3月 252017
 

2017 03 25 05

というわけで行ってきました、恒例の西伊豆GP(朝練)。
今シーズン3回目ですが、時期的にこれが最後でしょう。

一向に暖かくならない今年の春ですが、伊豆のお山は明確に春に近付いていました。
多少冷えはしますが、路面状況は問題なし。凍結はもちろん、凍結防止剤の雨アラレも、本日は皆無でした。
それでいてまだシーズンオフな上、ぱっとしないcloudyな空模様だったので、労せずの貸切状態。

そんな恵まれた状況で試すのは、もちろんブレーキ。
新調したブレーキキャリパーの慣らしとフィーリング確認が、本日の朝練の主な目的です。

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もう結論から書いちゃいますけど、すごくイイです。イイっていうか、良くなりました!

身も蓋もない表現ですが、、交換前と比べて非常にコントローラブルなんです。
交換直後は、エアを噛んだようなブカブカのフィーリングで、この先本当にもとに戻るんだろうか、と正直不安になりましたが、杞憂でした。
ブレーキングに集中しながら走行を重ねた結果、ブレーキペダルを踏むのが楽しみになるくらい、ローターを挟む操作が楽しめるように。
素晴らしいブレーキフィールです。

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逆に、交換前が思ってた以上に劣化していたことが、今になってよくわかります。
ブレーキペダルから伝わってくる感触はただ硬いだけで、コントロールの幅は少なかったのが交換前。
それに比べると交換後は、ペダルフィールは比較的ソフトに変化。踏み加減とコントロール性がリンクできている感じで、非常に乗りやすくなりました。
純正キャリパーなので、新車状態に近くなっただけですが、その状態を知らない身としては、非常に新鮮なわけです。

今考えれば、交換前のキャリパーピストンは、踏力に対してリニアに動いていなかったのではないかと。
その証拠として、ローターに刻まれた摩擦の跡。これがほぼ全域に、しっかりと刻まれるようになりました。

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特にリア。交換前は一部しか当たっておらず、しかもローターが削れるほど当たっているようにも見えなかった。
それがキャリパー交換後は、しっかりとローターが変色し、ブレーキダストもしっかりと出ている状態に変化しています。
この状態を比較する限り、交換以前は正直、ほとんどフロントブレーキだけで走っていたという疑惑も(汗

そんな疑念も、もはや過去のこと。
しっかりとアタリが出た結果、安心してコントロールができるブレーキを手に入れることができたのは大きな収穫でした。

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いつものように西伊豆スカイラインの練習区間をひとしきり走り回った後、久しぶりに仁科峠から県道410号仁科峠宇久須線を下界まで。
K410は久しぶりでしたが、実に走りやすくなっていて、ビックリしました。昔は落ち葉の堆積した薄暗く狭い道だったような記憶がありますが、今は全然。
これくらいの視界と道幅があれば、エスを好きなように泳がせられます。やっぱりこの道も楽しいなぁ。

宇久須から土肥。土肥から戸田は、先日紹介した県道17号。これはもう、テッパンのワインディング。
荷重コントロールを楽しみ、そしてブレーキングを楽しむ。タイヤのラバーを舗装面にしっかりと塗り付けながら、あっという間に戸田まで。
戸田から県道18号で修善寺、冷川から伊豆スカイラインと、来た道を戻りました。

有意義だった本日の朝練も無事終了。
11年目にして手に入れた本当のブレーキフィーリングを、早く全国のワインディングで楽しんでみたい。

来週末からいよいよ4月。今年はどんな所に出かけようか。
今からとっても楽しみです。

 Posted by at 6:02 PM

  4 Responses to “西伊豆GP 3rd”

  1. キャリパーの交換から慣らしまで一通りシーズン前に終わった様子ですね。
    自分も新車の感触を知らないので、どこかパーツを新品に変えたときのフィーリングの違いには大変驚きます。(却って操作しにくい時もありますけど(笑)
    少しずつ性能が変化、劣化していく部分は、なかなか普段乗っている中では気づきにくいので、思いきって換えてみるというのも今後自分のエスも必要と思いました。

    交換編で登場した「浦和のお店」には先日自分もお世話になりましたが、とても信頼性のあるお店でしたv

    • 距離も距離なので、維持管理メンテナンスが大変です^ ^;
      その他にもいくつか微細な作業を行っているのですが、それはまた近日中に紹介します。

      いろんな箇所に不具合を抱えている印象ですが、走り方と距離を考慮すると、逆にすこぶる丈夫なクルマだと思います。
      壊れて動けなくなったことは、これまで一度もないわけで、こんなに攻めた設計がされている割には、信頼性は抜群です。
      特にエンジンは本当に丈夫ですね。今でも9000rpmは普通に回りますし、ちゃんとパワーもついてきます。
      今にも壊れそうな怪しい匂いがプンプンするアルファロメオは大違いです(それがまた可愛いんですけど(笑)

      長いこと乗っていると、徐々に変化していることに気付かないことは大いにありえます。
      比較対象として、健康な他のS2000に乗る機会があれば多少はわかるのでしょうけれど、なかなかそうもいきませんよね。
      ブレーキは特にそれが顕著だと思いますが、機構が単純なので、それでも一定の走り方ができてしまうところに落とし穴があった感じでした。

      浦和のお店は、S2000に精通した老舗と言っていいお店です。
      数年前に近所にスタバができたので、待ち時間も苦にならなくなりました(笑
      親父さんも店長も良い相談役になってくれると思いますので、ひとつ贔屓にしてあげてください。

  2. シルバーのブレーキキャリパーが眩しいですね!(笑)
    フィーリングの悪化はあれど、実に17万kmを超える距離のドライブをオーバーホール無しで支え続けたキャリパーに脱帽です。
    クルマのキャラクターの割に普通すぎて、地味なブレーキ周りながら、信頼性・耐久性は文句無しだと思いました。

    K410・宇久須のダウンヒルはハードなブレーキング?を楽しめたのではないでしょうか。
    急に冬に戻ったり忙しない天候ですが、来週あたりから一気に春が加速してくれたら良いナァと思いますね。

    • ブレーキフルードもパッドも定期的に交換していたので、大きな機能障害に至らずここまで引っ張りましたが、コントロール性は相当蝕まれていたと思います。実は結構前から、その兆候はあったのですが・・・
      距離と状態を見て今回は新品交換にしましたが、もう少し浅い距離の段階で、O/H検討すべきでしょうね。

      西伊豆スカイラインで荷重移動のブレーキコントロールを存分に楽しんだ後、久しぶりに走ったK410の印象もなかなかにgoodでした。
      こういう道は、個人的にはツーリングSS(スペシャルステージ)としての楽しみがあります。これぞターマックステージみたいな。
      今晩がこの冬最後の峠で、その後は一気に春に傾いていくのを期待したいですね。

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