2月 282012
 

ウォルナットの無垢フローリングは、先般張り終えたばかりですが、もうひとつのフローリング材は、張られるタイミングを現場でじっと待っています。

水廻り以外はブラックウォルナットで統一していますが、唯一ロフトだけは、ミモザという異なる無垢材を使っています。
ロフトだけ違う材にしたのは、ロフトという秘密部屋のイメージに合う、ざくっとした風合いの床板としたかったのと、単純にコストの関係です。
色合いや質感はウォルナットと非常に似ているミモザですが、ウォルナットよりも荒々しい木目による力感が特徴で、実にワイルドな印象です。ウォルナットもそれなりに硬いですが、ミモザは更に上を行き、土足にも耐えうる性質を持っています。

ますます大工さん泣かせな現場(笑

加えて無垢材としては安価なのも採用理由。
空間によって特徴を付ける上で、ミモザの風合いはロフトのイメージには非常に合っていました。ウォルナットは見方によっては高級感が漂うこともあるので、R style Houseのロフト空間にはちょっと合わない。ウォルナットと似ていながら、どこか雰囲気が異なるところがこの空間にはピッタリ。それでいて安価。色合いや木目にバラツキのある「ラスティック」グレードであることも安価な理由。
無垢材は色が揃い節が無いものほど高価です。逆にそれを求めない空間に使うなら、この表情でも何も問題はありません。

ところで、無垢材は湿度や温度によって伸び縮みするので、張り込んでいく際には、材と材にの間に意図的に隙間を確保しながら並べていく必要があります。
名刺のようなスペーサーを挟みながら張っていくわけですが、今回はタイミング的にその光景を見ることはできずに終わってしまいそうです。

 Posted by at 2:31 AM
2月 272012
 

現場には大工さんの他にもいろんな職人さんが出入りしますが、その中でも電気屋さんがなかなかいい味出してます。

現場にいると、根掘り葉掘り確認を求められます。(その方が間違いがなくていいんですけど)
どうも施主というより設計者だと思っているらしく、自分を「先生」と呼びます(笑
それくらい注文が細か過ぎるんでしょうか(^ ^;

昨日はダウンライトの位置を事細かに訊かれました。
照明配置も個性的なので、心配性な電気屋さんは不安がいっぱい(笑
ここぞとばかりに自分を捕まえて、ひとつひとつ確認していきます。

その後、天井にダウンライトの穴が次々と開けられていきましたとさ。

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2月 262012
 

今週末も現場に訪れ、細部のチェック&指示です。
ずっと二人体制だった大工さんが、諸事情で今週は一人だったため、劇的に変わってはいませんでした。

昨日の現場打合せ内容は、主に造作家具の詳細について。
家具工事はコストがかさんだので、設計段階で必要最低限に抑えています。それでも、スペースの狭い部分にぴったりと納めなければならない箇所に関しては、やはり造作家具が適しているので残しています。

造作の家具は何となく造ってもらうのではなく、ある程度用途を設定した上で設計して造ってもらうことが大切ですね。最初から自分が思い描いているイメージで使いやすいように造ってもらわなければ、せっかくオーダーメイドしてる意味がありません。
逆に用途を限定できなかったり、市販品で代用可能なものに関しては、造作してもらう必要がないとも言えます。そういった意味で、car pitやウォークインクローゼットの中の家具は、造作ではなく市販の家具を用意することにしています。

造作が集中する小部屋廻りは本やOA機器が設置されるので、重量や配線、作業効率なんかも含めて考慮しながら、どういった造り方が最適かを検討中。
イメージを絵や口頭で伝え、具体的な材料や製作方法を工務店が考える、というようなやりとりで進めています。

 Posted by at 11:24 AM
2月 232012
 

ロフトへ上がる階段が出来上がっています。

行き先がロフトということで、スペースの事情もありかなり急な階段を計画してましたが、実際にできてみると、感覚的にはそんなには急でもない感じがします。

こういったふうに、できてみて「意外といいな」と思えるようなことばかりであればいいんですが、残念ながらその逆も少なくありません。
自分にはある程度明確なイメージがあるんですが、作り手に上手く伝わっていなかったり、計画時に煮詰め切れなかった部分が悪い状態で表出してきたり。。

一番多いのが、住宅をつくる上で常識と思われる仕様や納まりが、放っておくととても残念な感じになってしまいがちなこと。
この業界でやっている人には当然のことなのかもしれませんが、かなり違和感のあることが結構あります。住宅は、建築の中でもかなり特殊だということを身に染みて感じています。

何とか最後まで粘り腰で対応していかなければ。

 Posted by at 1:51 AM
2月 212012
 

引越しの日を決めました。
正確に言うと、引越屋を決めるにあたって、日程を決めたわけですが。

工務店に事前に引渡しの日を聞き、それを元に引越業者数社に見積り依頼。いわゆる相みつデス。施工業者すら特命の自分にとっては、このプロジェクト中では初めての経験(^ ^;
そもそもマトモに家財一式を業者にそっくり移動してもらうのは、東京に出てきて以来か。

引越しには、移動する家財の量の他にも、時期、曜日、時間、場所、家のカタチなど、いろんな要素があるんですね。
連絡してこちらの都合に合わせて見積りに来れない業者は論外(見積対象外) として、結局3社に見積もってもらいましたが、内容が同じであればどこもほとんど費用に差は無し。あとはどれだけ融通が効くか、労力かけてくれそうかっていう部分がポイントでした。

日曜の午前中がいいかなと思ってたので、その時間帯で一番条件の良かった業者を、更に指値で値引きを引き出して決定。
引越しシーズンを過ぎた4月、早期予約っていうのがポイントでした。曜日は思ったより関係なかったです。その日がその時点でいかに空いているか。そこで値引きが決まるようでした。(少なくとも最終的に決めた業者では)

引越し業界も建材業界と似てますね。通常提示される費用が設計価格(上代)、時期や曜日、時間を加味した値引きが掛け率、みたいな。
そして、想定してたよりもずっと安く抑えられたのはラッキーでした。
やはりシーズンオフっていうのが大きいんでしょうけど、大物家具がそんなにない(捨ててしまうモノも多い)ので、思ってるより荷物が多くないのかもしれません。

これで引渡しから引越しにかけての日取りが決まったので、あとはそこに向けて突き進むのみ。工務店にも、確実にその前に工事を終了してもらわなければなりません。
家の工事の他にも、いろんな手続きや準備が山ほど残っていて、考える度にクラクラするけど、とにかく手につくところから片付けていくしかありません。

家をつくってそこに住むということは、本当に労力が要ります。。

 Posted by at 12:47 AM