10月 272015
 

2015 09 21 18

九州ツーリングのハイライト、やまなみハイウェイのドライブは、いつ来ても格別な体験だ。
あまりに長いルートは、区間ごとに様々な顔があって、飽きることがない。

秋風にそよぐ道端のススキに誘われて停車。 

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広大な阿蘇の景色をバックに、S2000の勇姿が映える。
前日のアクシデントのショックが残っていないといえばウソになるが、こうやって何の影響もなく走ることができるじゃないか。
長旅には多少のトラブルはつきもの。そうやって、ずっとやってきたじゃないか。

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ロングノーズに収まるのは、2リッター直列4気筒自然吸気エンジン、型式名F20C。
90年代の野性派DOHC VTECの究極系。前人未到の常用9000rpmは、究極の快楽装置。

HONDA独特のインホイール型ダブルウイッシュボーンのサスペンションを、Sachs Race Engneering製のダンパーで制御する足回りは、どんなワインディングロードでも最高のドライビングプレジャーを提供してくれる。

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路面とのコンタクトは、EAGLE RS SportとBBS RG-Rの組み合わせ。公道には過度にハイスペックに見えるけれど、S2000の運動性能を持ってするなら、たとえサーキットではなくとも、タイヤとホイールに妥協はできない。
むしろどんな状況かわからないワインディングロードだからこそ、足元の性能には妥協できないのだ。

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最高のドライビングマシンにして、最高の旅の相棒。
10年目で辿り着いた自分仕様のカタチ。

S2000というかけがえのない存在がある限り、まだまだ、旅は続いていく。

終わるわけじゃありません(笑
ここから後半戦です。

 Posted by at 2:02 AM
10月 272015
 

2015 09 21 15

国道387号はウダウダ、なかなか前に進まないので、道の駅で回避ルートを算段。
その結果、菊池の市街地に入る手前で、県道203号に折れる。
菊池渓谷へと向かうR387と、ほぼ並行して走るルートだが、こっちの方がよほど走って楽しい。広狭混在のワインディングでどんどん高度を上げていく。

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途中で広域農道に入り、地形に沿ってぐわんぐわんとうねるコースを楽しみながらR387に復帰。そのまま菊池渓谷方面へ。
この道、旧有料で途中に菊池渓谷という観光スポットがあるため、シルバーウィークまっただ中の真っ昼間だと、さすがにクルマは数珠繋ぎ。

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菊池渓谷は駐車場から離れているので今回もパス(笑
そのまま走ると、森を抜けた頃には阿蘇の外輪山の尾根道になる。

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通称ミルクロード。

もう何度も九州に来ているが、阿蘇外輪山の絶景ロードであるこの道だけは欠かすことがない(と思う)
廻りに遮るもののない、山肌露わな草原の中を走り抜ける爽快さは、ここ阿蘇の山並み以外では体感することができない。
奇跡の絶景系ワインディングロード。しかも、それまでの薄曇りがウソだったかのように晴れ渡る空。
阿蘇に来て、ここまで青空に恵まれるのは初めてのことかもしれない。 

国道212号の交差部を通過すると、一気にクルマ(とバイク)が多くなる。
すぐに大観峰の入口。大観峰からの阿蘇カルデラの絶景も見逃せない。
そう思って展望台へと向かうものの、クルマ1台停める隙間もないくらいの大混雑。奥まで入り込んだら出てこれなくなりそうな気がしたので、潔く諦めて引き返す。
何も大観峰だけが必見のスポットではない。外輪山を走っているだけで、いろんな景色を楽しむことができるのだから。

実はこの前の週に阿蘇中岳が噴火して、周辺の立ち入り規制、火山灰の飛来による影響が懸念されていた。
影響は限定的だと判断して、熊本ツーリングを決行しているのだが、噴火してるのがウソのような美しい風景が眼前に広がっている。
世界最大級のカルデラだけに、中岳まで相当距離があるということもあるのだろうけど。 

ミルクロードを県道11号まで走り抜ける。
K11の通称は、ご存知「やまなみハイウェイ」。別府から阿蘇までの約100km。息つくヒマもない絶頂ドライブルートにして、様々なステージが混在する超ロングワインディング。こちらも九州ツーリングに欠かせないコースだ。

この道を北方向に進路を取ると、阿蘇の外輪山からくじゅう連山へと向かう方向になる。
そこに道路が通っていることが奇跡のような、雄大な風景の中を抜ける極上ルートが続く。

2015 09 21 17

 Posted by at 12:49 AM
10月 252015
 

2015 10 25 01

今シーズンの紅葉ドライブ。奥利根の照葉峡に行ってきました。

ウワサには聞いてましたが、今年の紅葉は早い!
例年なら紅葉真っ盛りのはずの照葉峡が、すっかり終わりかけていました。。
紅葉ドライブを企んでる方は、前倒し、急いだほうが吉です。

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今回は初めて尾瀬側から照葉峡にアプローチ。
決まって水上側から走りに行っていましたが、全然印象が違ってオドロキでした。
紅葉はいまひとつで残念でしたが、初のアルファGTでの紅葉ドライブってことで、味わいは深かったです。

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仕上げは久しぶりに温泉。

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秋は山登りに温泉にドライブに、いろんなことがしたくなる季節です。
時間が許す限り、楽しめればいいな。

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クォーーンと軽々回るV6エンジンのアルファGT daytona blue。
JTSエンジンのGTとはまるで異なった世界観。ほんと、同じクルマとは思えないほど、転がしているだけでもキモチイイのが、V6 GTです。

こういうちょっとしたツーリングでも、その楽しさは変わらず。
下からトルクに溢れたエンジン特性にもかかわらず、思わず高回転まで回してしまう。
エスとはまた異なった高回転エンジンの味わい。これはこれで、クセになりそうです。

 Posted by at 9:45 PM
10月 192015
 

2015 09 21 01

前夜のダメージは軽くはなく、マフラーのタイコは両方共ベッコリ、リアバンパーのステーも折れ曲がってしまった(写真撮る気にもならなかったので、各自想像してください・・・)が、不幸中の幸いで、ぱっと見ただけでは損傷していることはわからない。
鶴御崎のミステリーの時のように、旅の続行を諦めなければならないほどのダメージではなく、このまま旅は続けられそうだ。

ただ、気分はどんより曇り空。 
それを察したかのように、3日目の熊本の空も一面の雲天だ。

昨日、予定では天草から早めに熊本に戻り、市街地観光でもしよっかなと思っていたのだが、想定外の渋滞で、まったくそんな時間は取れなかった。
今日は阿蘇の方に向かおうかと思っていたが、熊本市街を宿泊だけで素通りも勿体無い。
どうせ天気はイマイチだし、午前の時間を観光に費やすのも悪くない。

訪れたのは熊本城。加藤清正の城。
城マニアではないのだが、武者返しの石垣や、復元された本丸御殿には、ちょっと興味をそそられる。

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朝イチで訪れるも、駐車場には既にかなりのクルマの数。
西大手櫓門を通って本丸に続くゲートに向かうと、開門を待つ人の列が。。
開門までしばらく周辺を散策。

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入場券買って中に入るまで、この櫓(宇土櫓)が天守閣だと思ってたのは内緒だ(笑

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こちらが本物の天守閣。
大天守閣の高さ約30m。威風堂々。これは迫力がある。
建物には年季が入っているように見えるけれど、これは再建。清正公のオリジナル天守閣は、西南戦争の際に焼失している。

しかし、城っていう建築は不思議だ。
建築文化の歴史上、何の脈略もなく突然現れる圧倒的構造物。
城塞という機能性と、権力による威厳の象徴。
それを中心として築かれた都市が、現代でもその骨格を保っているのである。

城には建築的な見どころは、それほど存在しないと思う。
その存在自体が、考えれば考えるほどミステリアスで、歴史上重要な発明であることに気付くのだ。 

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内部は熊本城の成り立ちと歴史を紹介する博物館。
じっくり見ていくと、熊本城がいかに大規模な要塞だったかを知ることができる。
今でもかなりの石垣は残っているが、それとて一部に過ぎない。

難攻不落の名城は、西郷隆盛率いる士族の反乱軍が政府に反旗を翻した西南戦争の際、政府の征討軍の根城となった。
てっきり西郷軍の攻撃で焼け落ちたのかと思っていたら、開戦3日前に原因不明の火災で焼失したそうだ。
それでも政府軍の籠城作戦が勝り、西郷陣営は追い詰められる。そんな日本最後の内戦の主要な舞台のひとつが、ここ熊本城なのだ。

てなことを熱心に学びながら進んでいくと、いつの間にか天守閣の最上部に辿り着いてしまう。
昭和の再建であるお城は、立派な鉄筋コンクリート造。ガッシリとしたコンクリート製の柱と上りやすい階段は、城の中にいることを忘れさせるに十分である。

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天守閣からの熊本市街の眺めは素晴らしい。
城は再建でも、しっかりと街の位置的精神的中心となっているのがよくわかる。

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巨大なくまモンに見つめ返されたりして。

熊本城内だけでも見所はいろいろあって、興味が尽きない。
ここだけで半日以上かかりそうだが、そんなに時間は割けない。
それでもあと1ヶ所、復元された本丸御殿は見ておきたかった。

天守閣に隣接する本丸御殿は、清正公により建立された城の一部。行政や生活の場として利用された、いわば殿様のお屋敷である。
この建物もまた、西南戦争(の3日前)に焼失したのだが、つい最近、当時の建築そのままに再建されたことを知っていたので、見ておきたいと思っていたのだ。

全部が全部、再建というわけではないが、当時の建築技術を活用して復元されている。
新築ゆえ、古さが醸し出す味わいというのは一切ないが、それはこれから年月が経ていくことで自然と得られていくもの。

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まるで機能的でない大広間。なんでこんな空間が必要かというと、その奥に最も格式の高い藩主との会見の間があるから。
復元でなければ、まず実現することのない空間が、新築で体感できるという贅沢。

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その最も格式が高い間が、この「昭君之間」。
安土桃山文化そのまんまの絢爛さ。ただしオリジナルの建立時は、既に徳川の世になっていたはず。
初代藩主の清正公が、元は豊臣家臣だった名残りだろうか。

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確かに派手派手しいが、色彩のバランスが良いのだろうか、不思議と見ていて惚れ惚れする。
実用性とは全くかけ離れているが、芸術として見れば、復元とはいえ素晴らしい。 

表面的には好みの分かれるところだが、本丸御殿は建築技術の伝承という意味で、価値ある再建だと思う。

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武者返しの石垣を鑑賞しながら、駐車場へと戻る。
熊本城周辺には、他にも見所はたくさんあったが、今回のところはここまで。残りは、また訪れた時のためにとっておこう。

エスのルーフを開け放ち、熊本の街中へと滑り出す。
国道3号を北上し、国道387号を菊池方面へと向かうことにした。 

 Posted by at 12:03 AM
10月 182015
 

2015 10 18 01

エスをドライブする際に手放せないモノのひとつが、ドライビングシューズ。
運転そのものを楽しむために乗っているのだから、ペダル操作に直接影響する部分に手を抜くわけにはいきません。

いろいろな靴を試しましたが、今はnegroniこそが、自分が求めていたドライビングシューズだと確信しています。
確実なペダル操作に必要な機能性に加え、長距離ツーリングでの耐疲労性、ツーリングでは意外と大切な歩行性、そしてファッション性と、全てがハイレベル。
特に、ペダル操作だけでなく「歩き」に対しても一定の機能性が確保されている点が、他のドライビングシューズと一線を画しているところ。
ツーリング時は運転するだけでなく、岬まで歩いたり、夜の街に出歩いたりする(笑)こともあるわけですが、negroniなら一足で全てがまかなえるわけです。

そのnegroniですが、あまりにヘビロテなので、常々下駄箱にバリエーションが欲しいと思っていました。
今年になって、クラッチペダルがもう一つ増えた!?こともあり、増足は緊急課題。
そんな中、新宿の某百貨店でnegroniの特設コーナーを発見し、何かの縁と思い、念願の2足目を手に入れました。

2015 10 18 02

1足目がトリコロールレザーだったので、2足目はガラッと変えて、カーボン柄レザーとスエードのハイブリッドモデルに。
モデルが共通で靴型が同じなので、同サイズでしっくり足に馴染みます。
ただ、中敷きがよりフィットする仕様に変更されていたので、感触はちょっとだけ違うかな。

2015 10 18 04

ネイビーのスエードは、デイトナブルーを意識して、なのですが、どちらかというとクルマに合わせるのではなく、自身が身に付ける衣服の中のアクセントとするのがマイスタイル。もちろん全体としては、クルマの存在を考慮に入れますが。 

ワンポイントのネイビーブルーは、ファションの中のアクセサリーカラーとしての表現。
すなわち合わせるクルマは、デイトナブルーGTでもベルリナブラックS2000でも、どちらでもOKなわけです。
その日のコーディネートと気分で、迷う選択肢ができたってことですね。

2015 10 18 03

今年の最初の投稿で、今年の目標はオープンドライブのファッション!みたいなことを書いた覚えがありますが、、意識して考えて、時折エイヤ!って投資(汗)してきた効果もあり、ちょっとずつ変わってきた感じが。。いや、まだまだかな。
こういうことを考えてる時間も、クルマ生活の楽しみの一部ですよね。 

 Posted by at 5:52 PM