8月 082012
 

八戸川内大規模林道が国道340号に合流した後は、しばらくR340を走り続けます。普通の国道なので、今までと比べたらとんでもなく普通の道。
実はR340からも大規模林道は分岐し続いているのが地図で確認できるのですが、ダート林道を経由しなければならないので、この区間は却下しました。
エスでダートは御法度。そういうとこは未然に避けて通ります(^_^;

R340から葛巻で国道281号にスイッチし、平庭高原を越えていく。白樺林の清々しいコースを走り、山形で県道5号へ。その先で大規模林道に復帰。ここから岩手県と青森県の県境付近まで北上していくのが最後の区間。
ここまで来るともはや北上山地の山と谷を交互に越えていくような様相は消え失せていて、なだらかに丘陵を越えていくようなカンジで山間を縫っていきます。

それでもって、この辺りの区間が素朴な感じで、なかなかいい!
例によって交通量が全くない状態で、緩やかなワインディングを風を切って走る楽しみが十分楽しめました。

これほど長距離で連続する林道も珍しいと思いますが、それがほぼ全線に渡って完全2車線で路面状態も良く、かつ交通量がほぼ無いという好条件の揃いっぷりが、珍しいっていうより凄い。
実用性はゼロですが、だからこそわざわざ走りにいくのが面白い。しかもこのボリューム。走る、語るに値するワインディングです。

「全長100kmの舗装林道」と地図に書かれた林道を(一部区間を除いて)走り切り、そのまま八戸市街へ。
そこからさらに海沿いを北上し、三沢、小川原湖へ。初日のこの日は、湖畔の芝生の上にテントを張ったのでした。

そして、パンク(笑
応急処置後、次の日は下北半島へ。

 

つまり、7/16の涼風下北旅情以降の書き込みに話は続いていくってわけで。。

今回の下北ツーリングレポは終了ですm(_ _)m

 Posted by at 3:52 AM
8月 052012
 

大規模林道はまだまだ続きます。何せツーリングマップル上には、全線走ると100km以上と書かれてるくらいですから。。

国道106号に出た所には道の駅があるので小休止を挟み、再び林道へ。
結論から言うと、「八戸川内大規模林道」のうち、R106山内から国道340号へとつながる区間は、ワインディング的に凄い。凄いと言うか、林道だっていう感覚で走っていると、笑っちゃうほど立派なワインディングロードって言った方がいいか。

先ほどの地図に載っていない区間とほぼ同様に、幅広の2車線が美しい弧を描きながら山中を縫っていく。(ちなみにこの区間は2008年度版でも載っている)

しかもこちらは、展望が開けてるので開放感というオマケまで付いてます。
どんどん登って峠越え。峠の頂点からは、北上山地の雄大な展望がお出迎え。これだけ整備されたワインディングになかなかの展望がありながら、通るクルマはやはり皆無。バイクすら通らない。恐ろしい道だw

峠の頂点には石碑が。

昭和49年に着工して、平成17年に完成とある。つい最近まで、ひっそりこのような山中で税金の浪費とも思える工事をしていたらしい。さすが岩手県だ。。

政治的な背景はご想像にお任せするとして、走るという行為にフォーカスさせていただくと、かなり気持ちの良い道という評価でいいかも。別にテクニカルであるとかトリッキーであるとかそういうことはなく、ごくイージーなワインディングではあるけれど、交通量がゼロなのと、開放感のある景観がポイント高いです。

峠を越えて北側斜面になると開放感は消えるけど、気持ちよく流せるワインディングというのは変わらない、
県道を経由してR340に出るまで、まったく前走車に会わず、ハイペースで北上を続けることができました。何とも贅沢な山越え。狭路ならともかく、しっかりとした規格(てゆうかコストかけ過ぎ)の道路でここまでマイペースで、しかも長時間走れる道なんて、全国探してもそうそうないのでは。

なんとも面白い岩手北上山地縦断路。気を良くして、このまま八戸まで突っ切ります。

 Posted by at 10:43 AM
8月 022012
 

遠野から荒川高原へ。あまりメジャーなスポットではないので、地図を頼りにこれでいいのかな?ってカンジで進みます。

林道に入ると、もの寂しい山道が続いて不安になるけど、信じて突き進む。途中、2台ほど前走車に追いついたけれど、すぐに譲ってくれてラッキー。それより、未知の林道で山奥深く入っていくという不安の中で、同じ方向に走っているクルマがいるというだけで、なんだかホッとしちゃいます(^ ^;

やがて高度が上がり切った辺りで視界が開け、広大な高原地帯が姿を現わす。
荒川高原と呼ばれる一帯で、高原と呼ぶからには放牧されてる家畜の一匹でも草を食んでいると思いきや、まったく獣の気配も感じない寂しいとこでした。

ただひたすら、微妙に樹木の生えてない草地の中を貫いていく1本の道。中央線も路肩線もないけど道幅はあって走る分には不自由しない。それ以前に走ってるクルマもいないわけではありますが。。

天気イマイチ、そしてクルマを停めて気持ちイイ〜ってな場所もイマイチ見つからず、何となく通過してしまう。荒川高原、意外と不発。案外つかみどころのない場所でした。。

高原を越えると、谷間に降りていく道が始まるわけですが、これがまた路面状況悪く。。

連日の雨のせいかもしれませんが、路面に落葉や木の枝、果ては土砂が流れ出ていて。。エスのようなクルマで走るには、緊張を要するような状態。ま、誰も通らないからこういうもんなんだろうけど。

ぐわーって降りてくと、県道25号に合流する。谷底の渓流沿いの狭路って匂いがプンプンする道で、実際には北上山地最高峰の早池峰の登山口へと向かう重要なルートの途中だったりします。

この時期、早池峰へと向かうこの道には交通規制が敷かれているはずだけど、この区間はその手前なので問題は無し。
でもすぐに県道からは逸れる。林道との分岐を示す看板ではなく、国道106号へと抜けることができることを示す青看を便りに次の林道へ。

この林道がまた謎。現在愛用中の2008年度版ツーリングマップルには記載されていないルート。こんなとこから1本北側の谷間の国道に抜ける道なんて、どう探したって見つかりません。
だがしかし、事前に最新版ツーリングマップルを立ち読み(笑)したところ、この道が存在してる。つまり、ここ数年の間に開通したできたてほやほやの道らしいのだ。

走ってみて納得。まだまだ路面も周囲の構築物も新しい。

てゆうか、それ以前に何だこの過剰なまでの整備具合。
道幅は広く、中央線もはっきり。ガードレールも法面補強もばっちり。それでいてまっっったく出会うクルマもない。北上山地のこんな奥地に、この道路を頻繁に利用するなんてクルマは存在するんだろうか・・・

ま、それがゆえに、ツーリング的にはひっじょーに楽しめるわけではありますが。。

謎過ぎる道路、川内・タイマグラ(県道25号)〜鈴久名(国道106号)間の大規模林道。コースは峠越えのワインディング。凄まじい整備具合に、皆無に等しい交通量。ま、大規模林道ってそういうもんかもしれませんが。。
明らかに税金の無駄遣いってのはわかるけど、その反面、オレ専用のコースをわざわざ用意してくれてありがとーってカンジです(^_^;;

 Posted by at 11:55 PM
8月 012012
 

地味に下北半島ツーリング、まだレポが続いています。。

ここまではスポットごとの紹介で、R style にありがちな(名物な?)走って楽しいワインディングは出てきていませんが、ちゃんと走ってますとも、もちろん。ご期待に応えます(^ ^)
今回のメインディッシュは、「川井住田大規模林道」「八戸川内大規模林道」 という岩手県の北上山地の山奥を縦断する長距離ワインディング。リンクさせてもらっているモリタさんのLONG TOURING CLUBでだいぶ昔に紹介されてから、ことあるごとに気になっていたルートでした。

具体的には、遠野から八戸までを所々で国道や県道で繋ぎながら、交通量希薄な大規模林道で一気に走破しようという試み。
東北の山中を林道で行くというと、かなりの荒れた道を想像しちゃいますが、そこは大規模林道、モリタさんのレポでも、あり得ないような高規格な道路が誰もいない山中を延々走っている模様で、ワインディング好きには溜まらないステージであることが想像できてました。

時間は戻って初日のこと。東京から走り続けた東北道を北上江釣子ICで降り、国道107号で遠野へ。
このR107の遠野までの道もそこそこ距離があって時間がかかりますが、今回はまだその距離も序章。遠野でこれから待ち受ける長距離ワインディングアタックに備えるため給油と軽食を済ませ、いざ林道へ。

まずは荒川高原を縦断する「川井住田大規模林道」へと向かいます。

 Posted by at 11:27 PM