12月 182017
 

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週末は青山の方で所用があったので、ついでにホンダ本社のショールームを覗いてきました。

相変わらずASHIMOがステージを駆け回って愛想を振りまいていましたが、個人的に気になるのは、やはりスポーツモデル。
NSXとシビックタイプRが展示されていました。

NSXは以前も見ていますが、シビックタイプRは今回が初。
第一印象はと言うと、もう、めちゃくちゃにデカかったです。特に車幅の広さと言ったら。。

ゴテゴテの突起物がそうさせているのかもしれませんが、ボリューム感だけで言ったら、隣に佇むNSXより立派です。
まぁニュルで最速を狙うには、こんだけ幅がないと無理なのはわからないでもないですが。。
タイヤなんて20インチ!です。価格は450万。自分も乗ってた初代のEK9は、15インチの200万でした。
もう同じなのは名前とボディカラーだけ。並べてみると面白いかも(笑

4気筒VTECターボ過給で320PS。でも7000回転までしか回りません。
ターボの宿命でしょうけど、ホンダのタイプRと言えば、高回転NAの究極形だと思ったのは今は昔。
エンジンにロマンを感じません。(エンジンにロマンを感じる方がおかしい?)

でも、めっぽう速いらしいですね。
電子制御バリバリで、FFで300馬力オーバーなのに、スルスルと曲がっていくそうです。
ちょっと前までは、FFは250馬力くらいが限界と言われていましたが、電子制御技術の発達が、限界値を押し上げています。

でも、それって楽しいのかなぁ?
スポーツカーって、物理の法則に従って、ドライバーの技量で速く走らせるのが醍醐味だと思ってるけど、その考え方がもはや時代遅れなのでしょうか。

仮に時代遅れでも、自分はクルマとの対話が濃密な、シンプルでレスポンスのいいクルマに乗っていたい。
S2000は、ホンダのスポーツカーとして、その究極の姿であると感じています。
ホンダから最新のスポーツモデルが出れば出るほど、それが際立って見えてくるのは皮肉ですね。

ところで、写真は撮りませんでしたが、「普通の」シビックにも乗車してみました。
これがなかなかいい。特にハッチバック。格好は悪い(笑)ですが、乗ってしまえば気になる外観もわからない。
ドライバーズシートから眺めるビューは、そこそこスポーティー。
そして、このステアリングを握って、何処か遠くへ行きたくなる何かがありました。

こういう感覚になるクルマって、そうは多くないので、ちょっと心動かされましたね。
しかも、6MTが設定されているところも泣かせます。もし家族がいたら、ファミリーカーとして積極的に選択したくなったかも。
まぁ自分の場合、どこかシビックのDNAみたいなものを感じやすいからかもしれませんが。。

 Posted by at 12:55 AM

  6 Responses to “新型シビック”

  1. 今の軽自動車を買う金銭感覚でタイプRが買えた時代もあったんですね。(笑)乗って楽しいアナログマシンが好きな人からすると、今の日本は嘆かわしいクルマ事情ですよね。
    この国のクルマ事情はどーなってしまうのやら。。。

    ネットで中古車を見てたら、とあるHONDAのオートテラスにイエローボディのEK9が430万で売られていましたょ。(爆

    • EK9の新車価格と、S660の廉価版グレードの価格が同じですからね。
      クルマの価格はインフレ状態が続いています。それだけ手がかかっているのだとは思いますが。。

  2. シビックはEK9まででしょうね。
    学生時代EK9に憧れてこちらのHPに出会いました(笑)
    軽量コンパクトでかわいい見た目だけど中身はとんでもなくアスリートなところに惚れましたが、私が社会人になったころは中古でいい程度の車が見つからずFD2を買いました。
    その後結婚することになり、義父母にFD2見せたときは「シビックってこんなんだっけ?今はハッチバックじゃないんだー。」って反応されました(笑)
    車に詳しくない人でもシビック=ハッチバックっていうイメージが根付いているのは嬉しかったですけどね。

    やっぱりターボと価格帯はがっかりですね。
    敵ではないですが、もう別車種って感じです。

    • EK9は名車ですよ。
      DC2ほど速くないし、EK4ほど軽快でないことから、現役当初はいろいろ叩かれましたが、中古価格の高騰がこのクルマの存在の貴重さを示していると思います。機会があれば、もう一度転がしてみたいですね。

      新型シビックRは正常進化だと思います。
      特にシビックというクルマは、その次代のホンダの最新技術を投下してきたクルマなので、特にタイプRは「速さ」という面に対する進化の結果だと思います。
      それがターボであり、電子制御であり。それ自体は否定しませんが、自分が感じるのは、昔あったエモーショナルな部分が薄れてきてるところですね。ニュル最速をテーマにしたことで、逆に失われつつあるのかと。
      それが少し残念ですね。

  3. 先週、港北で見かけました。超合金ロボットのような車でした。
    ロマンを感じないのはエンジンだけでなくシルエットも。(ゴメンナサイ)
    速いという事だけがスポーツカー・・・であったら、このシビックは文句なしかもしれませんが
    そうではないと思います。

    >でも、それって楽しいのかなぁ?

    9000回転まで回るエンジンや、古典的なV6を回している人は
    絶対に楽しめないと思います。ビートの方が楽しいのでは?(笑)

    • 確かに「超合金ロボット」という表現がピッタリかも(笑
      あのゴテゴテとしたデザインは、速さを得るためのものとは思いますが、自分の感性には合いそうにないです。
      ニュル最速はわかりやすいテーマですが、それが魅力的な「スポーツカー」に直結するかというと、違うんじゃないかと。
      新型シビックRを見てると、よりそう思わざるをえないです。

      高回転NAのエモーショナルなフィーリングこそ、スポーツカーを走らせる醍醐味のひとつだと思っているので、そんな自分はもう、古いクルマに回帰していくしか道は残されていないのかもしれません。

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