連休最終日の本日は、早い時間からワインでイイキモチ。
思い起こせば、今朝はまだ秋田にいたはずだけど・・・・、それはまた後日談。
まったく収束するところを見せない道東ツーレポを早いとこ終わらせなければ(笑
能取岬の絶景の余韻を残しながら網走市街を抜け、4日目にコーヒーで体を温めた藻琴駅前から道道102号にスイッチ。
途中、東藻琴で乳酪館なる施設に立ち寄り、カマンベールソフトなるソフトクリームを食す。
お味の方は、、、言われてみればチーズ、という程度かな。
以後もD102を突っ走る。
能取岬以降、素晴らしい青空。最高のオープンドライブに気持ちも高まる。
屈斜路湖の外輪山を越える峠付近はこんな眺望。
いやぁ、思ってた以上に素晴らしい。思わず右足に力が入る。
ん、なにやら不可思議な雲が漂っているぞ。。
ガーン、不安は的中。藻琴山は真っ白。完全に雲の中でした。
山だけでなく、屈斜路湖側はそれまでの晴天が何だったのかというくらい、分厚い雲の下。
峠ひとつ越えるだけで、この変化。
あっち(斜里の方角)はあんなに晴れてんのになぁ。
かと言って、再度知床方面に向かう気もなく、このまま弟子屈方面に降りることに。
天気の急変は残念だが、このD102は最後までとてもいい印象の両道だった。
交通量の多い屈斜路湖周辺の道としては珍しく、空いているってのもいい。
国道391号で弟子屈。以後のワインディング漁りに備えて継ぎ足し給油を行った後、国道243号へ。
別海に向かう道だが、早々に道道1040号にスイッチ。目指すはこちら。
多和平
ま、ここもこんな状況だけれども。
しかも急激に寒くなってきた。レストハウスに避難だ。
おお、魅惑的な看板。
テラス席には、おひとりBBQやってる人もいる(痛
その香りに誘惑されて、つい贅沢をしてしまった。
多和平、2007年にも訪れているけれど、広大な草原がキャンプ場にもなっている場所。
あの時はいくつものテントが点在していたが、本日は一張りも見かけなかった。
やたら人懐こい住人たちの歓迎は受けるのだが。
更にはこんな展示物。
農耕機械業界におけるクラシックカーですかね。ディテールのひとつひとつが、機能一辺倒ではない遊び心があって、すごくいいなぁ。
カラーリングとエンブレムもかっちょいい。これだったら一家に一台、置いときたい(笑
今朝の晴天が嘘だったと思えるくらいに薄暗く寒い景色は楽しめず、多和平に来てこれかよ、ってトコばっかり目が行ってしまった。
R391に戻って標茶市街へ。
ここから国道274号へと折れる。
今回、走ってみたかったコースのひとつがこのR274。
R274?札幌から日勝峠経由で帯広に向かう大動脈じゃないか、とお思いの方も多いかもしれない。
確かにその通りで、これまで数え切れないほど利用した道ではある。
ただここでポイントなのが、起点は札幌で、終点は標茶ってとこ。(ちなみに、北海道で一番長い国道である)
つまり、帯広周辺までは走ったことがあるのだが、その先、本別から標茶までは未踏の区間なのだ。
未踏である理由は、未開通区間があることで分断されていて、移動のための利用価値が極めて低いからだ。
ただ走るために、わざわざ行かなければ通ることがないのだが、それゆえ、地図上で孤立した赤い線が、ずっと昔から気になっていた。
終点から逆向きにスタートする形で走行開始。
予想はしていたが、まったく走っているクルマはいない。ただ、道路自体は国道のそれで、非常に高規格。何の不安もなく、ガンガン走れる。
しかもロングストレートあり、アップダウンあり、大きな複合コーナーありで、実に楽しい。
周囲の景色は牧場か、あるいは荒野かで変化には乏しいけれど、走って楽しい良道である。 これは穴場だ。
国道240号の少し先で、R274は分断されている。
これが開通したら、とんでもなくロングなスーパーワインディングになるような気が・・・
しかしそれはおそらく叶わぬ夢。
というのも、並行する道東自動車道が先に開通してしまったからだ。
一般国道より高規格な高速国道が先に通ってしまったので、おそらくこの先未開通区間が開削されることはない、と思われるのだ。
その道東自動車道を使い、阿寒ICから白糠ICまでワープ。
札幌までの距離表示が。。ほぼ釧路から札幌まで、高速だけで往来できるようになったのだ。すごいなぁ。
白糠ICから国道392号に降りて、本別方面へ。
途中からR274と重複するのだが、そのポイントは撮れずじまい。
というのも、騙し騙し使っていたコンデジの電池がいよいよ限界。以降は悲しいかな走行中の写真は無しである。
このR274とR392の重複区間、釧勝峠を越える長ーい峠道なのだが、まったく利用されておらず、かつずっと山の中を走るので超寂しい。
所々、道路補修の工事区間が現れるのが、唯一感じる人の気配。こんなとこで何かあったら、間違いなく野垂れ死んでしまいそう。
しかし、コース自体は気合の入るワインディングロード。ひたすら走ることが好きな人だけにオススメできるルートである。
本別でR274探索は終了。道の駅に立ち寄った後、道道56号で浦幌。
国道38号で豊頃まで行って、道道210号にスイッチ。夕刻の農場の中を直線的に走って更別、中札内。
国道236号に入った頃にはかなり陽は傾き切っていて、そろそろ帯広に向かうかという気になったが、少しだけ寄り道。
幸福駅
ベタじゃねー?と強く思いはしたが、実はこれまで来たことがなかったので、記念に?立ち寄ってみた。
思ってた以上に観光地。観光バスまで来てしまうような。駅舎のアレには辟易。やっぱ現役であるからこそ、でしょう。
残念ながら、前半に訪れた根室本線の駅の方が、よほど印象的だった。
そうは言いつつ、せっかくなので撮影は楽しんでみる。
たまたま雲の切れ間から差してきた夕陽の色合いが、雰囲気を出してくれた。
愛国駅
ここまで来たら、お付き合いでもうひとつ。特に感想はないけれど。
帯広市街に到達したら、もう辺りは暗かった。
閉店間際の六花亭本店に滑り込み、職場へのお土産を物色し発送。
そう、エスのトランクは出発時から満載のため、土産品は一切積載不能なのである。
本日は帯広駅前のビジネスホテルにて一泊。
電池の充電が理由、ではなく(それもあるが)、 帯広ジンギスカン!がお目当て。
ただ、美味しいと思う店は駅からは遠い。ビールも外せなかったので、今回は駅前の流行ってそうな焼肉屋で済ませることにした。
昭和の薫りがプンプンする「平和園」なるお店。入ると満席の上、3組ほどが待っていたので、そこそこ人気のある店と見え、実際美味しかった。
焼肉屋なので、いわゆるジンギスカン鍋ではなく普通のロースターなのだが、特上ラムはなかなかの美味。
さらになぜかこの店、「地発泡酒」なるものが複数あり、手頃な価格で楽しむことができた。
帯広のジンギスカンと言えば、あの平たい金属皿の上で焼く、味噌ダレのラム肉と玉ねぎのコンビネーション、そしてシメのうどん。これが忘れられない。
今回はひよってしまったけれど、次回があるならビールは我慢してでも食べたい。宿題宿題。
そんなこんなで、ようやっと8日目終了。
明日の夜はフェリー。でも帯広から苫小牧は近過ぎ。がっつり寄り道します。
R274、走りの感想と写真のポイントが同じだったのでPCの前でニヤリとしてしまいました。
これから私もツーリング記を延々とアップする予定ですが、似たような場面が登場すると思います。
もしご覧になることがあっても、笑ってやり過ごしてやってください。
R274の走破は積年の夢でした。昔はもっと細切れだった気がするけれど、残すは一区間のみ。
でもこれが遠いんですよね。しかも道東道開通で、永遠に繋がることはないのかと。。
マイナー路線のまま永続するという意味では、良いことなのかもですが。
ていしあさんのブログ、いつも読み逃げばかりでスミマセン。
楽しみにしております。(ちゃんとコメント残します・・)