2月 162013
 

前述のコルビュジェの椅子LC2は、中古の現物販売だったため、クルマでお店まで買い付けに赴きました。

これがその時の図。

2013 02 16 01

アルファGTの艶かしいクーペボディらしからぬ積載能力に乾杯。

 Posted by at 10:13 PM
2月 142013
 

R style House をデザインする際に念頭に置いていたことの中で、いろんな「居場所」となりうる空間を散りばめるというのがありました。
テレビの前しか居るところがないというのでは、何のために家というプライベート空間を構築したのかわかりません。気分によって居る場所を変えることができ、そのひとつひとつが魅力的であることが、理想の居住空間でした。

居心地のいい空間を、空間構成だけで設けられるのが理想ですが、そんな高等技術は持ち合わせていないので、家具の力を借りることにしました(^ ^)
吟味に吟味を重ね、入居に合わせて購入したソファや椅子が、その役目を担っています。

それらの家具はまたいずれ紹介するとして、先日、ずっと前から憧れていて、ずっと欲しくてたまらなかった家具を遂に手に入れることができたので、こっちを先にご紹介。

2013 02 08 01

LC2

家具の世界では知らぬ人はいない名作中の名作、LC2です。

LC2は、20世紀を代表する建築家の一人で、家具のデザインでも名作を残したル・コルビュジェの代表作。
コルビュジェが1920年代に、建築パートナーだったピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアンと共同でデザインしたという、世界的で最も有名な椅子のうちのひとつです。

コルビュジェの建築が、そのまま家具になったようなデザインは、とても80年も90年も前のものに見えず、普遍的な機能美と圧倒的な存在感を放っていると感じます。
その他にもいろいろと思い入れが。(長くなるので省略)

とにかく、デザイン的にも機能的にも、ぜひとも手に入れたかったLC2。
城の玉座はこれしかない!と密かに思っていたのでした(^ ^)

購入したこのLC2は、新品ではない、いわゆるユーズド家具です。
このLC2を生産したカッシーナ(イタリアの家具メーカー)は、家具界のフェラーリみたい(?)なもんで、新品だと到底買えるものではないんで、程度がそこそこ良くて、かつ何とか手が出る範囲の価格のものを根気よく探し続けていたんですが、目黒の某インテリアショップに入荷したのを遂にネットで発見。

それでも十分高価ではあったけど、本物はやっぱりいろんな意味で他とは違うので、思い切って購入した次第。
本物というか、カッシーナはオリジナルに最も近く(コルビュジェ財団のお墨付き)、座り心地が他メーカーのLC2とは雲泥の差があり、かつ比べ物にならないほど高品質であることが、どうせ買うならやっぱりカッシーナと思わせた理由。
どうしても手放さなければならなくなった時にも、価値がいつまでも残る(つまり値が付く) というのも、貧乏臭いですがポイントなわけで。(そんなとこも跳ね馬を思わせる所以)

玉座はとりあえずContinue readingに載せた写真の位置に置いていますが、どの側面から見ても存在感抜群、プロポーションも素材感も美しいので、気分によって置き場所を変えながら楽しんじゃおうなんて企んでいるところです。

Continue reading »

 Posted by at 1:18 AM
3月 012012
 

家の計画、そして工事と並行して、家具をどうするかについても考えています。

今までアパート暮らしだったこともあり、大きな家具をあまり持たないまま過ごしてきました。
電化製品は別として、いわゆる生活家具としては、仕事机として使っているダイニングテーブル、ベッド、食器棚の他には、新居でも使いたくなるような家具らしい家具はあまりありません。

せっかく精魂込めて建てる家なので、家具もお気に入りのもので揃えたくなるのが心情というもの。
ただ家具の値段っていうのは本当に青天井で、好きなものをひたすら揃えていくと、とんでもない額になってしまう。限られた予算で、本当に欲しいものだけを揃えていくことになります。

こう書いていて面白いなと思うのが、家具は「必要」だから買うのではなく、「欲しい」から、あるいは「好き」だから買うという側面が強いっていうことです。自分だけかもしれませんけど。。

「必要」な家具が全くないわけではなく、ごく機能的なものもひとつふたつ揃えますが、あとは完全に趣味の世界(^ ^;
特に椅子やソファーの類は、見方によっては完全に「?」と思われる領域かもしれません。

ソファーに関しては先日、先陣を切って発注しました。
受注生産のために納期がかかるからで、これだけ早めに発注しても、実際に納品されるのは引越し2週間後です。

ソファーも相当前から散々検討して悩んで、なんとか踏ん切りがついて発注しました。
大物の家具の最たるもので、家の中でも非常に目立つ存在なので、家のコンセプトに即したデザインと存在感を持つものに決めています。

家具は家の一部であり、機能性とともにインテリアのデザインや遊び心に大きく関係してくるので、検討して選ぶ行為がとても楽しい時間だったりします。
完成したあかつきには、吟味して選んだ家具についても紹介したいですね。

 Posted by at 7:46 PM