門司港の朝。
出発前に再度、門司港周辺を歩いてみる。
大正3年築のスーパーレトロな駅舎の門司港駅。現役ながら重要文化財に指定されているという。
が、運悪く保存修理工事中で、仮囲いでその勇姿を見ることは叶わなかった。
保存修理の様子を間近に見られるよう、仮設の見学通路が設けられていた。
鉄骨トラスと木造のハイブリッド。さすがに相当傷んでいるなぁ。
門司港駅は、九州を縦断する鹿児島本線の起点でもある。
関門トンネルが開通するまでは、関門連絡船と接続する九州の玄関口だった。
どことなく、往時の賑わいが感じられるような、歴史を感じさせるプラットホームがいい。
駅舎を抜けると、昨晩訪れた旧門司三井倶楽部前に出た。
昨日は暗くて気付かなかったけど、この建物、裏側で思いっ切り日本的な住居と直接繋がっている。
理由はわからないけど、とても不思議な光景。
近くのカフェの駐車場で、アルファGT発見!
街を巡って、港周辺に戻ってきた。
昼間の門司港ホテルも、存在感抜群。短い滞在だったけど、いい思い出ができた。
ホテル脇に停めていたエスに戻り、長距離移動の支度をする。
目の前の関門海峡を渡ったら、いつものように中国道をひた走り、名神、新名神、東名阪、伊勢湾岸、東名、新東名、再び東名というルートで帰還するのだ。
連休が5連休ともなると、最終日は不思議と渋滞は激しくならない。その点では初日の移動より気楽だけれど、気は抜けない。
門司を出発し、一心不乱に走り抜く。5日目の疲労も感じさせず、新名神土山SAで最後の給油後は、ノンストップで東京まで。
こんな離れ業ができるのも、エスが最高に身体に馴染んでいるからに他ならない。
・・・・・・・
5日間に及んだ今回の九州の旅。
熊本ツーリングと銘打ってはいるけれど、熊本の他に佐賀、北九州と、結果的にちょっと今までにない所にスポットを当てたツーリングになってるなァ。
こういうカタチになることもあるから、何度訪れても九州は面白い。ツーリングを楽しめる要素の密集度を測る「ツーリング密度」という言葉があるとしたら、たぶん九州はダントツだろう。
総走行距離は、3362.9km。
2日目のアクシデントが深い傷として残ってしまったが、走っていればこんな傷の一つや二つと思わないと、ツーリングなんてやっていけない。
帰った後に点検してみたら、サイレンサーというサイレンサーは全て凹んでいた。いろんな意味で痛いけれど、直せば良いのだ、直せば。(そう思うことにする)
たった5日間。されど5日間。
レポを書き始めた時は、もっとあっさり終わるかと思ったけれど、結局2ヶ月ほどかかってしまった。
ちょっと走りのシーンが少なかった気もするけど、総じて密度が高かったということ。
そして。
旅の終わりは、次なる旅のプロローグ。
次週は今年最後となるロングツーリング。
さて、どうなることやら。
3362.9kmの走行でしたか。ツーリングのお写真もっと観たい感じです。
最後の画像がすごくきれいですが撮って出しなのでしょうか?
間近のボディに露出を合わせたので、背景が白く飛んでしまいました。
それを逆に強調することで、記憶の中の風景っぽく表現したかったので、彩度をやや抜いています。
それだけですけど、印象的な絵になりましたね。
遅ればせながら、、、熊本ツーリングお疲れ様でした!
シルバーウィークによる混雑の影響は予想以上であったようですが、土平窯での出来事など今回も心に残る旅となったようですね。
途中のアクシデントは、かなりショックが大きい出来事でしたが、走行に支障が無く、旅を続行できる状態で本当に良かったと思います。
写真に写る景色も様々で、自分が旅をしている気分で楽しませていただきました(笑)
九州は阿蘇以外はまだ訪れたことが無いですので、機会をつくって、しっかり回ってみたいと強く思いました。
・・・九州までの距離がなかなかに長いのですよねえ(汗)
ありがとうございます。旅の臨場感が届いたのであれば本望です^ ^
九州は、ツーリングの楽しみがギュッと詰まった宝島のような場所だと思ってます。
毎回いろんな楽しみ方ができますからね。
天草、阿蘇がメインで出てきているので熊本ツーリングとしていますが、2泊した熊本の夜もそれなりに思い出深く?例のアクシデント含めてですね^ ^;
ぜひとも機会を作ってじっくり訪れてみてください。
自分も学生時代に初めて上陸、その時は駆け足だったので、社会人になってから数年後にようやくツーリングらしい内容で訪れています。
確かに遠いですが、一回行ってしまえば以降はそんなにでもないと感じるかと。。。気分的な問題です(笑