梅雨の合間の只見ツーリング♪
昔からこの時期の晴れ間を狙って出掛けたツーリングには、なかなか濃い味の想い出深いものが多い。(特にエスに乗り始めた頃)
今回もそういうのを狙って、一路北へ。あまり時間はないけれど、思い切りステアリングを回せる只見へと向かうことにしていた。
関越を200km程度走り、小出ICで降りて国道252号へ。 入広瀬までは少し退屈な道が続くけど、雪深い越後の地域性が反映された形態の民家と、並行するJR只見線の素朴な存在感が、旅の雰囲気を盛り上げる。
入広瀬を過ぎた辺りからワインディングっぽくなって、急コーナーとスノージェットが連続する。 守門岳の登山口まで、ずっとペースカーが先導。
この守門岳、何年か前のこの時期に登りにきている。ここを走るのはそれ以来。
ちなみにこの時の登山は、不慮のアクシデントにより、僕の山登り人生の中で唯一敗退することとなった登山だった。苦い記憶が蘇る。
ペースカーがいなくなった後のローリングスタートで、後続を引き離し単独走行。溢れんばかりの緑に埋もれそうな道を快走。
R252が有数の優れたワインディングであることを実感し陶酔するものの、ヘアピンが連続する区間に入る手前で、ゴールドウィング軍団に追い付いてしまう。
六十里トンネルを抜けて福島県側に出ると、下りのワインディングが更に続く。 連続するスノージェット。冬季通行止になる道路の割に、ひたすらスノージェットで保護されている。こんなにトンネル続く道だったかなぁ?数年ぶりってだけで記憶が曖昧。
山深くて地形を楽しめ、ワインディングを楽しむ要素が溢れた只見の六十里越ルートだが、常にコンクリートに覆われているみたいなところがあってちょっと・・・と思っちゃう部分も。
せっかくオープンにしてるのに、ヘルメットかぶって走らされてる感じ(笑
ガードレールが無いのも大きな特徴。つくっても豪雪に押し流されるからか。
この時期だと雪解け水が至る所でザンザンと流れていて、道路上に川が横切ってたり、スノージェット上部から流れ落ちて滝裏を走ってるみたいな状態になってたり。
とかとか、注意してるとかなり特殊な地域特性が垣間見れてとっても楽しい。
なぜだか妙に惹かれて、つい訪れてしまうのにはこういう理由があるからかも。
田子倉ダムで小休止をとる。 六十里峠を越える只見のR252は、長大なワインディングの割にあんまり休憩ポイントがない。(道路脇に停められる場所は多数ある)
ダムの駐車場には、見るべきものが少ない売店しかない割には、いつも人とクルマとバイクは溢れている。
地図を見ながら、この先のルートをどう取るか考える。 只見側からはいろんなルートが考えられ、そのどれもが長大なドライブルートになりうる。
当初から決めていたのは、只見に行くことだけ。その先はその時の気分次第なのだ(^ ^)