4月 252012
 

R style House 完成から1週間以上が過ぎました。
ある程度生活は落ち着き、考え抜いた空間での暮らしを徐々に満喫しています。

けれどしかし、普段は朝から晩まで仕事に忙殺されている身(汗)
荷物の片付けがなかなか進まず、いまひとつ仮住まい的な様相から抜け切れていません。
つまり、今写真を撮っても段ボールが散乱している状態になるわけで、最終的な生活風景を焼き付けるに至っていない状況なわけです。
竣工写真は生活の風景を取り込んだもので仕上げようと考えていたんですが、それはいつのことになるやら。

前にもお伝えした通り、一応引越し前に撮った写真があるので、ひとまずはそっちを載っけてお茶を濁してみたり。。。

 

2階の生活スペース。この家のメインとも言える空間です。
最高天井高が4mを超える大きなボリュームの空間が特徴。内部空間の高さを高くすることは床の面積を減らすことにもなりますが、それは逆に、部屋の数を全く重視しないR style Houseの真骨頂と見ることもできます。

しかも、用途と言っても特にない。正確にはこの時点では何もなく、これから家具が足されたりして、なんとなくアクティビティが定着する、そんなプレーンな空間を用意しています。
最初から部屋の用途を限定し過ぎず、あくまで空間の魅力に注視してつくっている、っていうのがポイント。

ちなみに上部の梁は構造体の表しで、この上に床を増設することが可能。そういった空間の可変性を散りばめています。
家は完成したその時の状態で終わりではなく、状況や趣向によって姿を変えることができる。そういった可能性を残しておくことも大きなテーマのひとつでした。

 Posted by at 2:52 AM

  2 Responses to “曖昧な大空間”

  1. なるほど!そんな造り方もあるんですね~。
    しかしこの圧迫感ゼロ、ストレスレスな空間はたまりませんね~。
    のんびりお昼寝・・・なんてことが早くできるといいですね^^;

    • 長い年月を過ごすことになるであろう場所なので、いろんな可能性を残しておくことも必要だし、そうすることで今計画を決めなければならないというプレッシャーに対抗したというわけです。
      今の生活だけで考えれば、それなりにフィットする家はできるかもしれませんけど、後々使いづらくなってしまうかもしれないし、逆に将来を気にし過ぎてつくってしまうと、今が窮屈になるし。
      ある程度年齢が若い頃に家を建てる人が大半だと思いますが、若ければ若いほどそういったことをよくよく考えた方がいいのかもしれませんね。

      ここは思いっ切りボリュームが大きく開放的な空間になっていますが、一方で面積を思い切り絞った狭い空間や、天井を低く抑えた空間を付帯させて、抑揚をつけています。単純にだだっ広いだけだと、その効果は却って薄れてしまいますからね。
      上部の梁も可変性のためだけではなく、大きなボリュームをキュッと引き締める、意匠的なアクセントという意図があります。

      最初にコンセプトから導いたイメージにあった、「山小屋」のラウンジの的な空間イメージを、この2階一帯の空間に落とし込んだつもりです(^ ^)

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