4月 162012
 

R style House が無事、完成の日を迎えました。

迎えましたと言っても、実際に完成=竣工引渡しを受けたのは先週末の金曜日。平日なのは住宅ローンの関係。銀行の融資を正式に受け、それで工事費の残金支払いが確認できたら自分名義に登記手続きを行い、ようやく正式な引渡しになります。
そのため、お役所や銀行が営業している平日である必要があり、会社には多少無理を言って休みをとってまで引渡しを受けた次第。

銀行手続きは煩雑で、最後まで慣れませんでしたが、もう無差別に実印押さなくていい(笑)と思うと気が楽です。(実際の返済はこれからなんだけど)

それが金曜午前の話で、午後は工務店から鍵の引渡しと簡単な取扱い説明。
いろいろ頑張ってもらった工務店とも、今日で一旦お別れです。

工務店とは約1年と4ヶ月のお付き合いでしたが、今後もアフターも面でいろいろお世話になるかもしれないし、事実建った後のお付き合いを念頭において選んだ工務店でしたから、よくお礼を言いつつも、今後もよろしく!てな感じで、軽いノリの最後にしておきました。

その後、電気、ガス、電話回線の各工事の立会い、家具などの配送物の受取りに終始し、あっという間に1日が過ぎ去りました。

次の日の土曜日は、引越しの準備ラストスパート。
徐々に片付け荷造りしていたことが功を奏し、夕飯前には何となく目処が。
引越し前にエスもキレイにオメカシして連れて行きたかったんですが、この日はあいにく1日中雨だったので断念。

そこで、雨の上がった引越し当日の日曜日、夜が明け明るくなったと同時に気合いで洗車(^ ^;
午前中は引越し業者によってものの3時間くらいですべての荷物が運び出され、新居でも3時間で作業は完了。その後、近所に挨拶回りや家具の設置や何やらをして、あっという間に1日、というか週末の3日間が過ぎ去りました。

そんなドタバタの週末だったので、まとめて報告になっちゃいました。家のネット環境がまだ本調子ではないので、外からアップしてます。
まったく荷解きができていないに等しい(car pitなんて完全に倉庫状態)ので、状況を公開できるのはいつになるやらです(汗

ただ、初めてこの家で一晩過ごすことで、空間のムード、朝日の清々しさを体感して、どこにいるのとも違う、これまで体感したことのない印象を感じましたね。
結構、いいセンいってるのかもしれません。

 Posted by at 4:53 PM
4月 132012
 

竣工引渡し前夜になりました。

施工者の立場だとよく「嫁に出すような」と例えられる引渡しですが、受け取る方は全然異なった感覚で、それも人様々なような気がします。
楽しみで仕方ないというのが大方の施主かもしれません。もちろんそういう気持ちはあるにはありますが、これからこの家を背負っていくっていう責任の重みみたいなのを感じる方が大きいかもしれないです。

ここまでの道のり、長いようで短いような。そんなこともつらつらと思い出しました。

今の工務店と知り合い、様々な土地を検討したのが、昨年の年始から半年間。
その中で、今の敷地を見つけたのが、偶然にもちょうど1年前の今頃のことでした。

紆余曲折ありながら、奇跡的に契約にこぎ着けたのが昨年の7月末。(その顛末は以前敷地選定について紹介した時の記述の通り)
そこから設計と確認申請に約4ヶ月、工事に4ヶ月半。

それが今終わろうとしている。
ひとつの物語を体験したようで、本当に面白く刺激的な毎日でした。
工務店とはひとまず明日で一区切り。こんなうるさい施主相手に、本当に良くやってくれたと思います。この場を借りて、感謝申し上げたいと思います。

引越しは週末の日曜日。片付けで更新は途切れてしまうかもしれません。
新たな生活の中でもうしばらくの間、R style Houseの成果を報告していこうと思っています。

 Posted by at 1:15 AM
4月 122012
 

竣工引渡しが目前に迫ってきました。

引渡し前日の明日(というか今日)は、最後の工事、玄関前の木製ルーバー取付と、car pit床の浸透性表面強化材の施工の予定です。
これまで様々な工事が行われてきましたが、泣いても笑ってもこれで最後。遂に完成、という感慨よりも、もう終わってしまうんだな・・という名残惜しさが先に立ってしまいます。振り返るにはまだ早いんですが、ここまでの過程を振り返ると、終わってしまうことが寂しいんですよね。

それもこれも、土地を探すところから始めて、ずっとオリジナルを追求してやってきたからこそ。良いところも悪いところもほぼ自分に責任があるので、出来上がった家に関しては責任を持ちたいと思います。限りなく理想通り(予算の範囲内で)につくった家だから、文句は言えない。住んでみていったいどうなのか。体感してみないとわからないことがたくさんありそう。

ただ、今完成する家は、今の状態は完全なる完成形ではなく、共に暮らしてブラッシュアップできればとも思っています。
オリジナルの家が、さらなる個性を得て唯一無二の存在に。
それが本当の理想ですね。

 Posted by at 1:20 AM
4月 102012
 

床ワックスを1日半がかりで塗り終えた後、一足早く竣工写真を撮影しました。

とは言っても、撮れるのは2階以上のみ。1階はまだ資材が置かれてるし、car pitと外構はまだ未完成なので、大半は後日撮影。
2階以上もその時点でいいと言えばいいんですが、撮れるうちに撮りためておかないと、荷物が入ったりして思ってたイメージが二度と撮れないことになりかねません。

借り物の三脚を立てて、一眼レフで撮影。富山の家の改修の時に撮影したのと同じ組み合わせです。

当然引越し前なので、家財道具が全くない、つまり生活感のない写真になってしまいますが、空間そのものを記録するにはこのタイミングしかありません。
ただ、生活シーンがあって完成する空間でもあるので、撮影本番はやっぱり生活道具が入り切ってからですね。

 Posted by at 5:13 PM
4月 072012
 

いよいよ次週に迫った竣工引渡しを前に、床のワックス掛けを行いました。

既出の通り、床は無垢材を使用しているので、何らかの仕上げが必要(というか、やった方がいい)です。
仕上げの一環なので、当然本工事に含めていい類の作業なのですが、この作業だけは当初から自分自身でやることに決めていました。つまりは「施主施工」というわけです。

何で自分でやるかっていうと、ひとつはワックスそのものに多少コダワリがあるから。
もうひとつは、床板1枚1枚に自ら汗を流してワックスを塗り込むという作業をすることで、これから生活を共にする家に愛情を注ぎ、魂を吹き込む、という意味合いです。必要作業半分、精神的儀式的意味合い半分てとこでしょうか。

そうは言ってもこのワックス掛け作業、とてもタイヘンなんです(汗
カーワックス用のスポンジで塗り、ウエスで拭き取り。そう書くとクルマのワックス掛けと一緒なんですが、こちらは膝をついた体勢で、ひたすら大面積を塗り込み続ける作業。腕は張り、腰にもキます 。小さな家ですが、何せほぼ全面無垢材なので塗る面積はそれなりに立派。作業しながら、家の面積をイヤでも再認識させられます(-o-;

ワックスは、蜜蝋のものを使用しています。
肌触りや仕上りの暖かみを考えると、まずは浸透系の保護材であること。そして自然系成分であることは外せませんね。

このワックス、以前手掛けた富山の民家改修でも同じ物を使用し、やはり同じように施主施工で塗り込んだ経験があり、勝手がわかってたので使用したんですが、前回と今回では床材が違います。

前回はカラマツとスギの無垢材だったんですが、今回はブラックウォールナットとミモザ。で、今回の2種類の無垢材は、なかなかワックスを吸い込んでくれなくて、同じ面積でも前回の数倍は労力がかかる感じ。この材に関しては、オイル系の方が相性いいかもです。

そうは言いつつ、自分の手で最後の仕上げができるわけです(施工そのものは、誰でもできるくらい簡単。ただシンドイだけ)から、そのくらいはしっかりとやんなきゃなんない。家に命を吹き込むためにも。

本日1日では到底終わらず、明日も朝からひたすら格闘(笑)します。

 Posted by at 9:10 PM