろうけど、クルマの場合はツーリングや走りが目的と見えるのは少数派。明らかにほとんどが観光目的と見える。
仕方がない、この先には高野山が控えているのだから。

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龍神温泉から走っていくと、どんどん高度が上がっていく。
隊列を組んで走っていると、雲行きがどんどん怪しくなり、遂にはパラパラと雨粒が・・・
この週末は天気は間違いがないはずだったが、深い深い紀伊山中は例外と見える。

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護摩壇山のレストハウス(道の駅)がある地点では、標高1,200mを超えていた。
外気温が低い。吹きすさぶ強風が体温を奪う。いったんルーフをクローズしてトイレに駆け込む。
レストハウス内には、ストーブが焚かれていた。

混雑する駐車場を抜け出し、更に北上する。
高野龍神スカイラインの真骨頂は、護摩壇山から高野山に至るこの先の区間、のような気がする。

緩やかにアップダウンを繰り返しながら、中高速のコーナーとストレート区間を駆け抜ける。
道路脇の落ち葉の堆積が凄くて、路面が読めない箇所も多かったが、それを省けば極上コース。
ビーナスラインにも通じる楽しさがある。

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クリアラップを撮るのは至難の業だけど、コースは間違いなく面白い。
紅葉真っ盛りの景色もなかなかだ。(抜群にキレイというわけではないが)
空いている時間帯にここまで来るのが大変だが、苦労してでも訪れて走る価値のあるコースである。

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 Posted by at 12:17 AM
11月 232017
 

2017 11 23 01

ビートのエンジンオイルとミッションオイルを交換しました。
自分の手元に来てからは、当然初めてです。 

お散歩カー?であるビートには、エスのような高機能オイルは必要ないのですが、、エス同様高回転エンジンであること、25年前のクルマであることを考慮してやる必要があります。
お馴染みのイーグルショップURAWAに相談したところ、MOTULのスタンダードラインであるH-TECHシリーズが良いのではということで、そちらを選択することに。
ミッションオイルは純正一択です。

2017 11 23 02

MOTUL H-TECH Prime 5W-40

300Vほど高性能ではないけれど100%化学合成油で、かつ価格も手頃。
普通に走っても高回転になるビートなので、安心感を得るためにも、このくらいのオイルを定期的に交換するのが良いと思われます。
ちなみにこのH-TECHシリーズは、お店の量り売りを想定した普及版で、ペール缶しか存在しないみたい。売ってるの見たことないもんな。

ここ最近の週末はS2000とアルファGTに乗ることが多く、ビートはずっとお留守番でした。
ようやく乗ってやる時間ができそうなので、ちょっとドライブに出掛けられたらな、って思ってます。 

 Posted by at 9:58 PM
11月 172017
 

2017 11 17 01

今月も早、折り返してしまっていますが、投稿が何と高野山の前編だけ。
ふと気がつけば、季節は知らぬ間に、冬の装い。。 

高野山の後編を書きたいけれど、今日も余力は残っておらず。
何かと、時間が欲しいです。

 Posted by at 1:59 AM