ビートの運転席廻りです。
いろいろと手の入った個体で、内装も然り。使い込まれた社外ステアリングや、自作パーツなどで、アウェー感満載でした。
そのままでももちろん乗れますが、コックピットについては、特にオーナー個人の好みが大いに反映される部分。
自分が好む操作感と感性に従って、徐々に手を加えています。
運転中、常に目に入り手に触れているステアリングホイール。
手元に来た時は、赤いスパルコ製が着いていましたが、主張が過ぎる感じだったので、大人しめに変更しました。
とはいえ、弾けるような元気さが特徴のビートという車種のイメージは残しておきたい。
これといったものが見つかるまで、EK9で使用してたmomo製ステアリング(←まだ大事に持っているのです)を仮に着けていました。
ここ最近、集中的に物色して選んだのが、OMPの小径ステアリング。敢えてのmomo外しがコダワリ(笑
と言うより、ワンポイントでイエローが使用されているのが気に入りました。
OMPのロゴもそうですが、センターのイエローレザーラインが控えめながらオシャレ感抜群。
ステアリングはゴテゴテしているより、このくらいの方がちょうどいいと思います。(常に目に入るので)
このステアリング、実は超小径で、30Φしかありません。
ビートのイメージ、コックピットの狭さから超小径が合うと思い、また一度こういう冗談みたいな(笑)小径ステアリングを試してみたかったという子供じみた好奇心から選んでみた次第。
着けてみると、まったく違和感なく、むしろこのくらいのサイズの方がバランス取れている、と思わせるくらい。
ただ当然ながら、操作はかなり重くなります。
ビートにはパワステが着いてないので、ミッドシップ&小さなタイヤでもここまで小径にすると、かなり腕力が必要になります。
腕っぷしはまぁ弱い方ではない方ですが、さすがに街乗りだけだと気になるレベルかも。。
まぁしばらく試して、どうしても気になるようだったら、次のを試してみることにします。
ちなみにステアリングホイールは、汎用ボススペーサーで30mm手前に出しています。
これは旧オーナー様が着けていたものを、そのまま流用。非常にいい感じのポジションを取れたので、継続使用させていただきました。
専用のネジがなかったので、ひとまず皿ビスで締めています。
ホーンボタンは、EK9の時に使用していたNSX-R純正を再利用。momo用ホーンボタンなので、OMPには合いませんが、ホーンリングを別途調達して装着してます。
ステアリングを交換するなんて十数年ぶりなので、実に新鮮でした。結構、試行錯誤してしまった。
一番困ったのは、センターが出ないこと。最初はステアリングボス周辺でいろいろ小細工しましたが、そんなレベルのズレじゃなかったので、結局タイロッドにて調整しています。
ステアリングホイールの他には、シフトノブ。
汎用の球型ノブが着いていて、これが非常にいい操作感だったのでそのままでも良かったのですが、ヤフオクで物色してたら、米国ブランドでビビビとくるモノがあったので、それに交換してます。
アルミ製ガンメタの質感にリトル・ギャングっぽさが出て、イイ感じです。ここでも装着時に、多少の小細工を。。
シフトブーツ、サイドブレーキグリップ・ブーツは、これまたヤフオクで(笑
イエローステッチで、ステアリングのワンポイントと共に、ボディカラーとコーディネートしてみました。
オシャレ感と遊びゴコロを自分なりにミックスしてみたコックピット。
ここ最近、休日や夜のガレージで黙々と作業してることが多いですが、これがなかなか楽しいわけです。
S2000よりさらに洗礼された仕事場ですね(笑)
助手席シートがオフセットされているとわ知りませんでした。(驚)
ますますドライバーオンリーなマシンで、S2000にラグジュアリー要素があるような気がしてしまいます。(錯覚ですけどねw)
現行のシビックRを400万ペソ出して手に入れるくらいなら
90年代のEKやDCのRシリーズを極上で手に入れちゃうなと思うくらい
当時のHondaには魅力あるクルマがありました。
質感は完全に軽自動車のそれなので、果たして洗練されているかと言えばその逆ですが、チープなりにもオトナの遊び心を加えてやることで、十分楽しめるコックピットになってきたと思います。
S2000もタイトですが、フルバケでない分、ビートの方がまだお気楽感は残ってます。
ビートは、80年代後半から90年代にかけての時代感を、色濃く残す1台だと思います。
規格が軽ということもあり、日本のクルマ文化を象徴するモデルとして、次代に残していきたいですね。
マニュアルステア、いいですね。
コーナリングでタイヤがたわむ感じまで伝わってきませんか?
情報量の多い車は操作していて楽しいですよね。
電子制御が増えるどころか、どんどん原始的な構造に戻っていくカーライフです(笑
重ステのクルマを所有するのは初めてですが、仰る通り、ステアリングインフォメーションが豊かですね。
個人的には、スリップアングルがよくわかる印象があります。
特にビートは、小さな前軸重量と効かないブレーキ(笑)で、いかにタイヤを潰すかってことに神経注ぐので、情報が多いに越したことはありません。
すなわちそういうクルマが、ドライブして面白いクルマなんですよね。
おひさしぶりです!
最近多忙でしばらくblog巡りをしていなかったのですが、まさかのbeat購入おめでとうございます!
おっしゃる通り遅いけど楽しい車です。遅いからこそ通常の使用範囲で骨までしゃぶりつくせますよ。
あと、いじって楽しい車でもあります。
私の1回目のbeatでは、内装にフェイクレザーで真っ赤にしたり、ワンオフでマフラー作ったりと色々アホなことをしてました。
2回目のbeatは、S2000の後だったのであまり弄りませんでしたが、ドラポジ重視でボススペーサーと、
EK9の遺品であるチタンシフトノブをつけていました。
しかしミッションの不調が見え隠れしだして、今に至るわけですが、これは私の無精もあってのことかと思います。
1059さんのbeatはきっと丁寧に可愛がってもらえるでしょうし、長く乗ってもらえそうですね。
それにしてもまた車歴に同じ車ですね。嬉しくなります。
ちなみにウチも今まで全部MTですよ♪
特にカングーがMTとういうことによく驚かれます(^^)
真っ先にアノマロさんからコメントが来るのでは、と密かに期待しておりました(笑
手の内に収まる性能であるというのがいいですね。
クルマを運転する本質的な楽しさは、自在にコントロールすることにある、と思っているので、ビートにはその楽しさを得る素質が宿っていると感じています。
遅くたって高揚感があるし、周りの景色も違って見えます。ネオ・ヒストリックなクルマであることも時代を感じられる要素で、個人的には嬉しいですしね。
本日訪れていたイーグルショップURAWAの草間さんが、この時代のクルマのある種の「完成度の低さ」が面白い、ということを話していて、とても共感しました。
イジって楽しいクルマが少なくなる中、こういう存在はクルマ生活を楽しむ上で貴重になってきましたね。
例えば用品店に行って面白そうだからと小物をつけてみる、というのはS2000だと絶対にそんな気にならないですが、ビートだと面白そうだからいいかな、って気になる(笑
些細な事ですが、初歩的な楽しみをもう一度味わわせてくれる、そんな存在です。
10輪生活の際は、全車6MT、というのがポイントでしたが、ビートが5段変速になったので言えなくなってしまいました。
けれど全車MTという特徴は維持しています。時代に逆行した変態コレクションっていうのがたまんないです(笑