やまなみハイウェイをそのまま直進すると、くじゅう連山を越えて長者原へと至る山岳ワインディング区間が待っているが、今回は国道442号。
前回九州ツーリング時は、黒川温泉、小国方面に向かったので、今回は真逆に進路を取ることに。
広大な牧場を横目に、ダイナミックにコーナーを駆け上がる!
さながら和製オー・ルージュ(笑
豊後竹田には向かわずに、広域農道で東へ。途中、案内板もない交差点を左に折れる。
手持ちの地図(ツーリングマップル九州) のみを頼りに、経験と勘で判断。果たして大当たり。ざらついた路面ながら、自由にライン取りができるだけの広さを持った裏山のワインディングロード。
深く分け入った先に、目指す温泉へ導く看板を発見。山を降りて、川沿いの温泉街へと向かう。
今回、久しぶりに訪れてみたかったのが、長湯温泉。
「温泉県」を標榜する大分県(「熊本ツーリング」なのだが、既に舞台は大分県)にあって、別府温泉の次に印象深い温泉地といえばここだ。
かつて、一番最初に九州をツーリングした際に訪れて以来。
強烈な印象が残る理由は2つ。まずその泉質。全身泡だらけになる世界屈指の天然炭酸泉。
もうひとつは、河原のど真ん中にある超開放的露天風呂、ガニ湯。
温泉へのコダワリはすっかり薄れてしまったが、長湯温泉の深い味わいはまだ忘れてはいない。
前回訪問時に訪れた大丸旅館の外湯は、建て替えが成されて、個性的な建築物に姿を変えていた。
ラムネ温泉館と命名された入浴施設は、藤森照信氏の設計によるもの。生々しい素材感と、狭小スケールの空間構成が特徴だ。
ある程度予想はしてたけど、とてつもない混雑。芋洗い確実?だったけど、人気があるのは泡付きの激しい露天風呂のみで、内湯はガラ空きだった。
この内湯が穴蔵のようで素晴らしい。泡は少ないものの、土色の温泉だって素晴らしい。芋洗いよりよほどマシ。十分満足。
長湯温泉は一度、ゆっくり宿泊で楽しみたいものだ。
長湯からは再び広域農道。ずばーんと走って北上し、県道621537号へ。
これを西側に走って、再びやまなみハイウェイへ。
長者原方面へと向かい、飯田高原の交差点角の売店でソフトクリーム休憩。
こちら側から走ると、長者原付近でくじゅう連山の眺望が大迫力。
前回訪問時は雨天で、景色の代わりに水飛沫を上げながらストレート区間の疾走を楽しんだが、今回はゆったりと絶景を楽しんだ。
長者原から県道621号に折れて北上。
牧場の中を貫く「四季彩ロード」を走り抜け、九重方面へ。
地図を追ってみると、この日の目的もない気分次第なドライブがよくわかる。
阿蘇からくじゅう連山と、その周辺の高原を貫く無数のワインディングロードには、そんなアテもないドライブを何度でもしたくなる魅力に溢れているのだ。
ツーレポ楽しく読ませて頂いてます!
長湯温泉は知ってましたが、ラムネ温泉っていうのは初めて知りました。
そこから北上して621ってことは由布市役所まで行かれて621に入ったんでしょうか?
熊本の僕でも未知のルートです(笑)
621自体は男池には登山口としてたまに利用しますので行きますが、それから東には行ったことないですね〜。
こうして改めてみると、くじゅう連山ってぐるっと一周するのは時間かかりそうですね。
そういう新たな発見があったりで、今後も楽しみです(*^^*)
長湯温泉から「久住飯田南部地域開発農道」とかいう広域農道で北上し、県道621号は横断して、湯平温泉から県道537号が正解でした。訂正します。1ヶ月以上経って記憶が曖昧に・・(汗
くじゅう連山周辺のワインディングは、まだまだ発掘のしがいがありそうですね〜
長湯温泉といえば、炭酸泉としては日本一の湧出量を誇る名湯です。
そもそも貴重な炭酸泉。中でも個性的な建築といっしょに楽しめるラムネ温泉はオススメです。
熊本じゃないですけど(笑