6月 282015
大崎下島の東の端にある港町、御手洗。
瀬戸内海の海運で栄えたのだろうか。江戸時代以来、綿々と積み重なった街並みの姿が色濃く残っている、らしい。
ちなみに「みたらい」と読む。
最初思わず「おて◯らい」と読んでしまったのは内緒だw
さてこの御手洗の街並み、今回とびしま海道に訪れることを決めるまで知らなかった存在だけに、歴史的街並みとしては超が付くほどのマイナースポット(だと思う)。
でも駐車場はいっぱい。辛うじて1台分空きがあって事なきを得たが、実際繰り出してみると、誰とも会わないし、すれ違うこともない。
でも、この人影皆無な空虚感がいい。
瀬戸内海の島の古びた港町風情が、より一層濃密に染み渡ってくる気がするからだ。
路地を歩いていると、目と鼻の先にある民家の居間から、テレビの野球中継(もちろんカープ戦)が聞こえてくる。
日曜の昼下がり。のんびりとした空気が、港町全体に漂っている。
歴史的な街並みを楽しむというより、何十年もずっと変わらない、普段着の街並みを肌で感じるような散策だった。
ココは凄いですね。知りませんでした。 「小京都」 などと呼ばれて、行くとガッカリする事が
多いのですが、正に手付かずの街並み。
3枚目の写真に見られるように、大路でなく小路なのが、個人的には素晴らしいと思います。
あまりにマイナーなのが功を奏しているのか、まったく商売っ気もなく、大変居心地のいい街並みでした。
静かなんですが、住んでる人の息吹というか生活感がちゃんと滲み出していて、ありがちなハリボテ感が一切ないのがイイ。
時折5枚目のような洋館が現れたりするのですが、そこが床屋としてちゃんと営業してたりとか。
掘り出しモノでしたよ。