8月 062013
 

先々週末の奥三河ツーリングの続きを今更ながら(大汗

奥三河でひとしきり走りを楽しんだ後、伊勢湾岸道で一気に鈴鹿へワープ。
本来の所用を済ませた後、今度は新名神で近江へワープ。
その日は草津で1泊し、次の日は真夏の晴れた琵琶湖岸のさざなみ街道で、近江八幡の町へとやってきました。

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近江商人の町、八幡の町並みは初訪問。
琵琶湖岸の賑やかさとは正反対に、全然観光客がいません。
商人町家が連なる通りもこの通り。金沢や高山みたいなのを想像して行ったら、拍子抜けしました。

町並みに魅力がないわけではなく。
確かに、建物の中身を楽しめる場所がそんなになく、前述の町のように賑わいを創出する特別な仕掛けがあるわけでもない。

しかしその分、ありのままの町並みが残り、その情緒が未だ漂っているということ。
自分にとっては、むしろそっちの方がずっと価値あることのように感じられます。 

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近江八幡は水路の町でもある、ということは知っていましたが、一部分だけに残る感じでした。
城下町のお堀ではなく、琵琶湖から引き込まれた水運路として形成されたそうな。さすがは商人の町。

しかしこの情緒たるや・・・

なんでここに人がいないんだろう?(^ ^;

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水路には観光船が往来してたけど、この暑さじゃ・・(笑
観光名所としての町並みエリアはごく限られているので、見るべき水路の延長も、とても短かった。
それが却って、とても濃密な感じ。ミニミニ金沢だ。

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古民家を利用したカフェで、ランチをいただきました。

古民家って言っても、元は近江の豪商の邸宅。中庭から水路に風が通り抜けて、すっごく心地がイイ。
やっぱり僕は、こういう空間が落ち着きます。

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最近流行の、町家を有効活用した店舗。
近江八幡にはまだ多くはありませんでしたが、ごく一部、ギャラリーや小さなお店として活用されている例がありました。

これは尾賀商店という、アーティストの複合ショップ。
屋内の土間をストリートに見立て、各部屋を創作や展示、販売空間として利用しているもの。
これは新鮮でした。店の主である創作者が、少ない負担で互いに刺激を受けながら活動するには有効な形態ですね。活気もあっていい感じでした。

2013 08 06 03

その他にも瓦ミュージアムとか見所はあるものの、じっくり楽しもうにも半日コース。
ここだけが目的だとちょっと肩すかしを食らうけど、手が入れられすぎてない自然な状態での残り方に、好感が持てました。こういうとこも、まだあるんだなぁ。

ちなみにエスは、歴史的建造物保存地区近くの大きな市営駐車場に停めて散策しましたが、日曜にもかかわらずガラガラ。
実は八幡神社の前にロープウェイの駅があって、そこはクルマでごった返してました。
ロープウェイとかそっちの観光資産に人が集中している現実。町並みはなかなか情緒あるのにねぇ。。(だから今の雰囲気を保ててるんでしょうけど)

近江八幡の町、通りを歩いてこそ、その魅力を感じられるってもんです。

 Posted by at 11:59 PM

  2 Responses to “素の町並みの魅力/近江八幡”

  1. 情緒を求めて訪れたら、観光ズレしていてガッカリ・・・・・というパターンも多いですね。
    白川郷、大内宿、高山、日田など挙げればキリがありません。
    奥まで足を踏み入れると、本来の姿に触れる事も出来たりするのですがね。

    近江八幡がこんなに素朴な街並みとは知りませんでした。
    いつも企画倒れとなる鯖街道ツーリングが実現したら、立ち寄ってみたい街です。

    • 同感です。
      町並みっていうのは、自然とそうなった、という状態にこそ惹かれる部分がありますね。民家とかと同じで、アノニマスな部分に魅力があるというか。
      わざとらしくなっちゃうと、一気に興醒めしちゃう。難しいですね。

      全然知名度なんかなくても、漁村集落とかみたいな土地に根ざした生活が垣間見れる風景にこそ、深い魅力を感じます。
      そういうのは実際訪れてみて発見しないとわからないので、いろんな場所で見つけて体感するために、旅をしているのかもしれません。

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