7月 302016
 

2016 07 30 04

【日本海東北道 河辺JCT付近】

道東ツーリングレポートは、毎度のことながら初日の移動からスタートです。

スタートの日は平日。珍しく前日の仕事も常識的な時間に終えることができたので、早立ちもできなくはなかったが、船の時間が夜なので急いでも仕方がない。
渋滞の心配もないので、6時に出発。入線したのは関越道。そう、得意の(?)日本海北上ルートである。

思えば、最初の北海道ツーリングとなった2007年もこのパターンだった。
当時は新潟からはほとんど国道7号での北上だったが、現在は日本海東北道+秋田道が延伸し、かなり気楽に選択できる移動ルートになっている。
今回のテーマはあくまで北海道の中にあるので、東北の各地は素通りするが、東北道をずっと行くより変化に富んだドライブを楽しめるはずだ。

関越は至極スムーズに流れ、湯沢の辺りでやや雨天だったもののあっという間に新潟へ。
そのまま新潟市を迂回通過し、日本海東北道で村上瀬波温泉ICまで。 ここを降りた所にあるGSで給油をするお決まりのパターン。

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日本海東北道はもう少し先まで延伸しているが、ここから県境までは、R7より笹川流れルート(R345)を選択したい。
村上市街を抜けて海沿いの道に解き放たれると、そこは夏空のシーサイドライン。夏の始まりを告げる三連休を前に、海の家の準備に勤しむ方々の姿が見られた。
休日ともなればかなりの人出となる、日本海側有数の海水浴場銀座だが、平日の今日は至極静か。潮風を受けながら、しばしのシーサイドドライブを楽しむ。

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R7に合流して山形県に入った後、温海温泉から再び日本海東北道へ。鶴岡までの無料区間から、そのまま有料区間に入って酒田市を迂回。
酒田みなとICから先はまた不通区間になるのでR7へ。遊佐の道の駅「鳥海」で大休止とした。
この道の駅はいつ来てもクルマが多い。平日の今日も例外ではなかった。

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ここの名物?は、屋台のようなフードコート。でもオススメは、その一角からは離れた漁協が直営してる店。漁協の奥様方がやってるような緩い感じの店だが、客はこの日も大行列。
お目当ては生ガキ、ではなく「銀ガレイの炭火焼き」。肉厚で超ジューシー。素晴らしく美味しい。いつも満員なので、これまで近寄ることがなかったけれど、これは並んで食べる価値はある。

いくつか仕事の電話をした後、再びR7へ。すぐに鳥海ブルーラインの入口があるが、本日は目もくれずそのまま直進。
秋田県に入り、象潟ICから三度、日本海東北道へ。
秋田側からどんどん延伸が進む日本海東北道は、遂に山形県境付近まで到達していた。ずっと放置されていた酒田みなとICから北側の区間も工事が進んでいたので、接続は時間の問題と見えた。

ここが繋がると、山形県の南端から秋田県の能代の先まで、高速道路だけで到達できるようになる。
もっと言うと、さらに新潟県と山形県の県境区間と、能代と大館までの区間が繋がると、新潟経由でも高速だけで青森まで行けるようになる。
途中のエリアをすっ飛ばすのはいかにも勿体無いが、今回のように移動と割り切る場合には、非常に有効になると思われる。

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日本海東北道はほとんどが片側一車線だが、平日の今日は走ってるクルマがいないのであまり問題がない。
そのまま秋田道に入って、秋田市を迂回通過。能代も迂回して、現在開通している突端の二ツ井白神ICからR7へと降り立つ。

鷹巣を通過し、大館からバイパスには入らず、大館の市街地に直進。
実質本日初めての市街地走行は、やや渋滞気味。素直にバイパスに入ればよかったかな?と思いつつ市街地を横断して県道2号へ。

K2と言えば、樹海ライン!
十和田湖へと登るハイスピードなワインディングに向かうべく小坂方面へ。
ところが、よくよくフューエルメーターを見ると、やや心許ないことに気付く。この先のルートを考えると、大館で給油が正解だったのでは?と悩みつつも小坂を通過。

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小坂から発荷峠がそのワインディング区間だが、すぐに目の前を前走車に阻まれる。加えて濃霧が辺りを覆い、前走車はスローダウン。譲ってくれればいいのにその気配もなく、そのままズルズルと峠まで走り切ることとなってしまった。無念。
発荷峠から国道103号を十和田湖とは反対側へ。相変わらずガタガタの路面を走って、大湯で国道104号。分厚い雲に覆われた薄暗い林間の道を走り抜ける。

青森県に入って、田子を通過。発荷峠から一定のペースを保てていることが功を奏しているのか、燃料は思ったよりも減っていない。
三戸で国道4号。さすがにクルマが多くペースは格段に落ちる。
南部から再びR104。ますます交通量は増加し、長い車列の一員となってしまったが、これはもう仕方がない。夕刻の八戸市街へと向かう幹線ルートなのだから。

八戸市街に辿り着いたら、まずは給油。結局、村上から460kmを走り切ってしまった。
エスの燃費とタンク容量を考えて、400kmをリミットにしているので、ちょっと引っ張り過ぎた。

八戸に来たのは、他でもない、北海道へと渡るフェリーに乗船するためだ。
これまでの北海道に渡るツーリングでは、漏れなく青森港から出航の青函フェリーを利用していたが、今回は道東がメインということで、アプローチを考えて八戸港出航のシルバーフェリーを選択したのだ。苫小牧港に向かうのこの航路なら、道東エリアは非常に近い(ように感じられる)

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初めての八戸港。フェリーターミナルに赴き、乗船手続き。北海道の観光シーズン、しかも三連休前であることから事前に予約をしていたため、手続きはスムーズに終了。
エスで乗船待ちの車列に向かうと、案の定、低床車ということで別の車列に誘導される。後から来たGT-Rと一緒に、離れた車列で待機。(GT-Rと並ぶと、S2000は軽自動車みたいに小さく見える)
特に最低地上高が低いと目されるスポーツカーは、乗用車の甲板ではなく、トラック甲板行きになることが多いのだ。

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さすがに北海道ハイシーズン、単車の数は多い。

22:00八戸港出航。8時間の航海時間ゆえ船室での睡眠となるが、1泊目の宿泊代が浮くのは大きい。
2等船室は賑やかだったが、雑魚寝の2等でも指定席なのは助かる。しかもマットまで付いている。(その代わり毛布はないけど)
体力が有り余っている1泊目はこれで十分。朝から走り続けたこともあり、出航早々眠りに落ちた。目が覚めれば、いよいよ北海道だ。

 Posted by at 6:28 PM

  6 Responses to “道東 splash! /始まりは穏やかに”

  1. 笹川流れは私も、GWに通過しました!!
    連休中で、駐車場という駐車場には入りきれないほどの車の量で止まれなかったのですが。

    にしても、日本海東北道の延伸は着々と進んでいますね。

    • 夏休み期間中はちょっと敬遠したくなりますが、それ以外は通らない手はないですね、笹川流れは。
      昔は東北の日本海側に高速が通るなんて、絵空事だと思っていましたが、、既に時間の問題と言えるまでになっています。
      ほとんど片側1車線ではあるけれど、繋がるだけでもいろいろ変化がありますからね。

  2. いよいよ。ツーレポ始まりましたね。

    見慣れた景色が散りばめられ、親近感がわきます。
    行った気分で拝見させていたきます。

    エスにとっても、人にとっても厳しい季節ですが両者ともご自愛ください。

    • いよいよ始まりました。
      ここからは、切っても切っても同じ写真ばかりの予定です(笑
      マニアックなルート取りですが、楽しんでいただければ幸いです。

  3. GT-RとS2000、絵になってますね。
    “分厚い”GT-Rと並ぶとNSXも小さかったです。

    日本海東北道、いつの間にやらそんなに伸びてるんですね。
    自分は実家が山形県天童市にあるので、日本海側を通って帰省していた頃によく使ってました。
    あの頃はまだ中条までしか開通していなかったような…。
    首都高の山手トンネルが出来てからはもっぱら東京経由になりました。
    でも1059さんレポートを拝見して懐かしくなり、今年の夏は久しぶりに日本海側で帰省しようと思います。
    これから先のレポート、楽しみにしています!

    • NSXも今見るとコンパクトですからね。
      まず間違いなくトラック甲板の車列で特別感を味わえると思いますよ>NSX(笑

      裏道的なルートが見逃せない自分は、関越経由の日本海側北上ルートを好んで走ることが多いです。
      今は中条からもう少し先の朝日村まで行けます。県境の区間が開通すれば山形道と繋がることになるため、天童まで日本海側ルートでも気軽に行けることになりますね。

      始まったばかりで全然進んでいないですが、、粘り強くレポ続けますです。

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