7月 162017
 

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しばらくぶりの投稿になりますが、その間、アメリカに渡っていました。
いつも海外はプライベートな旅行でしたが、今回は仕事。海外出張です。
自分で運転したわけではないので、レポにはならないのですが、ちょっとばかり。。

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まず訪れたのはヒューストン。成田から直行便で12時間半くらい。中南部テキサス州の州都で、米国第4の大都市です。
もう降り立った瞬間から違和感バリバリ。他の国というよりは、他の惑星にでも降り立ったかのように風景が違う。
テキサスの大地はとにかくだだっ広い平原で、四方八方、ただひたすら広い空が続いています。

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ひたすら真っ直ぐに続くハイウェイ。片側5車線はあろうかという強烈なスケールの道路に、容赦なく陽光が照り付ける。気温約38℃。ただ、日差しの鋭さは、日本のそれとは比較になりません。
さらには湿度90%以上で、蒸し暑いったらありゃしない。キンキンに晴れてたと思ったら、真っ黒い雨雲がいつの間にか攻め込んできて、局所的な豪雨。道路はあっという間に冠水。かと思ったら、もう晴れてる。極端な天候です。

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ヒューストンはテキサスという土地柄か、とにかくピックアップトラック天国。米と言えばピックアップトラックですが、ここまで多いとは正直驚きました。
日本っではあんなの乗って何積むんだ?と思われますが、農作業道具からBBQ道具まで、生活雑貨を積みつつスーパーで大量にお買い物、がこちらのスタンダードなようです。
片手でハンドル握り、片手でスマホ操作(←ホントみんなそうしてる。あっちじゃ捕まんないのか?)しながら、ハイウェイをずべーーーーっと走って移動する。そんな日常なのです。

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米国は日本車が幅を効かせているイメージがありますが、それほどでもない。たしかに多いですが、ドイツ車も同じくらい走ってます。

でも、なんだかんだで半分以上はアメリカ車ですね。日本にいるとほとんど見かけませんが、こんだけ走ってれば、確かにGMの販売台数も納得がいきます。
とにかくクルマの数が多い。ヒューストンという都市だけでハンパない広さだから、実質自家用車しか移動手段が無いようなものなので、どこに行くにもクルマ、クルマ、クルマ。。
しかもデカいクルマばかり。日本とは税金の構造が違うし、燃料も安くハイウェイも縦横無尽に通っているわけで、そりゃデカくもなるわなって感じ。

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案外、スポーツカーが多かったのは意外。
マスタング、カマロ、コルベット。日本にいて出会う一生分を見たような気がします(笑
ギラギラしたヒューストンの砂漠的気候には、米国車のイメージがピッタリでした。

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日本車は、なぜかレクサスが多い(謎
定番のシビック、アコード、カムリもしっかり走ってます。
特にシビックは、日本で再発売されることで話題の新型が、既にバンバン走ってました。その反面、EG、EKもオンボロながら現役っていうのが、スポコン文化の彼の国らしいです。

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アメリカ・ホンダのクルマって、まぁまぁカッコイイと思うんですよね。
ちなみにミニバンてものは、ほとんど見かけません。大人数で乗ることがない(1人1台)からでしょう。
トラック以外ならパーソナルなクーペが多く、メジャーだから選択肢が多いのも当然。なんか羨ましいです。

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個人的に問題だったのは、食事ですね。はっきり言って、美味しくないです(笑
中南部ということで、メキシコ風な感じがするんですが、どれも大味で半端なく量が多い。
ただ、肉だけは非常に良かったです。テキサスビーフのTボーンステーキ!ミディアム・レアでめちゃうまです。

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あと意外だったが、ビールが超美味い!
水っぽい缶ビールのイメージがありますが、こっちでは生ビールより、地ビール推しです。その数もハンパない。

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スーパーのビール売り場はこんな感じ。何選んでいいかさっぱりわからないほど、おびただしい種類の地ビールが並んでます。
そしてそのひとつひとつが非常に美味しく、すっかり惚れ込んでしまいました。

もうひとつ、ワインの数も尋常じゃなく多いのも、超意外でした。
アメリカ人とワインはイメージ的に結び付きませんでしたが、アメリカはフランスのワイン生産量を追い越してしまったくらいの、一大ワイン生産国なのです。
カルフォルニアを筆頭に、各地のワインが所狭しと並んでます。ビールよりコッチのが多いくらい。日本の比ではありません。しかも安い。
自他ともに認めるワイン好きのワタクシ、これが一番嬉しかった。(仕事で行ってるのではないのか(笑)

ビールやワインひとつ取っても、とにかくモノが充実しているというか、溢れているというか。。。
日本はモノが溢れて豊かとか言いますが、アメリカに比べたら全然まだまだって感じがしますね。(欲しいかどうかは別として・・・)
モノもそうですが、街のつくり方ひとつ取っても、非常に余裕があるというか、おおらかというか。。
大味なのも事実ですが、それ以上に豊かであるという印象を持ちました。日本など、足元にも及ばない。
スーパーもレストランも、日本のそれと似てはいるのですが、コッチのマネしてガンバってるのが日本のそれであるというカンジです。

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スーパー繋がりで、オマケ。

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スーパー、と言うより、日本で言うホームセンターで見かけるカー用品売り場。
エンジンオイルは5リッターボトルが主流みたい。高いやつで、25ドル程度。安いなぁ。

マッスルなアメリカ車が多いのに、オイルは省燃費志向というのが面白い。

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コッチは洗車用具。アメリカ人って洗車するのかなぁ?
結構汚れっぱなしのクルマが多く、強烈な紫外線で、塗装もハゲハゲ、っていうクルマが多かったです。
それでもこれまで訪れた外国の中では、一番クルマをキレイにしている国だったかも。。(日本には遠く及びませんが)

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ヒューストンって言えばココでしょ!っていう年代の方(笑)も多いでしょう。ジョンソン宇宙センター。NASAですよ、NASA。
仕事にはまったく関係ないですが。。。

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旧管制室、いわゆるミッションコントロールセンターも見学しました。アポロ計画で使用されていた実物です。
「こちら、ヒューストン・・・・」で有名なアポロ11号月面着陸も、アポロ13号帰還作戦も、ここからすべてコントロールされていたそうです。

意外と狭い室内。
コンピューターのような機械がたくさん並んでますが、当時のことなので、今の携帯電話より能力の低い電算機だったとか。。
そんな程度の性能の機械を駆使して、有人宇宙探査を成し遂げていたなんて、とても信じられません。

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月面で調査任務を行う宇宙飛行士の勇姿と、月に置きっ放しにしてきた月面探査車の複製も見応えアリ。
アメリカ初の有人宇宙船であるマーキュリーの実物展示も。

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現在のジョンソン宇宙センターは、有人火星探査「オリオン」計画の真っ最中だそうで。。
自分が生きているうちに、火星を歩く人の姿が見られる可能性があるわけです。
月だけでもとんでもないのに、火星に人を送り込むという途方もない計画を進める圧倒的な国の大きさ(国力)には、目の当たりにして驚く他ありません。

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肉と宇宙と灼熱のヒューストン。
米国の中では、テキサスという田舎の都市なのかもしれませんが、日本とはスケールが違い過ぎて、その何もかもが新鮮でした。

次回は、ヒューストンとはまったく正反対のシアトル編をお送りします。

 Posted by at 11:43 AM

  2 Responses to “ヒューストン/灼熱の都市”

  1. 本当に空が広いなぁ〜夕日も綺麗だろうな。
    そして、トラックがカッコイイ。(笑)

    • 大型トラックやトレーラーヘッドは必ずボンネット付きで、とってもカッコ良かったです。
      それでもって結構速い。ハイウェイを乗用車かそれ以上のスピードで走っています。走行車線をノソノソ走ってる日本とは大違いです。
      そのくらいじゃないと、大陸の物流は成り立たないんでしょうね。

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