東北レポをするすると言って、まるまる一週間放置してしまいました。毎度の「するする詐欺」状態です(笑
北海道がこってり長編だったので、東北はさっくりと。
というのも、いつもの「朝練」の遠征版のような感じだったので・・・
・・・・・・・
いつものように早朝、早出で東北道をのんびりと流し、9時頃には岩手県、一関ICにて降り立つ。
IC近くのGSにて、ほぼ空になったガソリンタンクに給油。
給油中、ふと左後輪に目をやると、タイヤのサイドウォールがいつも以上に歪んでいる。
舗装の傾斜のせいかな?と思いつつ、国道342号を栗駒方面に向かってスタート。素朴な田舎道を延々と走る。
栗駒山に向かうこのR342、特段これと言って何があるわけじゃなけど、キライじゃない。
空は雲に覆われているけれど、みちのくの景色に癒され、心は穏やかだ。エスのエンジンサウンドに身を委ねて緩やかに疾走するのが心地良い。
真湯温泉に到達した時、やはり気になって一度エスを停め、タイヤの様子を見ると、やはり歪んでいる。
しまったな、北海道に行った後、空気圧の調整してなかったじゃないか。
走行距離や季節によって、大きく変動するタイヤの空気圧。特に長距離の前後のチェックは必須のはずなのに失態だ。
常備している空気圧計で計測してみると、なぜか反応しない。壊れちゃったのかな。。
どこかのGSで空気を補充することにして、栗駒山へと登る山岳道路に足を踏み入れる。
タイトなコーナーが連続する狭路ワインディングだが、いつの間にか改良が進んで走りやすくなった気がする。
それよりやっぱり、コーナーやアクセルオンの際のバランスがどこかおかしい。微妙な違いだけれど、いつもの感覚とどうにもシンクロしない。
いつものパターンなら、自分の体調に問題がある場合が多いけれど、どう考えてもこれは車体側に問題がある。
須川温泉に着いて、再度タイヤのチェック。
すると、やっぱり・・・・・ビスが刺さっていた。
嗚呼、初日の走り始め、しかもこんなとこでパンクとは。
空気圧計が壊れてたんじゃない、計測できないくらいに圧が抜けていたのだ。
幸いなことに、最初に異常を発見した時から更に空気が抜けている様子はなかったので、とにかくこのまま一番近い街まで下りて、どこでもいいからタイヤ屋に駆け込むことにした。
国道398号を一気に下る。一気にと言っても、左リアに急激な荷重変化をかけないようにしながら、優しく巡航する。
栗駒のワインディング、楽しみにしてたのになぁ。
湯沢の街に着いたら、事前にiPhoneで目星をつけておいたタイヤショップに一目散に駆け込む。
街のタイヤ屋さん風情なショップは、メカニックが手持ち無沙汰に突っ立っていたので、すぐに修理対応してくれた。
ものの30分で修理は終了。内側からの修理だったため、見た目はビスが抜かれて穴が空いているけれど、空気が漏れる心配はないようだ。
突然の修理依頼の対応にお礼した後、ツーリング再開。とんだ幕開けだ。
思い起こせば数年前、やっぱり東北ツーリングの初日に、あの時は交換したばかりのタイヤ、それも同じ左リアをパンクさせている。
北東北に向かうツーリングは、きっと鬼門だ。
気を取り直して、バイパスで湯沢から横手へ。
国道13号を直進し、途中の道の駅で休憩。もはやタイヤに異常はない。
ここから田沢湖方面に北進する際は、県道11号を利用することが多い。
ただこの道、走って楽しいわけではなく、かと言って国道105号はもっとかったるいのでいつも気分が重い区間だが、今回はもっとも県境側を走る広域農道を使って北進することにした。
「みずほの里ロード」という名称がついた道は、周囲を長閑な田園に囲まれていた。
頭を垂れる稲穂の黄金色が眩しい。
ただ、そこを走る長閑な名の付いた農道は激しい。
いや、コース自体は激しくないのだが、巷の広域農道の例に漏れず、贅沢な規格のまま田園地帯を貫き、森林や丘陵を貫き、超特急で距離を稼いでくれる。
これまでこの道に気付かなかったのが不思議だ。
秋田県内陸部を縦断する際には通らざるをえないエリアなので、とても有用な道になるだろう。
必然的に角館もパスすることになり、移動時間は圧倒的に短縮された。
国道46号から田沢湖で国道341号へ。
鹿角へと続く長距離山岳ハイウェイは、久しぶりの走行を楽しみにして訪れた高速ワインディングだ。
こんばんは。
北海道に続き、東北ツーリングとは羨ましいです。
みずほの里ロード、気が付かれましたか。私も数年前に走り、これだ!と思った記憶があります。
今年の北海道からの帰りは近くを通ったのですが、未経験のR105を走りました。角館-大曲は確かに退屈でした。
ETCのマイルが異様に溜まっていたので、それを利用して東北、京都に行ってまいりました(笑
みずほの里ロード、恥ずかしながら今まで気付きませんでした。
あそこの区間は毎回億劫で、足が遠のく要因となっていたので、個人的には大きな収穫となりました。
田んぼの稲が黄色く色づいて、穂が垂れてくる時期になると東北に行きたくなります。(私は)
ツーリングSTYLEのカーライフを初めてまだ1年足らずの私にとって1059さんのツーレポは走らせ方、過ごし方、アクシデント時の対応等等とても勉強になります。未経験過ぎて、出てくる道や風景に反応出来てませんが、s2000でツーリングする者としてそのSTYLEを追いかけたいです。
田んぼの景色は四季折々、いいものですよね。
特に稲刈り前の、青さの中に稲穂が垂れる時期は本当に美しいと思います。
ツーリングスタイルは人ぞれぞれで、正しいスタイルなんてないと思いますから、その時時において、自分が楽しいと思える形で続ければ良いと思います。自分の場合も、常に趣向は変わり続けていますからね。
今回のようなアクシデントも、長く走っていれば起こるものと割り切っています。重大なのは困りますが、そんな時多少でもリカバリーできる知識は持っていたいですね。
せっかくの東北ツーリングでとんだ災難でしたね。
それでもすぐ修理できたのは不幸中の幸い。その後のツーリングに影響が無かったようでなによりです。
みずほの里ロードは、天気が良ければ途中の果樹園地帯から鳥海山が見えてなかなか良い道ですよ。
続き楽しみにしてます。
まぁこれも旅の醍醐味のひとつということで^ ^;
その後1500km程走りましたが、特に異常はないので、タイヤの寿命までそのまま使い続けるつもりです。
横手はアノマロさんの故郷でしたよね。今回も素通りしてしまいましたが(汗
以後は目新しい所は走りませんが、、、少々でもS2000で走ってる気分が伝われば幸いです。
おぉ~見慣れた景色。
さすが1059さん。こんな超マイナーな地方「農道」を走っていただき、ありがとうございます。(自分がお礼言うのも変ですが。
地元民としては、コメントせずにはいられません。
ただ今、こちらは稲刈り真最中で「軽トラ」や「コンバイン」など本来の「農道」の威力フル活動中ですが、
それ以外でしたら、信号なし人なしですかストレスなく走れる。快走路です。
栗駒も僕の練習路ご一緒したかった。
秋田の方にはメジャー路線のようですね。恥ずかしながら、これまでまったく気にしたことがありませんでした。
のどかーな風景の中をはしりながらも、そこは広域農道らしく?走りの楽しさも十分に提供してくれる良道でした。
栗駒山周辺のワインディングは、東北の中でも大好きなコース群のひとつで、今回も楽しみにしてたんですけどね。
思いもかけないトラブルによって、目的を達成できず残念です。
しかし昔と比べると、ずいぶん道が良くなりましたねー。