10数年ぶりに、クローズドコースを走りました。
コースと言っても、富士SWの駐車場にパイロンを立てたスクール形式の練習用コースです。
この手の練習会は、もてぎのハンクラ以来。あれはS2000に乗り出して間もない頃なので、本当に久しぶり。
しかも、練習には最適な台風まがいの風雨の中という、恵まれた?天候でした。
自己流のまま17年も乗っていると、いつの間にか操作が雑になり、不得手な部分は不得手なまま、という自覚があります。
それを客観的な目を通して矯正しようというのが、今回の目的。
走行会ではなく、インストラクター付きのスクール形式を選んだのは、そのためです。
座学からロジカルにドライビングを紐解き、コントロールを実践する方式は、やはり身に付く濃度が違います。
自動車の動作は物理なので、様々な力のかけ方かかり方を判断しながら、フィジカルな操作につなげていく大切さを再認識させられます。
同時に身体のセンサーも大切で、瞬時に繰り出す柔軟かつ的確な動作は、齢を重ねた身体にはかなり困難というのが現実だったり。
ステアリングで姿勢を作りつつ、ABSを効かせながらクリッピングポイントへ。
出口では、慣性とトラクションを計算しながら、次のコーナーのラインに乗せていく。
コーナリング中の一連のコントロールには、自己流がゆえに固定概念にとらわれていた部分や、雑すぎる操作を認識することができました。
特にブレーキについては、エスのスタビリティをもっと信用して、大胆に攻めることができることを経験できたのは大きな収穫。
また、視覚から得られる空間認識についても課題が見つかり、意識的にトレーニングする必要性も見い出せました。
普段のワインディング・ツーリングでのドライビングにおいても、常に意識して取り組みたい課題を再認識した今回のトレーニング。
クルマのコントロールというのは、いつまで経っても勉強あるのみですね。
(写真は主催者のHPより拝借させていただきました。インストラクター澤圭太選手による同乗走行です)
こんにちは!
ご無沙汰していると思っていたら何やらズルい事されてますね。羨ましい。(笑)
1059さんでも課題があるのか!と私自身も刺激を受けましたので
怠けていたトレーニングを始めなければと思いましたよ。ありがとうございました!
今年もtoroさんのキレのある走りについていかなければなりませんからね。
コソ練ですw
マジメな話、今まで思い込んでいたことが、実はそうでもなかったなんてことがあったりして、とても有意義でしたよ。
バイクに乗ってた時もそういう感じのことがありましたが、何かいつもと違う刺激を刺し込むことって、やっぱり大切ですね。
サーキットでベストラップを出すことが目的ではなく、あくまでワインディングでのスムーズで気持ちのいい走りを追求するのが目的なので、ブレーキもタイヤの空気圧も、敢えて普段と同じコンディションのまま練習しました。
場所も駐車場でしたし、路面のグリップも、普通の道とそんなに変わらない。
そんな状況だったので、ツーリングにも活用できる(かもしれない)走りのバリエーションを会得できたかなと。
エスと久しぶりに深ーく対話できた一日となりました。
こんばんわ、T.Uです。またレスさせていただきました。
1059さんほどの、S2000との時間や距離を共にされておられる方でも、
更にストイックに向上心を持たれて、
課題に取り組む姿勢、本当にかっこいいです。
僕はと言いますと、新車で購入して17万キロ程乗っていますが、
コーナリングはVSAに頼る軟弱ドライバーゆえ、
1059さんの走りレベルには足もとにも及びません。
ですが、1059さんの文章を拝見すると、
無性にS2000で走りたくなるのです。
1059さんのブログには、S2000走り欲を刺激する成分が含まれています(笑)
次の不定期更新(!?)、勝手に楽しみにさせていただきます。
別にストイックなわけではなく、単に下手なだけで(^_^;
クルマの性能を発揮しつつ、スムーズに運転できるようになるには、個人的には意識的な練習が必須なのです。
エスは非常にレスポンスが良い上に、現代のクルマと違って電子デバイス的な機能は皆無に近いので、ドライバーの腕がモロに出てしまう。
特に加齢による動体視力や筋肉の柔軟性の衰えは深刻なので、ますます意識的に鍛えておかないと、ある一定のレベルを保つことができない怖さがあります。
自分のドライビングに合わせ込むような感じで車体にも手を入れてきたので、「刺激」と「乗りやすさ」の両立という観点では非常に満足していますが、今後はドライバーの衰えによって、クルマのレベルが下がっていくことのないようにしたい。
まぁまぁ切実です(笑
嵐の特訓、いいですね。
雨ならタイヤの摩耗も少なくてお財布にも優しいのが嬉しいですし、特訓感も3割増しです。
スポーツドライビングから遠ざかって久しいですが、40歳を超えてからは普段の通勤ドライブでも反応の鈍さを自覚することが増えました。
これまで完全我流で走らせて来ましたが、一度こういったプロドライバーのアドバイスを受けてみたいですね。
ちなみに昔NSXフィエスタで山野哲也選手にジムカーナコースで我が愛車を運転&横乗りしてもらいましたが、ウデ以前にクルマのセッティングが今ひとつだと指摘頂きました(リア下がりで曲げにくい、と)。
操作だけでなくセッティングも理解していないと、プレジャードライブのスイートスポットは見つけられないなぁ、と痛感したものです。
気温の低い冬、それでいて雨と、練習にはこの上ないコンディション。
びしょ濡れで凍えるドライバーは、ガマンすれば済むことなので・・(笑
若い頃に普通にできていた(と思われる)反応が、もどかしいほど鈍くなっているという現実。
それに加えて、視界が狭くなったように感じること、動体視力の衰えですね。
身体的なものはどうしようもないので、多くの情報を瞬時に判断して操作につなげることを意識的にやる訓練が必須と思えるこの頃です。
たまにこういった機会でプロドライバーのドライビングを体験するのって、本当に良い刺激になりますね。
山野選手は良い意味で直感的天才ドライバーでしたが、今回の澤選手も共通して、積極的にガツンとステアリングを切って車体が向かうベクトルを決めてしまう。自分が限度だと思っているよりも、はるかに激しく、思い切った動作をするのが印象的でした。
それくらい、エスのスタビリティって自分の思っているよりもずっと高いところにあるのだなぁと。
エスの能力を引き出して、真のドライビングプレジャーを味わうには、まだまだ長い道のりになりそうです。