5月 222018
 

2018 05 22 21

山口ツーリング2日目。(遅々として進まないのはいつものことなのでご勘弁を)

出雲市街から国道184号で走り出すも、空はどんより分厚い雲に覆われたまま。
立久恵峡など風光明媚な景勝地も、これでは立ち止まる気にならない。
志津見ダムの湖畔路を豪快に駆け上って、県道40号。三瓶山へ向かうも・・・

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山麓に入った途端に強烈な雨。豪雨に等しく、路面は川の如し。
せっかくの三瓶山麓の草原風景も、まったくもってして楽しむことは叶わなかった。

三瓶山周辺には、思い出深い良質な温泉が数多く点在する。キャンプ場もあって、ツーリング適地な要素が詰まっている。
いずれテーマに据えて、もう一度攻略してみたいと思わせる魅力がありながら、未だ実現できないでいるのだ。

今回も三瓶山は、残念ながら通過。県道30号から大邑広域農道に入る。

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道順通りに進んだら、こんな狭い道に案内されたけど、何のことはない、だたのコースミス。すぐ脇を完全2車線が通っていた。
中国地方に豊富に存在する快走広域農道、本日も朝から炸裂。

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大邑広域農道で気持ち良くエンジンを回していたら、いつの間にか雨は小降りに。
県道31号に出てそのまま南下。山間を走る何てことない県道だが、ストレートとキツいコーナーが連続するちょっと面白い道。
しばらく前後を走るクルマもいなかったので、結構楽しめてしまった。

川本にでて、K40から国道261号。川本の道の駅で朝食休憩。ここからのルートを練っていたら、空が徐々に明るくなってきた。

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ここから待望のルーフオープン。R261をしばらく南下して、県道7号にスイッチ。
邑南を過ぎたら、何とも素朴な田園をつなぐ長閑な田舎道に変化するが、これがまた気持ちが良い。
決して快走路とは言えないかもしれないが、名も知れない小さな小さな集落を紡ぎながら走るのは、ツーリングの醍醐味のうちのひとつだ。

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延々と旭まで走って、那賀西部広域農道へ。中国地方はとにかく広域農道三昧。美味し過ぎる。

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那賀西部広域農道は、これぞまさに広域農道!ってな具合の、アップダウンを伴ったストレートが連続する。いわゆる高速ジェットコースター路の部類(?)だ。
エスに乗っていると、適度にコーナーが連続した方が快感なのだが、絵的にはこちらの方が見栄えがするというのも事実。

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気が付けば、空は青空。というより雲が切れ飛んで、青空の占める割合が高くなってきた。
いくつもの丘を越えて、辿り着いた山村風景に心和ませる。
山陰特有の、石州瓦の屋根をまとった民家が点在する風景に、旅心をくすぐられる。

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ふと見れば、エスのボディは汚れ放題。その様相は、爽やかなオープンカーの風情は程遠く、ほぼラリーカー(笑
写真で写すと、そうでもないんだけどねぇ。(実際は目も当てられない汚さ)

ところで、今回のツーリングの晴れ間の時間、特にこの日のこれ以降、黄砂の量が凄まじかった。
ボディに張り付く黄色いグラデーションは見事なほど?で、それに加え、内装に入り込んで堆積する黄色い粉粒の量と言ったら・・・
たぶん花粉の類ではなく黄砂だろうと思われるが、些細なことながら普段経験しないことなので、何となく気になって仕方がなかった。

国道186号に出て南下。
広島県との県境を越えて、温井ダムを通り加計に至るこの道は快走路。交通量が多いのが玉にキズだが、とても心地が良い。
というのもここを通る時は、どういうわけかいつも快晴。今朝通った三瓶山がいつも天気悪いのとは正反対の、相性の良いエリア&コースなのだ。

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R186を戸河内に向かおうとしていたら、加計でミスコース。いつの間にか国道191号を走っていて、10km以上走ってようやく気付くという失態を演じる。
まぁ気持ちの良い快走路だから、別に良かったけど。 
加計のR186、R191、R433の交差点は複雑なので、要注意だ。

引き返してR186で戸河内。
戸河内に達したら、やることはひとつ。道の駅で鶏肉を食らう。
これ、前のツーリングレポでも紹介したけれど、戸河内の道の駅はB級(かそれ以下)の美食に溢れている。
地の利もあると思うけど、いつも人でいっぱいなので、それなりに人気もあるのだろう。

R191で三段峡。には向かわず、虫ノ木峠に向かってヒルクライム。登坂車線でペースの上がらない前走車をゴボウ抜きして、一気にトップに躍り出る。
道戦峠の手前で、大朝鹿野大規模林道へ。

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道路の幅は十分なれど、白線は引かれておらず、路面状態も広域農道ほどではない。それでもしっかりと走りを楽しめる良道。
走るのは今回が初めてではない。でも前に走った際の好印象が頭に残っていたので、敢えての再訪。記憶は正しかった。

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ざらついた舗装面にタイヤを擦りつけ、次から次へとコーナーをクリアする。
朝からずっと続く快走ワインディング。空模様もご覧の通りで、何も言うことなし。こんなに気持ち良くて、果たして良いのだろうか。

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果てしなく続くかと思われた大規模林道だが、県道11号との交差から先は、落石とやらで通行止めになっていた。
仕方なくK11でいったんR186に出て、県道307号にスイッチ。これまた快走路。
広島県、島根県の県境付近の三段峡周辺エリアは、どの道走ってもいつも気持ちが良い。良道揃いの中国地方の中でも、ゴールデンゾーンと勝手に呼んでいたりする。
それくらい、良い意味で走る道に困るほど、なのだ。 

R191に戻ってくると、すぐに再び島根県へと入る。
ここからは目も覚めるほどの高速コース。ドッきゃーーーんと下れば匹見峡、への入口。

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道の駅「匹見峡」の売店の看板娘「のりこ」
愛想が良いとは言えない

K307が匹見峡だが、トンネルに入ってしまうと通過してしまう。
旧道に入って、渓谷の風景を楽しむが、そんなに特筆すべき感じでもないところが哀しいところ。
でも、三段峡や帝釈峡と違って、クルマで走りながら楽しめるという利点はアリだ。

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匹見峡の後は県道42号にスイッチして、長い峠道に入り込む。
最初の頃こそ快走路だが、程なくして道幅はとことん狭くなる。快走路続きだった本日、最初の狭路区間。S2000ラリーカーの本領発揮!?

峠を越えて、吉賀の国道187号に出るまでの道程は長い。
それでもS2000ターマックスペシャル、粘り強く走行を続けて、柿木から今度は県道3号。
またしてもK42同様の山間狭路のニオイがしたが、これがどうして、走って気持ちの良いコーナーが次から次へと現れる。

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言ってみれば、リズムに乗れる道。
タイトなコーナーというより、適度に回り込むコーナーが連続するので、敢えてギヤを落とし過ぎず、アクセルを積極的に開けてコーナーを抜ける所作がハマる。
繰り返せば繰り返すほど、エスとの一体感が高まっていく。走り方を少しだけ変えるだけで、異なった味わいのドライビングを堪能できるのも、ワインディングドライブの楽しみのうちのひとつだ。

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国道315号に出て、すぐに県道26号。夕刻の陽の光に包まれつつある農村風景の中を疾走する。
仁保で国道376号。すぐに国道9号に合流して山口市内へ。

この日の宿は山口市内、湯田温泉のビジネスホテル。
案の定、駐車場は満杯なれど、すぐ背後に提携の駐車場があって難を逃れた。

荷物を置いたら散策。湯田温泉は市街地にある温泉街で、案外お店の数も多い。
その中で適当に見つけたスポーツバーのような店に入る。

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ヒマそうな店だった。客が1組しかおらず、注文した食事は瞬時に出てくる。
ただ、出てくる品はどれも美味しく、かなり満足のいくものだった。
食事が美味しいのでワインも進み、この日はここ一軒で終了。いい気分でホテルに戻って2日目終了。

2日目も案外距離は延びて、400km超だった。

 Posted by at 2:32 AM

  8 Responses to “山口 Touring 〜中国山地SS”

  1. 中国山地、堪能していらっしゃいますね。
    自分はどうしても、すぐ出雲まで行ってしまうのでお気に入りの道はまだないんですよ。
    近場で羅漢くらいですかね。
    いろいろ探索してみたくなりました。

    • 広島から出雲までの間に、むしろ美味しい道がいっぱい詰まっている感じです。
      今回通過した三段峡周辺は特にオススメで、いつも爽快なドライブが味わえてます。

      中国エリアは、いろんなルートが取れて、何度行っても飽きないツーリング適地ですね。
      特に広島県の山間部と島根県は秀逸。ぜひ探索してみて下さい^ ^

  2. 最初は何気なく読んでいたのですが、たまらなくなり、ツーリングマップルを引っ張り出して読み直しました(笑。
    確かに中国山地周辺には、垂涎ものの快適道路が五万とありますね。

    是非とも走りに行きたくなりました。いつ行こう・・・。

    • いわゆるメジャーコースがないことが、却ってルーティングの自由度を増しているようで、毎回異なったコース編成で楽しめています。
      どのコースも秀逸で、広域農道は言わずもがな、今回初めて走った後半の県道群の中でもK3辺りは、地味ながらドライビングを楽しめるコースとして印象的でした。
      全国的に見ても地味なエリアですが、景色よりも食よりもとにかく走りたい!向きには、絶対にハマると確信してます。

  3. しっかり走ってしっかり飲む。
    1本頂いたらしっかり眠れそうですね。(笑)

    • まさにその通りで(笑
      がっつり走った後、その地で飲む地方飲みは楽しいです。
      山口行っときながら、日本酒じゃないんですけどね。

  4. 5月の連休(アタマ)なのに所々で田に水が張ってあることが分かります。
    西ってやっぱり早いのかな。。
    なんて小さな(?)違いを感じられるのもツーリングやってておもしろいなーと思う部分です。

    • GWのこの辺りは、ちょうど田植えの時期でした。
      農家の方には連休も何も関係なしですね。

      この日のルートでは新緑も眩しく、結果的には最高のドライブ日和になりました。
      同じ時期、東北だと冬枯れていたりする(それはそれでイイわけですが)ので、季節を読んで旅路を決めるのも、ツーリングの面白さですよね。

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