1月 092015
 

今年一発目のネタは、昨年秋口に行った「仕様変更」についてです。紹介するのを忘れかけてました(笑
変更内容は、エキマニとマフラー。これまで装着していた無限エキゾーストシステムを卒業し、新たなブランドのモデルに入れ替えました。
入れ替え直後にインプレしなかったのは、ロングツーリングにおける性能を考えて導入したので、何回かツーリングを経験した後にしようと思ってたから。。ということにしといてください(笑 

 

純正から無限に交換したのが2007年(エスに乗り換えて2年目)。おおよそ7年の間、じっくりと味わってきました。
エキマニは割れでもしない限り劣化はしないので、ずっと継続使用してきましたが、マフラーは2本目です。
低音重視の(無限の割には)攻撃的なマフラーで、高回転のパワー感は素晴らしい物がありましたが、数年も経つとかなり気になるくらいの音量に育ってしまいます。車検で言うと、2回が限界かなぁ、っていう感じ。きっかけは音量でなかったにしろ、2本の使用は必然だったかもしれません。

性能的にはもちろん、特にマフラーはルックス的にもかなり気に入っていた無限エキゾーストシステム。(一つ前の投稿のリアビュー写真参照)
手放すには惜しいのですが、エスがロングツーリングに特化している今、そのステージでの性能と快適性をもっと追求してみたくなりました。
そんな折、今使っている無限を高値で引き取ってもらえるチャンスがあり、熟慮の後に仕様変更を決めたわけです。

交換はエキマニとマフラー同時。
やはり性能を考えると、排気管はトータルでセッティングされた組み合わせがベストかと思いまして。
まずはマフラーから。

2015 01 09 02

【デザイン】
選んだのはASMです。ここの2本出し。(正式名称は「 I.S.Designサイレンサーキット2」)
ASMには1本出しモデルもありますが、エスの場合、純正風の2本出しリアビューが好きなので、ここに迷いはありません。

製造元は某職人さんであることは聞いていたので、品質的には心配無し。
唯一の心残り?はエンド部の口径。かなり小ぶりなASMは、リアボディのボリューム感とのバランスが今ひとつ。砲弾型とはいえ、無限は(ヤンチャではありましたが)バランス良かったですからね。

でもこの小径のマフラーエンドには理由があって、狙った音量・音質を得るには、この口径にする必要があったそうです。
見た目重視で少しでも異なった口径を選んでいたとしたら、それは妥協。あくまで狙うべき機能を得ることが第一優先であり、そのための形態であるということ。
モノづくりにおいて、コンセプトは何で、どういった価値を提供するかを妥協無く追求することは非常に重要だと思います。それができている製品は、それだけでオーラを感じることができる。

無限にもASMにも、モノづくりのコダワリを感じます。
どちらが良くて、どちらが悪いというものではない。コンセプトが違うだけ。
自分の用途と重視する性能を照らし合わせて、ルックスを上回る期待値が感じられたから、ASMにしてみようと思った、ということです。

2015 01 09 03

【音量・音質】
実際装着してみると、、今までが今までだけにかなり大人しい。かなり主張は控えめです。
アイドリング時は本当に静か。無限は相当ボーボー言っていたのが激変です。
クラッチをミートして走り出すと、それなりに音は感じられます。ただこれまでとは異なり、音の粒が揃っている感じ。言い方を変えると、音の波が非常にキレイに整っている、そんな印象です。

無限が低音から徐々に高さを上げていくのに比べると、どの回転域でも割と音質は一定に近い。回すより踏んだ量によって音量に変化があり、フルスロットル時の音量はかなり弾けてます。
高回転域は決して甲高い音ではなく、低回転域の時の音がそのまま大きくなっていく感じ。いやもちろん、多少高音にはなっているのですが、音質が変わるというより、先に書いた通り「音が整ってくる」と表現した方が正しいです。

パーシャル時はかなり控えめですが、その音がとてもキレイに整っていて、ずっと聞いていてもイヤにならないというか。存在はあるんだけど、意識しなければ意識に入ってこない。
周囲に主張しまくるスポーツマフラーは、乗っている本人に対してもあらゆる刺激を与えますが、それを敢えて感じさせず聞きたいときにだけ聞かせるような、自然な存在感があります。

ちょっと他にはないような特徴のスポーツマフラーですが、これって昔の他車種の無限の特徴に近いような・・・
音とデザインに関してはジェントルで、玄人好みですね。

2015 01 09 04

【性能】
まず、低速からスピードを乗せるのが非常に容易。低回転から非常にトルク感があります。

もともとECUセッティングで低回転時のトルク感も改善していたので、マフラーだけの効果ではないですが、ギクシャクすることなく軸力を得られるのは、ストップアンドゴーが多い街中でのドライブも病み付きになるくらい。
絶対的なパワーを求めると、高回転域の性能向上に偏りがちですが、実際に使うことの多い回転域での気持ち良さも犠牲にしていません。

回転を上げていった際のパワー感については、やや無限に及ばない印象。トルクはしっかりついてきますが、弾けっぷりという点で、無限に軍配です。
ただ、実際の数値を比較したら多分変わらないような気も。無限は高音でバァァァァーーーーンって弾けるので、力を感じるだけなのかもしれません。
感覚だけで比較してるので、そこんとこは曖昧です。その差を明確に感じれるほど技量もないので。。

ASMは全域でしっかりトルク感があり、どの回転域でも明確にツライというところがないのが特徴。
これって実は素晴らしいことで、性能を狙えばどこか諦める領域が出る(特に9000rpmも回るエンジンだし)はずですが、明らかな弱点がありません。
無限は高回転が得意な性格だったので、流す乗り方やストップアンドゴーにストレスがありました。
ワインディングを頑張って走る時のように、常にハイカムで走っている分には無限は最高ですが、それ以外の走行時で更なる性能を求めたいとなると、ASMは非常に良い選択肢になると思います。

最近エスは、ロングツーリングに特化して出動するので、高回転域もさることながら、中間域での性能を得ることも重要視したい。
そんなニーズに素晴らしくマッチしていて大正解でした。

 Posted by at 8:24 PM

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