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4月 142019
 

2019 04 14 02

春爛漫。お出かけが気持ちいい季節になりました。
都内の桜は終わってしまいましたが、郊外(ヤマ)に出かければ、まだまだ満開の桜を愛でることができます。 

更新は滞っていますが、ヒマを見つけては(走りに)出かけています。
この時期に走らずして、いつ走る!?

春秋の中間期は、ツーリングのベストシーズン。
その中間期は、昨今の気象変化で極端に短くなりつつあります。
愛車の調子と自分の体調(笑)を整えて、この季節を存分に楽しみたいと思ってます。

 Posted by at 6:45 PM
3月 242019
 

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池島の周遊道、県道216号から、郵便局のある角を曲がって枝道に入る。
先には立派な学校があり、その前には島唯一の信号機が。

更に進むと、またしても異様な光景が眼前に現れる。
8階建て高層アパート群。周遊道で見たそれとは異なり、高さによる存在感が圧倒的。
4棟が並んで、壁のように空を覆い隠している。

これは凄いものを見つけた予感。
どんどん進むと、アパート群の中に入っていく道が。。 

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ヤバくね?

でも、好奇心が勝ってしまった。
島を走っているクルマなんて皆無。対向車の心配なんて、全くいらない。
夏草をボディに擦り付けながら、そろりそろりと侵入していく。。
後戻りが必要になったら、、、それはその時考えるのだ。

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勇気と好奇心(と無謀)の産物は、島に多くの人の生活があった過去を雄弁に物語る景色だった。

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入口がどこにあるかもわからないくらい、鬱蒼とした夏草に埋もれた鉄筋コンクリート造の高層アパート。
先程のアパートと異なり、人の気配は全くせず、完全に廃墟と化している。
各棟をつなぐ鋼製のブリッジは朽ち果て、少し足を乗せただけで脱落してしまいそうだ。

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海側のアパートの間には、海に向かって降りていく階段があった。その先には炭鉱の施設があるようだ。

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建物間に掲げられた看板に「御安全に」と書いてあるのが、かろうじて判別できる。そして裏側には「御苦労さん」。

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かつて多くの鉱員たちが行き来したであろう階段。今はその人影はない。

国の繁栄を支えた人々の生活の一端を見る。
今は哀愁が漂うその風景の裏側に、多くの人々が幸せを願い、豊かさを手に入れようとした時代を思い描く。

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廃墟に身を置くということは、いまの世がいまの形であることへの感謝、それを創り出した先人たちの汗に感謝をすることなのである。

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・・・・・・・

 

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島をぐるぐるしまくっていても、それほど時間は要せず、滞在時間はほんの2時間と少し程度。それでも十分だった。
本気で楽しもうと思ったら、炭鉱ツアーがあるらしい。実際、船に同乗した観光目的の客人は、ほとんどがそちらに流れていった。
クルマで上陸して自由に楽しもうというのは、自分だけだったことを付け加えておこう。

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帰りのフェリーは、同一の発着場から。券売開始を待って、帰りの切符を購入する。
待合室には、島の案内地図が置いてあった。到着時はそのまま走り出してしまったので気付かなかったのだが、最初に寄って事前学習するべきだったかも。
でもまぁ何の知識もない方が、先入観なく見て感じることができて、個人的には満足感得られるわけだけど。

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やってきたフェリーに乗船する。クルマはS2000が1台のみ。旅客船というより、渡船である。

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行きは瀬戸港から乗船したが、帰りは神浦港行きだ。時間の関係でそうなった。

上陸後、県道57号へ。早速のワインディングロードで走りを楽しむ、が、昼下がりの時刻、エアコン全開のヒルクライムは少々息苦しい。
尾根筋付近まで走って、県道204号にスイッチ。西海オレンジロードへと繋いでいく。

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道の駅「さいかい」で小休憩したら、西海パールライン経由で西九州道へ。

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かなり飲まず食わずでエネルギーを欲したため、走りながら算段した結果、武雄北方ICで一般道へ。
国道34号をちょっとだけ行ったところにある、この店に滑り込む。

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井手ちゃんぽん

何かの本で知って、以来ずっと気になっていたにもかかわらず、訪問できていなかった店。佐賀ちゃんぽんの有名店?だ。
昨日もちゃんぽんで、またかい!というツッコミはおいといて。

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オープンなキッチンの周囲にカウンター。その頭上にでっかいメニューが掲げられている。
なんかもう、こういうの見るだけで気分がアガってしまう。つべこべ言わずに食ってみな!と言わんばかりだ。

スイッチが入った?ので、特製チャンポンをオーダー。でっかいコンロで、これまたでっかい中華鍋で調理された結果。

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ド級のが出てきました。野菜がどっさり過ぎて、麺にたどり着かない(笑
しかし強烈に美味い。なんだろうこれ。やっぱり炒め方に秘密があるんだろうか。
こってりスープも野菜、麺と絡んで大変美味しい。最初は食い切れるか心配だったが、これがなかなかぺろりと。。

ちなみに九州には同名の店舗が各地に存在するようだが、味が異なり、本店のちゃんぽんは本店でしか食べられないとか。
武雄北方に訪れる理由はそうそうないと思われるけど、これだけのためにルートを変えてしまう魅力がある。いずれまた再訪してみよう。

 

満腹を抱えてエスに乗り込み、武雄北方ICから再び高速へ。
長崎道を東脊振ICまで走って、国道385号へ。トンネルで峠を越えたら、あとは福岡市街、天神目指して一直線。

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エスも満腹にするのを忘れずに。明日はいよいよ最終日、東京への帰路が待っているのだ。

天神近くのビジネスホテルに投宿。今回の九州ツーリング、最後はやはり福岡締めだ。
といっても連日の夜の街徘徊と、先程のド級ちゃんぽんで、腹も気持ちも既に満たされ気味。
軽く一杯という気持ちで、宿近くで見つけたビアパブへ。

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時間が早過ぎるのか、貸切状態でクラフトビールを楽しむ。
ビールはコストパフォーマンスが悪いので(笑)、あまり長居はできない。さらりと楽しんで、すっかり暗くなった天神の街へ。

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道端には屋台がちらほら。フレンチの屋台なんてのもあり、時代に即して姿かたちを変えていくのが文化なんだなぁ、と妙に感心してしまった。
本来、福岡の街に来たら屋台を楽しんだ方がいいのだろうけど、既に満たされてしまったようで、食指が動かない。
セレクトショップを冷やかしで見ていたら、疲れでダルくなってきたので、そのまま宿に帰ることにした。

 

・・・・・・・

 

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翌朝、ホテル裏手のコインパーキングで最後のトランク・パッキング。
キャンプツーリングをしなくなった(決して飽きたわけではない)ので、パッキングに気を使わなくともいいのだが、見えない部分にも生活感を出さないのが、マイ・ツーリング・ルール。
オープン・スポーツカーでのグランドツーリングは、それだけで絵になる。そう思われる姿を目指したい。
旅の最終日に思う。今回の旅は、美しい筆跡をもって描かれただろうか。

天神北ランプから都市高速に乗り、福岡ICへ。
ここから一気に帰京するのは初めてではないので、特に新鮮味はない。九州最後のパーキングである、めかりPAでの最後の記念撮影もいつもの通り。(だが、PAの売店は新しくなっていた)

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本州に渡って、中国道をひたすら走るのもいつも通り。
何の目新しさもない、はずだったが、実はこの日、運が良いのか悪いのか、こんなイベント?が待ち受けていたのだ。

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逆走台風!! 
奇跡の線形を描いた、2018年夏の珍事。(この日は7月29日だった)
関門海峡の青空からはまったく想像できないが、予報通りに行けば、この後この台風の進路に真っ向からぶつかることになるのだ。
果たして黒悪魔号は、夏の反逆者との真っ向勝負に打ち勝つことができるのか・・・!

大阪を過ぎて名神高速に入ってもほとんど天候に変化はなく、嵐の前の静けさという感じ。
伊勢湾岸辺りから風が出だし、新東名に入り、3車線の道を快走していると・・・

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あっという間に視界はゼロ。滝に打たれているかのように、雨水が容赦なく車体を叩きつけてくる。
こんな状況でも、日本の大動脈は台風ごときで通行止になったりはしない。(高潮は別)
だからこそ真っ向勝負を挑めるわけであるが。

あまりの雨量の多さに、幌とサイドガラスの接合部(正確には、ウェザーストリップの切れ目)から、雨水が滴り落ちてくる。
これまで雨漏りとは無縁だったエスだが、容赦なく吹き付ける風圧と水量に悲鳴を上げた。
それでもR style S2000は、全天候型ジャパニーズスポーツカーとして、抜群の信頼性を誇る。川のようになった路面でも、矢のように突き進むスタビリティ。
これこそTouring Special Concept。この安定感がなければ、異常気象が続くこの国で、旅を続けるのはままならない。

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清水PAで最後の休憩。台風の中心に入ったのだろうか。一時、休戦状態。

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東京ICまで、最後の気力で雨の中を走り抜ける。
IC到着はちょうど21時。無事走り切った心地よい疲労感に包まれ、帰宅後はぐったりと眠りに落ちたのだった。

 

・・・・・・・

 

長きに渡ってレポートした、2018年真夏の九州ツーリング。以上でようやく完結です。
8日間の旅の間、最初と最後こそ雨に祟られましたが、それ以外はほぼ快晴。
普通なら喜ばしいことで、こんな恵まれたツーリングはないわけですが、問題はその気温。
真夏なので仕方ないですが、連日35℃付近をマークする中で走り続けるのは、ドライバーにもマシンにもなかなかのストレスでした。

これほどの酷暑の中の連続走行なので、オープンにすることはもちろんハナから諦めていましたが、エアコンも常時フル回転(幌の断熱性なんか無いに等しい)で、日に日に車体にストレスが溜まっていくのが手に取るようにわかる。徐々に車体下部からは異音が・・・
エスには相当の負担をかけてしまいました。(思えば、マトモにエアコンの効くクルマを所有したことがないワタシ)

ひたすら暑かった、しかも走りたかったR448は完走できなかったし(3日目)、というイメージだけだとイマイチなツーリングだった、ってことになるけれど、実のところはそうではなく。
今回、九州各都市に停滞するのが裏テーマ(佐賀を除く(爆)だったのは、たぶんお気付きのことかと思いますが、中でも今回いちばんヒットしたのは鹿児島。2泊してますからね。
日南の飫肥も良かったですが、仙巌園がとても印象的で、帰京以後、昨年の大河ドラマに興味を持ち、幕末の薩摩藩に熱中してしまいました。
その地に行って、初めて身に沁みて感じることがある。旅の醍醐味のひとつであり、旅を続ける大きな理由だと思っています。

今回の総走行距離は、4,015.6km。
走りの要素は少なかったかもしれないなぁ。阿蘇と霧島の2大巨塔に行ってないし。ま、それは次回の楽しみとして。。

See you again, Kyushu.

 

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7月後半のツーレポを、翌年3月末まで引っ張るという、前代未聞のサボり癖を発揮したにもかかわらず、ここまでお付き合いいいただいた読者の皆様に感謝。
今回のようなスペシャルなロングツーリングは、書く方も多大な労力が必要になってしまい、楽しみにしている方には大変申し訳なく思っています。
昔のように時間が取れるわけでもないので、遅筆は治らないと思いますが、、、これからも素敵な旅と物語を刻みたいと思ってるので、どうかお見逃しなく。。。

 

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 Posted by at 7:03 PM
3月 182019
 

2019 03 17 23

【謎の島 迷走中】

あと少しのところで大きく間の空いてしまった真夏の九州ツーリングレポート。
正直書いている余裕などない毎日ですが、意地でも終わらせます。 

7日目の朝、旅もいよいよ大詰め。通勤ラッシュの長崎の街を走り抜け、国道202号へ。
左側に海を望むサンセットロードだが、通勤車両が多い。トラックの数も多く、しばらくは淡々と。
途中のコンビニで朝食休憩とした後、ようやく道行くクルマも落ち着き出した。

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陽が徐々に高くなり、容赦ない陽光が降り注いでくる時間になった頃、眺めの良さそうな道の駅があったので立ち寄ってみた。

雲ひとつない青空に気分も上がる、はずなのだが、そんなこと言っていられないくらいに既に暑い。
真夏のカンカン照りの九州を、7日間もドライブし続けるというのは狂気の沙汰に近い。
今回ほどルーフオープン率の低いツーリングは、よほど趣旨替えをしない限り、この先ないだろう。(写真がオープンなのは、もちろん撮影用)

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後から写真で見る分には、最高の景色、なんだけどねぇ。(ただひたすら暑いという記憶しかない)

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前日の夜に閃いたツーリングプラン。
これから向かうその地を、遥か彼方に望む。

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行くぜ、離島へ。

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向かう先は「池島」。長崎県西海市に属する、小さな有人島だ。
島ならゴマンとある長崎だが、「池島」が目に止まった理由は、かつて多くの人が暮らした炭鉱島だったということ。
ご多分に漏れず既に廃坑しているのだが、驚くべきことに、何とまだ人が住んでいる。つまり「生きた廃坑の島」なのだ。

有人島なだけに、自由に往来ができる。
上陸が制限される軍艦島に行けないなら、池島があるじゃないか。(てことに昨晩、居酒屋で気付いた)

小さなフェリーに乗船すると、ものの30分ほどで島に着岸する。
明らかに場違いなオープンカーで、島の道へと走り出すと、のっけから威容な構築物に歓迎を受けることとなった。

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発電施設か何かだろうか。
既にその役目を終えて久しいと思われる佇まいだが、それが当然のように完全放置されている状態が衝撃的である。

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地図を見ると、小さな島に小さな周回路(県道216号)が巡っていて、島のまともな道路はそれくらい、といった雰囲気である。
まずはそれを反時計回りに周遊してみる。島は起伏に富んでいて、徒歩や自転車だとこの暑さではツラいはずだ。

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道路には草が蔓延り、今にも埋もれていきそう。
ただ、使われず朽ちていくような雰囲気はない。不思議な生命力が宿っている。

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炭鉱の町を象徴する建造物、鉄筋コンクリート造のアパート群が現れた。
昨日対岸から眺めた軍艦島が有名になったのは、小さな島に所狭しと建てられたアパート群の廃墟が織りなす風景が異様だからだ(たぶん)
この池島にも、その特異な風景が存在していた。

朽ちたベランダの手摺、ツタが絡まり見えなくなりつつある外壁。
しかし、どことなく生気が感じられる。それもそのはず、ここにはまだ住んでいる人がいるのだ・・・!

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スクーターが走ってたり(当然のようにノーヘルで)、おばあちゃんが歩いていたりする。
廃墟と見紛うこの建物には、信じられないことに、まだ人の営みが残っていた。

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さらにエスを走らせる。
港のある小さな湾口に戻ってくると、不可思議な巨大産業機械が放置プレイ。

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石炭を運び出す機械の一部なのだろうが、何かの基地でもあったようにしか見えない。

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かつて炭鉱が最盛期だった時代には、忙しく稼働していた機械たちが、今はその役目を終えてひっそりと佇んでいる。ただ朽ちていくのを待つかのように。
そんな異世界とも現実とも判断つかないような場に迷い込んでいく・・・過去と現在、記憶と現実が混ざり込んで、今を見失いそうになる感覚。。
ただひたすらに青い海と空。そしてあれだけ滅入っていた酷い暑さが、現実に繋ぎ止めてくれているかのようだ。

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周回路はあっという間だった。
走って楽しいかという次元ではない。周囲に展開する廃墟の景色と青い海原に目を奪われながら走っていれば、いつの間にか元に位置に戻っている。
さながら無限ループに迷い込んだようである。

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池島はとても小さな島だが、実は同じ海底炭鉱の島である軍艦島よりもかなり大きい。
軍艦島は、池島港のある穏やかな湾と同じくらいの面積だという。
いかに軍艦島が小さな島かというのが、池島に来てみるとよくわかる。

ちなみに、池島港のある湾は元々「鏡池」という名の池だったらしく、石炭船を停泊させるために浚渫して港にしたそうだ。
島の名前も、池があったというのが由来とか。 

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これで池島の見どころは終わりなのか。
いや、この島にはまだ隠された風景がある。
島を周回する県道から、僅かに放たれた枝道。その奥底に入り込んでみるのだ。

(池島エクスプロール、後編へつづく)

 Posted by at 12:28 AM
3月 072019
 

2019 03 07 01

いつもながらに旅レポをアップする日常の余裕がないので、意味もなくエスの画像をアップしてみる。。

今季の活動計画について、ほっと一息つくこんな時間に、思いを巡らせる今日この頃です。 

 Posted by at 1:25 AM
2月 242019
 

2019 02 16 16

【国道389号 雲仙南山麓の樹海ロード】

まだまだ続く、灼熱の九州ツーリング。旅は遂に6日目を数える。

熊本市中心街を出発し、熊本駅前を経由して、一路熊本港へ。
前日夜の作戦会議で、この日はまず、船で島原に渡ることになったからだ。

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島原湾に向かってまっすぐに突き進む県道51号をひた走って熊本港へ。
人工島にある熊本フェリーのターミナルにて乗船券を購入。やがて洋上の人(&クルマ)となる。

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島原までたったの30分。桜島フェリーよりは長いが、実にあっという間。息つく暇もない。
ちなみに熊本フェリーに乗ったのは、初めて九州ツーリングしたとき以来。あの時は逆向き(島原→熊本)だったが。

島原港に到着してまず向かったのは、道の駅「みずなし本陣ふかえ」。
ここには、雲仙岳噴火の土石流被害を伝える被災家屋の保存展示がある。
これらを(暑さ凌ぎに)見学した後、島原まゆやまロードへ。

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たぶん初めて走る、島原まゆやまロード。
走れるワインディングというよりは、常に雲仙岳の威容を眺めながら走る展望ロードの趣が強かった。

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ちなみに、島原半島の中心にある雲仙岳は、普賢岳を中心とした複数の山の総称である。
多くの犠牲者を出した平成3年の大火砕流被害は、いまだに記憶に新しい。あれ以来、日本列島は数々の天変地異による自然災害に飲み込まれてきた。
かつての災害の教訓から、雲仙の東側斜面には巨大な導流堤が連続して設置されている。その光景はまるでここが日本はでないような、殺伐とした印象を与えている。

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まゆやまロードから県道58号を経由して、国道389号へ。
雲仙岳に向かって一気に登るヒルクライムルート。登り切ったところで国道57号に合流、その先に雲仙温泉街があるが、反対方向に舵を切る。
この先に、久しぶりにどうしても走ってみたい道があるのだ。

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仁田峠循環道路

普賢岳山頂に最も近付く観光道路である、仁田峠循環道路。かつては有料道路だったが、現在は無料開放されている道・・・のはずだったが、環境保護協力金なる通行料金を徴収していた。都井岬でも同様の徴収がある。九州の常套手段なのだろうか。
でもまぁ100円(「目安」というのが微妙だ)である。有料道路時代はそこそこの通行料金を取られた、と記憶している。

この道、熊本フェリー同様、初めての九州ツーリング(2004年のことらしい)以来、走ったことがない。
これまで走りたくて訪れたことはあるのだが、濃霧だか大雨だかで通行止めで、思いを果たせなかったのだ。
山頂近くを走るがゆえに、山岳気候の影響をモロに受けるという立地条件が、レアさ加減を増長している。

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・・・のだが、もっとレアなのは、一方通行の道だということ。反時計回りにしか走ることができないのだ。
これが何を意味するかと言うと、対向車が来ないということ(当たり前だが)。道はそれなりに狭いが、走りにくいというレベルではない。むしろ、ここより狭くて双方向の道なんていくらでもある。
純粋観光道路の為せる技だが、これによって実におもしろい走行体験が可能なのだ。

対向車が来ないので、ライン取りが自由自在。道幅を一杯に使って、アウト・イン・アウトで次々にコーナーを駆け抜けていく。
これだけでも非日常。かつて14年前に走った際には思わず、「なんなんだこの道は!!」と叫んでしまったほど楽しめてしまったのを、今でも鮮明に覚えている。
今回は前走車に追い付いてしまったのが残念だったが、あの時と同じような気持ちで、ステアリングを切りアクセルを踏み込んだ。

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途中停車が許されない仁田峠循環道路には2ヶ所、駐車場がある。
その駐車場にエスを停めると、ひんやりとした空気に身を包まれる。
あれだけ暑かったのに、ここは別天地か!? 雲の中で展望はないけど。。。

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本来であれば普賢岳、そして平成の噴火で隆起した平成新山を間近に眺めることができる絶景展望台なのだ。
この日は分厚い雲に覆われて、まったく展望は効かなかった。
残念だが、遠い地から訪れるロングツーリングでは時の運。またの機会を楽しみにするしかない。

仁田峠を越えれば、一気に下って先程のR389に合流する。
距離的には長くはない(むしろ短い)が、やはり面白いコースである。雲仙に来たら、これからもマスト。走れるかどうかは運次第だが、また訪れたい。

・・・・・・・

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R389に戻って、今度は雲仙温泉に向かう。
今回は、雲仙温泉には立ち寄らず。温泉天国の九州の中でも、屈指の泉質を誇る温泉なので、こうも暑くなければ是非ともオススメである。

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R389でぎゅいいいいっと山麓を駆け下り、もう少しで海まで到達しようかというところで、広域農道にスイッチ。
島原半島の南側中腹を走る、雲仙グリーンロード。これを反時計回りに半周。

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広域農道らしい?展望ロード。
海沿いを走る国道251号と迷うところだが、ハイスピードワインディングを楽しむなら、断然コッチだろう。

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島原半島は、走って楽しい道が盛り沢山なエリアだ。中心には雲仙温泉もあって、滞在にも向いている。
今回のようにフェリーを使わないとアクセスが非常にしづらい地形なのと、阿蘇の影に隠れてしまっているのでマイナーなのかもしれないが、実はツーリング適地。
個人的には九州の中でも非常にポイントの高いエリアなのである。

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・・・・・・・

国道57号に突き当たったら、広域農道はおしまい。
そのまま海に向かって下ると、小浜温泉街だ。

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小浜温泉は、山頂付近にある雲仙温泉とR57で結ばれた海沿いの温泉地。雲仙温泉に負けず劣らずの泉質と湯量を誇る、隠れた名湯だ。
高温の源泉が、いたるところから湧き出しており、温泉宿も多い。オススメは共同湯。脇浜共同浴場での入浴体験は、今でも鮮明に記憶に残っている。
今日は暑いからとても温泉などどいう気にはなれないが、小浜温泉が誇るあの名物を、もう一度味わってみたくなった。

それは「小浜ちゃんぽん」。
ちゃんぽんといえば長崎が有名だが、小浜温泉には独自の小浜ちゃんぽんという文化がある。(小浜だって長崎県ではあるが)
かつて訪れたであろう店の記憶を手繰り寄せ、何とか見つけたのがここ。

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えーと、何ていう店だっけ?(笑
うっすらと覚えているこの辺か?という場所と店の佇まいの記憶だけで辿り着いた。 →「海花亭」というらしい

辿り着いたと言っても、ちょっと自信がない。たぶんこれだというくらいで確証のないまま中に入る。

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たぶんこれだ(笑
濃厚なスープと生卵。満足感100%の大盛り(胃袋はキャパオーバー)。間違いがない。
決して涼しいとは言えない店内で、メニューを団扇代わりにしながら大汗を掻きながら食す。

単なる食堂の風情だが、店内は満員に近かった。おばちゃんの人柄も良く、過去に訪れたのがここであってもそうでなくても、もはやどうでもいいと思った。
小浜温泉に来たら、小浜ちゃんぽん。これ絶対。

・・・・・・・

余談。
今回レポするにあたって、前回訪れた際の写真を探してみたら見つかった。
それがコチラ。

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店は正解だった。なんという記憶力!(自画自賛)
そして純正ホイール!w 

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ちゃんぽんは・・・見た目がだいぶと違う(笑
前回はエビが入っていて、スープが少ない。これは進化なのか、退化なのか。(たぶん偶然)

このちゃんぽん、過去のレポには登場していない。
なぜならこの翌日、かの「断崖上のミステリー」に遭遇したから。。(それどころではなかったのだ)

しょっぱい思い出の中で、燦然と輝く?ご馳走なのだった。 

・・・・・・・

満腹を抱えてエスの狭いコックピットに乗り込み、R251を北上する。
すぐに県道201号に入ると、これがなかなか面白い道。
なんだかわからないけど、緑の切通しを抜ける感じで、すれ違いにも相当気を使う狭い道だった。

これを抜けて、再びR251。
延々と行って、国道34号と出会うところで県道34号へ。
このスイッチに手間取って、若干右往左往したが、何とか天草灘を望むK34ルートに沿うことができた。

K34は、びわ畑ルート。
残念ながらそのビワは季節外れで熟した果実を目にすることもない。
ウネウネとした半島の絶壁路をひたすら走り続ける。
長崎の裏街道的なK34は、走りを楽しめるというよりローカルな景色を楽しみながら走るルートだが、混雑した街から離れてのんびりと半島を行くには最適かもしれない。 

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野母崎

半島の先端には来てみたものの、暑くて歩く気にならない(笑

すぐに折り返して、今度は半島の反対側へ。国道499号を行くと、すぐにあの「軍艦島」が見えてくる。
過去のレポにも登場歴のある軍艦島。かつては上陸手段がなかったはずだが、昨今の産業遺産ブームによってツアーが組まれているようだ。

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実に魅力的な話(産業遺産も廃墟も大好き)だが、突発的に行けるものでもない。これが行き当たりばったりツーリングのツライとこ。
好きでこのスタイルでやっているわけだから、仕方ないんだけどね。

船に乗るのが遅かったのか、雲仙で遊びすぎたのか、結構時間が経ってしまっていた。
とは言っても、このまま長崎に到達してしまうとその先が繋がらない。
ちょっと寄り道という気分で、県道29号へ。三菱重工の造船所がある一帯を通過して伊王島大橋を渡る。
先程までの工業地帯とは打って変わって、リゾートちっくな景色に様変わりする。

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伊王島灯台

その伊王島の先端にある灯台まで行ってみることにした。
長崎湾の湾口に位置する伊王島灯台。長崎港を発着する船はすべて、この灯台を目印にやってくるのだろう。
小さな灯台で何があるわけでもなかったが、野母崎とは異なって吹き抜ける風が気持ちよかった。

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・・・・・・・

 

R499に戻り、長崎市街へ。交通量はどんどんと多くなっていく。
平坦な地形の少ない長崎の街は、狭い中心部に市街地が集中している。道路には市電も走り、路上はどこも混雑している。
この雑多な状況の中、市街地の中心部にある宿を目指してグイグイと入っていく。
繁華街の立体駐車場にエスを停めたら、長崎の市街地(繁華街)探索。 

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思っていたより時計の針はずっと進んでいて、既に18時。
繁華街が色めき立ち出す時間になりつつある時間だが、平日の長崎の街には少々早過ぎるようだ。思案橋横丁も、まだ準備中といった感じ。
街の雰囲気を味わいながら、しばらく散歩を続けてみることにした。

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地方都市に来たら、アーケード探索することになっている?が、長崎ではこんなレア物を発見!

繁華街ど真ん中のアーケード街の入口に、堂々と掲示されるおにぎり標識。日本に2例しかない、アーケード国道だ。(もう1つは確か大阪にあったはず)
大勢の人が行き交うアーケード街なので、クルマで通行なんてまず無理。
午前10時から翌日の朝5時まで歩行者専用道路ってことは、5時から10時を狙うしかないわけで、国道全制覇を目指す人にとっては、難関のうちのひとつだろう。

ウロウロしすぎて疲れてしまった。
そろそろ休憩しようとお店を探すものの、これと行った店が目に入らない。
中華街に行くのも芸がない。いつものように地味な居酒屋を探して入ったのがここ。

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長崎名物とか全く関係のない、いつもの選択(笑
ただ、これが案外当たりで、新鮮な魚介類や野菜を中心とした酒の進むメニューに目移りしてしまうほどの良質店だった。

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思えばこの旅、大分から始まって、宮崎、鹿児島、熊本、そして長崎と、ひたすら九州の県庁所在地の居酒屋で酒を嗜んでいる。
旅も後半になり、残り少なくなった日数(あと2日)の道のりを地図見ながら考えていたら、ここまでまったく考えもしなかったアイデアが頭に浮かんだ。
俄然テンションが上がって、この日も酒が進む進む(笑

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長崎の夜に身を任せ、ここまでの旅程に思いを馳せる。
いよいよ旅は終盤。ここに来て、意外な展開へと向かいます。

 

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 Posted by at 2:28 PM