12月 122011
 

耐圧版のコンクリートが、本日予定通り打設された、との報告を受けました。

運良く好天に恵まれ、気温もさほど下がらずコンクリート工事にはまずまずの天候だった模様。
とはいえ冬場の施工。この時期、コンクリート強度は温度補正により、品質強度の6N/mm2増しになります。その結果、非常に固いコンクリートになりますが、流動性がなくて非常に施工性が悪かったことが予想されます。

コンクリートは時間さえたてば一定の強度を発生するので、温度補正による割り増しがなくても、長期間後にいずれは狙った強度が出ると思います。とはいえ管理上、設計図書に書かれた品質強度を所定の期間で確認することが、品質を証明するひとつの指標となっているので、あくまで定められた一定期間で確実に設定の強度が出ていることを確認できる方法を選択することが必要。
温度補正にてコンクリート強度を確保する意味はそこにあります。

コンクリートであり木であり土であり、ナマモノを相手にものをつくるのが建築。
それだけに、ひとつひとつ確実に品質を保ち確認していく作業こそが、全体の質を維持する上で大切だと思います。

R style Houseの耐圧版は段差がある形状ですが、これを打ち継ぎなしで一気に打ちました。コンクリートが完全に固まるまで、しっかりと養生を行います。

この後、基礎立上がりの型枠を立てて、残りの基礎のコンクリートを打っていくことになります。

photo by builder

 Posted by at 11:56 PM

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