11月 072017
 

2017 11 05 01

11月最初の週末は、長い長い梅雨明けを迎えたような気分でした。
10月の週末はまさに悪夢。2週連続の台風直撃を含んだ悪天候の連続。
秋のベストシーズンを棒に振らざるをえない状況。全国的な傾向だったので、同志の皆様も同じ思いだったに違いなく。

暗闇のトンネルを抜けた週末は三連休!ツーリングだ!ロングツーリングだ!
ってことで、向かう先は紀伊半島。前回も前々回もレポにしてないような気がするので、このエリアを紹介するのは久々です。
気合も入るとこですが、入り過ぎて写真が少なく、レポ的には淡白になる予定です(滝汗

・・・・・・・

金曜日、祝日の朝は早朝5時過ぎの出発。想定外に濡れた路面の環八、そして東名を走る。
富士川SAに着く頃にはすっかり夜も明け、スタバの開店を待ってコーヒーを補給する。

そっからはひたすら西進。伊勢湾岸道に入るまでは順調だったが、東名阪で1時間半ほど渋滞にハマる。
この区間、下道に降りても結局ペースは上がらないので大人しく渋滞にお付き合い。
解消後は、伊勢道に入って松阪ICでオフ。使い切った燃料を補給する。

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快晴の空。気分は上々。まずは国道166号で吉野方面へ。
松阪から吉野までは、ロングな快走ルート。基本的に、山里を繋ぐ旧街道なのだが、交通量が少ないため、走りに集中できる。

三重県中部から西へと伸びる国道は、どれも似たような雰囲気を持っていて、かつ走る者を飽きさせない良道揃いだと思う。
今回のR166は、数年前にも同様のアプローチで走っているのだが、今回もこうして足が向いたのは、その証拠だろう。

高見峠をトンネルで越えて、奈良県入り。
県道16号、東吉野村経由で、国道370号。国道169号で川上村。紀伊山地の中枢に突入していく。

とにかく険しい紀伊山地。走る谷筋の国道は、そのルートによって千差万別。
R169は南下する国道の中でもメインルートのひとつであり、それがゆえに交通量も多い。
川上の道の駅で休憩して南下すると、大台ヶ原山への分岐が現れる。

県道40号は、かつて大台ヶ原ドライブウェイと呼ばれた道。大台ヶ原山登山口へのアクセス道路だ。
それがゆえに、登山客のクルマや路線バスが引っ切りなしに通る道ではあるのだが、絶景のドライブルートという側面も忘れてはならない。
登山口まで往復すれば、それなりの距離、時間がかかるので多少迷ったが、前回走ってから既に10年以上。その誘惑には敵わなかった。

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荒れた路面の狭路は「ドライブウェイ」のイメージとは正反対だが、尾根に出てしまえば、その意味もわかってくる。
深く険しい紀伊の山々が幾重にも重なって展望できる絶景が、道端のそこかしこで展開する。
道幅の変化が激しいけれど、そこそこに楽しめるワインディングコース。

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ちょうど紅葉の最盛期をやや過ぎたくらい時期で、カラフルな色彩が、旅に彩りを添える。
かなり長めの寄り道となったが、やはり時間を割いてでも往復してよかったと思う。

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R169に戻った頃には、かなり日も傾いて、山間の谷筋は急激に暗くなり始めていた。
ひたすら南下を続ける。この時間になると、観光目的のクルマは少なくなり、道の勝手を知ったる地元のクルマの割合が多くなる。
ハイペースでガンガン飛ばしまくる周囲のクルマに引っ張られつつ、上北山村、下北山村と走り、再び三重県入り。

国道309号との分岐で、迷った挙句、R309で熊野方面を選択。
時間に余裕があれば、奥瀞の方に向かいたかったが、既に周囲は暗闇に包まれつつあり、景色を楽しむなら別の機会でいいだろうと判断した。
奥瀞峡を楽しめなくても、ここまでのR169のハイスピードワインディングクルージングには満足していた。本日はこの辺で終わりにしよう。

熊野市内で向かったのは、御用達の宿。「旅の宿はるさめ」は、初めての利用ではない。
全部屋独立棟、つまりすべての部屋が離れの宿であり、コテージというより極小の一軒家に泊まる感じの個性的な宿。
それでいて和室の部屋に布団を敷いてというのが、旅情満点で大好きなのだ。

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それもあるけれど、はるさめの一番良い所は何と言っても、敷地内に屋根付きの駐車場があるところ!
先着順ではあるが、雨露凌げる駐車場が目の前にあるというのが、個人的には特に素晴らしいと思うのである。

東名阪の渋滞が響いて、初日の距離は思ってた以上に延びず。
メインの2日目へと続きます。

 Posted by at 12:56 AM

  4 Responses to “高野山ツーリング 〜前編”

  1. こんばんは。
    紀伊半島とはいいですねぇ。先が楽しみです。

    「はるさめ」が御用達と聞いて驚きました。私も、以前に宿泊したことがあって気に入っていたので。
    ただ第一印象は、ここ、「ラ◯ホテル」じゃないよな??というものでした(笑。
    おっしゃる通り、かなり個性的な宿だと思います。

    • おぉ、そうだったんですね。「はるさめ」を知る方がいらっしゃるとはびっくりです。
      確かに敷地内に入る瞬間から、かなり特殊な雰囲気がありますね(笑
      ここを拠点にすることで、前後ルートがワンパターン化してしまうのが悩みのタネです^ ^;

  2. 久しぶりの晴れの休日で気分もアガりましたね!
    紀伊半島、それも内陸のほうは最後に走ったのがいつだったか?という感じで、すっかりご無沙汰です。
    例によって未走の道ばかりですので、久しぶりに“強烈な”?道も含めて(笑)走りに行きたいと思いましたよ。

    秋のお山に響き渡る、甲高いレーシーなサウンドが想像できますねえ。

    • 紀伊半島は、数年前の真冬に走ったきりでした。
      どこを走っても忍耐が要るのは、四国以上かもしれません。
      有名な酷道以上に極悪な県道(険道)も潜んでいるので、心して挑んでください(笑

      今回は、比較的レーシーなサウンドを楽しめる道ばかり選んでラクしちゃいました^ ^

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