【能取岬 /網走市】
キムアネップ岬の朝、湖面は浅い霧で覆われていた。
昨日近くで夕日の写真を撮っていた別の旅行者から、日の出見られませんでしたねーと声をかけられる。
やはり道東エリアは、このまま天候が回復することはないのだろうか。
テントを撤収して、駐車場でコーヒーを淹れて本日の作戦を練る。
国道238号で網走方面に走り出す。通勤にしては早い時刻だが、周囲にクルマは多い。
と、走っているうちに、いつの間にか霧は晴れ、それどころか雲もちぎれ飛んで、快晴の様相を見せてきたではないか。
これは、あそこへ行けということか。R238を直進する予定を急遽切り替え、道道76号を左折する。
能取湖の右岸を走ると、周囲のクルマはすべて漁港に向かって吸い込まれていった。
地の果てに向かうような道を単独行にて進む。先には、絶景の岬が待っているはずだ。
能取岬
森の中の道から、突如ぱっと視界が開く。目に飛び込んでくるのは、緑の草原と青い海原。そして一筋のアスファルト。
下り傾斜の道は、海へと向かって飛び込んでいくような迫力を加えて、異郷の黒いオープンカーを歓迎してくれた。
右手には、ぽつんと草原に立つ灯台。左手を仰ぐと、能取湖周辺のダイナミックな地形が広がる。
ダイナミックな景観に圧倒されて、ただただ佇むのみ。。
岬の駐車場には、誰もいなかった。平日の早朝という絶好のタイミング。
しかも、まったく予期していなかった奇跡の快晴!
今朝起きた時の空を見て、能取岬には立ち寄らないつもりだった。ここだけは、天気が良い時に訪れたいという気持ちがあったからだ。
ここ数日間の道東エリアの天候からすると、まさに奇遇、奇跡としか言いようがない。
何に感謝していいのかわからないけれど、この景色に再び逢わせてくれた何かに感謝の気持ちを込めて、思う存分ゆったりと岬の時間を過ごすことにした。
能取岬は周囲の絶景はもちろん素晴らしいのだが、何と言ってもアプローチがいい。
最初の写真でわかるように、奇跡とも言える構図で岬に滑り込んでいくのだ。
これほど気持ちのドライビングビューを持つ岬を、他に知らない。
想定以上に能取岬を堪能することができてしまった。
もしかしてこのまま天気は回復か??この後も最高の景色が待ってるぜ。
・・・・ いやいや、そうは問屋が卸さない。
この瞬間で最高を極めた色彩は、以後は急転直下で転がり落ちていくのであった。。。
好い絵です。
また、能取岬に行きたくなりました。
ここは写真の撮りがいがありますね(笑
サロマ湖は霧でも能取湖と岬は快晴でした。
今回はちょっとの地形の差で、天気がコロコロ変わって、その度に一喜一憂してましたね。
良い天気じゃないですか!
おまけに独り占めとは最高ですね。
陽の高い時間だと、アジア系外国人のツアーバスで賑わっていたり・・・・・
最もポピュラーな撮影ポイントは、ライダー達との順番待ちだったり・・・・・
分かっていても、ココは天気が良いと、つい立ち寄ってしまいますね。
能取岬は本当に幸運でした。
実際には、滞在時間中にパラパラと観光客と開発局の人(謎)が来てたりしたんですが、一番乗りは気持ち良かったです。
更には唯一のツーリストだったので、例の撮影ポイントはまさに独り占め。思う存分楽しむことができましたよ。
前回も快晴だったので、イメージを悪くしないために、今後はちょっとでも天気が悪かったら近寄らないと思います(笑
いやいや、これは絶景中の絶景ですねえ。
これだけの天気に恵まれ、しかも人っ子一人いない状況を写真におさめられるなんて素晴らしいです。
とっても気持ち良さそうで、羨ましい限りですよ。
とっさの判断でルート変更し、気の向くままにクルマを走らせる・・・“クルマ旅の良さ”が炸裂ですね(笑)
メジャーなスポットではありますが、つい立ち寄ってしまう魅力がありますね。
穏やかな北の海風に吹かれながら眺める景色は格別です。
真冬は逆に、凄いことになってそうですが(笑
仰るとおり、クルマ旅はその時の気分でいかようにでもアレンジできる良さがありますね。
これが北海道であれば、大陸的スケールでの移動が楽しめます。
峠のあっちとこっちで天気が違うなんてザラでしたよ。
私も今回は道東-道北-道東のツアーやりましたよ。
下川からのD101は通行止めでした。やっぱり通るルートは似てきますね。
能取岬素晴らしいですね。私も何とか好天に恵まれました。朝一ではなかったのですが、シーズンが去った平日だったので人は少なかったです。
あそこに車を置いて撮影している変な人(笑)は私一人でした。
事前に北海道にツーリングに行くことをお聞きしていたにもかかわらず、レポが間に合わなくってすみません(笑
書き始めると、やっぱりなかなか進まないもので。
しかし今回の台風による道内の被害は、想像以上でしたね。
現在でも国道の通行止めが続いているくらいですから、道道の状況はさらに酷いのかもと想像してしまいます。
能取岬そのものより、そのアプローチの路上にいた時間が長かったのは、自分も一緒です。
第一、灯台は眺めるだけで、行ってないですもん(笑笑