2月 132018
 

2018 02 13 01

2月の三連休最終日、いても立ってもいられない感じで、エスを駆り出しました。
真冬の寒気はまだ本州中に猛威を奮っていましたが、もはやそんなことを憂いていても仕方ありません。
走りたいもんは走りたいのです。

この寒さだと、ヤマはどこも路面状態が安心できないので、躊躇なくアクセル踏み込めるエリアは数えるほどしかない。
ここのところビートでは埼玉や千葉方面に繰り出していたので、満を持して伊豆に出かけることにしました。
とは言っても、いつもの朝練ではありません。おヤマは封印して、温暖な海沿いを流すという、軟弱なツーリングです(笑

朝練じゃないということは、早朝頑張んなくてもいいということで、ごくフツーに出発。
久しぶりに出撃するエスは、寒さで固まった関節の節々からガコガコ鳴ってましたが、優しくほぐすようにして各部を馴染ませます。
沼津ICから伊豆縦貫道、県道17号で西伊豆にアプローチという、これまたいつもとは異なる路線。これはこれで新鮮。

戸田、土肥、宇久須、松崎と、西伊豆海沿いをのんべんだらりと流し、マーガレットラインへ。
そろそろ鬱憤も溜まってきていたので、ちょっとだけスイッチオン。
南伊豆のワインディングロードで、久々にBlack Devil号が暗躍です。

2018 02 13 02

南伊豆の到達点はいつも通り、あいあい岬。
快晴で暖かいように見えますが、かなりの強風で、かつ強烈に風が冷たい。

この日は寒さもピークということで、さすがの伊豆もさほど気温は上がらず。
開け放ったルーフからは常に冷たい空気が流れ込んできましたが、久々のワインディングツーリング、ルーフは常に開け放ったまま、ヒーター強めで駆け回ります。

2018 02 13 03

久しぶりに弓ヶ浜にも。
個人的には多々良浜の方が好きで、そっちに訪れることが多かったですが、ま、たまにはね。

2018 02 13 04

ひとまず南端まで来たので、ここからは気の赴くまま、という感じ。
国道136号に戻って南伊豆。これを西に戻るようにして走ると、再びマーガレットライン。今度は逆走。
雲見温泉まで珍しくクリアラップが取れて、ダイナミックにアップダウンを繰り返すワインディングを気持ち良く疾走。
南伊豆では、雲見温泉からあいあい岬までのこの区間が、やっぱり好きだなぁ。 

2018 02 13 05

松崎から県道15号。
途中、これまたかなり久しぶりに、大沢温泉の山の家で日帰り入浴。
露天風呂だけの小さな温泉だけど、源泉がボコボコ湧き出る野趣溢れる雰囲気が好き。さくっと寄るには最適。

国道414号で天城街道、天城越え。
新天城トンネル付近の道路脇には、まだかなり雪が残ってました。
周囲の空気は更に冷たく、立ち寄った道の駅ではジッとしているのがツラいほど。

R136で北上を続け、伊豆縦貫道。これが夕刻の渋滞中のようでノロノロ。
こうなると右足はまたしてもムズムズ。国道1号に切り替えて、箱根峠へ駆け上がる!

気温が低く、凍結の可能性は十分考えられたので、山越えは最小限にと決めていたのに、結局、天城と箱根を越えてしまった。
まぁ朝早くではない時間帯だったから、大丈夫と踏んではいたけれど。
にしても、夕刻の箱根峠で氷点下4℃!エンジンよりも、ヒーターの方が常に全開となってしまった。

あとは箱根新道、小田厚、東名で帰還。
帰宅は20時を過ぎてしまったけれど、真冬にしては満足のいくツーリングでした。

オープンドライブも氷点下となると少々度が過ぎるかもしれませんが、真冬にヒーター掛けてのオープンエアは、やっぱ最高に気持ちが良いですね。
これから花粉の季節になる(涙)ので、案外、今が最高の時期なのかもしれません。

 Posted by at 1:57 AM
2月 102018
 

2018 02 10 01

この週末、事前の天気予報だと全国的に本格的な雨、だったのですが、、快晴です。
おのれ天気予報。

せっかくの三連休。おでかけできなくても、無駄にはしません。
午前中に所用を済ませ、午後からはガレージ・メンテナンス。二週連続です。この季節は、こんなネタばっかり。

今日はかねてからやろうやろうと思ってた、エスのクラッチフルードの交換をしました。
前回交換したのがおそらく、クラッチのマスターシリンダーを交換した際。
軽く3年以上経っているので(汗)、この冬の必須項目と考えていました。

前に乗ってたEK9もそうでしたが、S2000はクラッチフルードの劣化が激しい傾向にある、ような気がします。
エンジンルーム内で熱の影響をモロに受ける位置に、マスターシリンダーがあることが原因ではないかと。
ブレーキフルードよりも圧倒的に変色するスピードが早いので、構造的問題は確実にありそうです。

交換しようと、マスターシリンダーのフタを開けた状態が最初の写真。
もう真っ黒だろうなぁ、と信じ込んでたのですが、、意外にも、新しいフルードの色よりちょっと濃いくらいでした。

普通、このくらい交換をサボると真っ黒!っていうのが相場ですが、、そうじゃなかった要因を考察するに、2点ほど。

まず、マスターシリンダーを新品に交換したということ。
フルードの変色は、マスターシリンダー内のゴム部品かプラスチック部品か何かの劣化も要因であると聞いたことがあります。
新品だったら、それが原因になる可能性は低いということかと。。

もうひとつは、熱害の軽減。
クラッチマスターシリンダーは、エキマニの真上にあるため、特に熱による影響を受ける構造になっています。
んで、そのエキマニの遮熱が、クラッチフルードの劣化低減に効果的だと考察するに至ったわけで。
幸いなことにR style S2000には、Zircotecなるセラミック系遮熱材が吹き付けられたエキマニが装着されており、これによってエンジンルーム内の熱がかなり低減されているので、クラッチマスターへの熱の影響もかなり緩和されたんじゃないかと思うわけです。

そんな理由があり、そんなにも劣化していないクラッチフルード。
ただ多少はエア噛んでるとは思うので、当初の予定通り交換することにしました。

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クラッチフルードを抜くには、レリーズにアクセスする必要があるので、車体の下に潜り込みます。
左写真中央の、ミッションケースにコバンザメのようにくっついているのがレリーズシリンダー。
そのシリンダーから生えているフルードの吐出口にシリコンチューブを接続して、フルードに圧をかけた状態でボルトを緩めて、フルードを徐々に入れ替えていきます。
つまり交換方法は、ブレーキフルードのそれと全く同じです。

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ブレーキと違って1ヶ所しかなく、フルード量も少ないので、あっという間に終わり。
それほど劣化してなかったとは言え、新品のフルードは透明感があります。
それに、フルードを抜く際に、若干のエアも噛んでいたのが確認できたので、交換は無駄ではなかったかなと。。

忘れがちなこのメンテ。
たぶん、いずれいつ換えたかわかんなくなってしまうから、自身の備忘録を主眼としたレポでした。 

 Posted by at 5:22 PM
2月 032018
 

2018 02 03 01

降雪があったり気温が異様に低かったり、一年のうちここ数週間が、もっとも行動範囲が限定されます。
だからといって、家でぬくぬくもしていられないので、ガレージでメンテナンスをしました。

まずはエス。エンジンオイルの補給。
エンジン回すとやっぱり減ります。かなり減るようになってきた。
少しずつ継ぎ足しますが、1サイクルで500〜1,000mlは足してる感じ。
まだまだ許容範囲ですが、やはり老いを感じますね。仕方ないけれど。

本日のメインはビート。点火系のリフレッシュです。
事前に用意しておいたプラグとプラグコードを新品に交換しました。
旧オーナーのメンテナンス記録があり、交換を急がずともよい状況でしたが、車検前のリフレッシュも兼ねて。単にやりたかったというのもありますが。

2018 02 03 02

プラグはNGKの「プレミアムRX」というやつにしました。
通常のイリジウムプラグの上をいく高性能!NGKのフラッグシッププラグのようです。軽自動車に贅沢な!(笑
あ、3気筒なので3本ですよもちろん。 

プラグコードも新調します。これも今着いているのと同じヤツ。 
永井電子製のコードは、シビックの頃に使ってた記憶があります。
最近はダイレクトイグニッションコイルが主流になったので、プラグコードを換えるという機会自体があんまりありません。
なので懐かしい作業です(笑

2018 02 03 03

普通、プラグ交換なんてボンネット開けてちょちょいのちょいで終わりですが、そうはいかないのがビート。
スーパースモールミッドシップの弊害は、劣悪な作業性にも現れるわけで。 

まず幌のリアガラス部分を外して、リアトレイマット+吸音材を外したら、メンテナンスリッドが現れます。
つまりこれがビートのボンネットに該当する部分。いわば、エンジンルームのフタですな。
純正状態だとこれがボルトで固定されているのですが、いちいち面倒ってことで、手で回せるボルト(オレンジ色のポッチがついてるやつ)に交換されていました。
それでもここまで十分面倒です。新車当時に興味本位で買った人の中には、1回もエンジン見ないで手放した人とかいたんだろうな(笑

2018 02 03 04

フタを取ったら、ようやくエンジンとご対面。ここでは初公開ですね。いろんな意味で、ようやくです、ようやく。
さすが25年選手。積年の泥埃油汚れがギッチリと。
ただ、これを思いっ切りキレイにしようとは思いません。人もクルマも、自然な老い方が一番なので(謎

ちなみに赤ヘッドはオリジナルではないです。元は普通に金属色(銀色)、のはず。
結晶塗装ではなく普通にベタ塗りされているだけなので、あまり美しくはないです。でもまぁ、いいでしょう。
しっかし、なんてゴチャゴチャなエンジンルームなんだろう。設計時の苦労が伝わってくるようです。
エンジン本体も、フロント側に傾斜して搭載されています。そのおかげで、プラグの取り外しのスペースも最小限と来たもんだ。

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外したプラグ。メンテナンス記録通り、同じRXプラグが入ってました。まだまだ使えそう。
それより、ややオイリーだったのが気になります。特に2番。まぁ目くじら立てるほどではないけれど。

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新品入れます。
さっき書いたように、エンジンがかなり傾いているので、プラグホールが目視できません。
プラグを傾いた状態で締めないように、細心の注意が必要です。 

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プラグコードは1本ずつ外して交換します。組み合わせ間違えると恐ろしいので。。
コードも実は今までとまったく同じ製品。ただこっちは、交換後かなり年数たってるパーツだったから、リフレッシュのための交換は必然です。
しかし古いクルマにも関わらず、あっさり在庫が見つかったのには驚きでした。ビート用は赤、青、黄と3色もありますが、ここはやっぱり黄色。青も合うと思うけど。

ついでに「なんちゃって赤ヘッド」くらいはキレイにしておきました。
ヘッドとプラグがキレイになっただけで、少し若返った気が。。

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ちなみに吸気は、HKSパワーフロー(いわゆる「毒キノコ」)という、20世紀にタイムスリップみたいな懐かしいものが着いています。
もういつ装着されたのかわかんないくらい、汚れて変色してますが。。。

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先っぽに毒キノコがついたパイプは、3連スロットルのチャンバーボックスにつながっていますが、これを見るには今度はトランクからアプローチ。
今度はトランクとエンジンルームの隔壁にある、もう一つのメンテナンスリッドからいくわけです。あぁもう、なんてメンドウなんだ〜!!(笑

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チャンバーボックスにご対面。通常なら、ここに純正エアクリーナーが入っているはず。
でも毒キノコが着いてるから、ここにエアクリはない、と思ってたら。

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入っとるやんけ。

なんと二重エアクリ状態でした(爆
いや、そんな気はしてたんだけど。
HKSは凝った造りの純正吸気チャンバーを撤去して装着されているのでどうかな?って思ってたけど、これで迷いはなくなりました。
吸気は純正に戻そう。そのうちに。

2018 02 03 12

エアクリ外すと、3連スロットルがお目見え。超絶レスポンスを発揮する心臓部です。
各スロットルにコップ状のファンネルが着いていますが、これは社外品。純正状態ではこのファンネルはありません。
ファンネルが装着されていることで、よりレスポンスが良くなってるみたいだけど、純正状態を知らないので。。

チャンバーボックス内は、結構汚れてました。オイル汚れ。ブローバイですね。
まぁこれは機構上仕方ない。キレイに掃除しておきました。
掃除したら、元通りに復帰。別に何も換えたわけではないです。単に目視確認と、どうせブローバイが出てるだろうからということでお掃除するためでした。

そんな感じの集中メンテ、今日のところは終わりです。
ビートのメンテナンスは、今月中にもう少し行う予定。
より安心して、長く楽しめる状態にしていこうと思ってます。 

 Posted by at 5:39 PM