6月 292014
通天橋より北側の国賀海岸は、ツーリングマップルにも必見と書かれている通り、西ノ島、いや島前のハイライトと言っていいスポットかもしれない。
もはや地図で追うことを諦め、野生の勘で突き進んだその先には、赤尾の展望所よりさらに高所感溢れる展望スポットだった。
駐車スペースにエスを停め、牛馬が侵入しないために設けられている鉄柵を開けて草原の丘を歩いて行く。
それはまるで空に向かって上っていくかのような道。雄大という言葉では表現しきれないほどの景色に身を投じていくかのような感覚だった。
途中には、旧日本軍の見張り台の遺跡が。。
登り詰めた最高所から見下ろすは「摩天崖」。高さ257mの大絶壁が眼下に現れる。
海食作用とは信じがたいほど、スパッと切り落とされたかのような大地の造形美。
鬼舞で観たカルデラから、赤尾から展開する国賀海岸の大絶壁。
まさに地形美協奏曲。絶景ナリ。
摩天崖のあまりの絶景と気持ち良さに、去ることが惜しくて仕方なかった。
散々長居した挙句、駐車場に戻ってさらにコーヒータイム。
今回はキャンプ道具を持参しない代わりに、コーヒーブレイクセットをトランクに忍ばせてきたのだ。
こんな絶景スポットがきっとあるに違いないと期待して。
期待は見事に的中。エスの傍らに即席自前カフェを開店。
最高の景色を眼前に、昼寝可能なリラックスチェアに身を任せ、ゆっくりコーヒーを楽しむ。
西ノ島の残りの時間を、ボーっと過ごすのみ。贅沢極まりない時間。最高だ。
去りがたい摩天崖を後にし、由良比女神社に訪れたり海岸の道を走ったりしてみたが、既にお腹いっぱい。
今日はほとんど走っていないのだが、本土では体感できない密度の高い絶景に満足感一杯だった。