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10月 112015
 

2015 10 11 03

国道389号をしばらく走ると、崎津という集落がある。
この集落の中心部に美しい天主堂があることは、以前天草をツーリングした際の記憶にしっかり刻まれていた。
再訪しようと思って、集落への道へとステアリングを切る。

ところが、集落内は観光客のクルマは進入が規制されていて、国道を挟んで向こう側の観光用駐車場にクルマをデポしなければならなかった。
いつからこんなシステムに?と思ったが、折しもシルバーウィーク真っ只中。天草の観光スポットだし、まぁそれも当然か。

エスを駐車場(というか空き地)に停め、集落のメインストリートをとぼとぼと歩いて行く。
のんびりした時間が流れている。辺境の集落(笑)には、大型連休なんて関係ない、そんな雰囲気。

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海沿いの素朴な集落に突如として現れる崎津教会は、そこだけ異空間にするような存在感を示していた。
モルタル色の外壁に控えめの意匠。ステンドグラスの彩色が映える。

五島列島や平戸周辺と並び、教会の多い天草地方。
キリシタンの歴史を現在に伝える建築遺産だ。

遺産ながら教会は今も現役で、内部は信仰の空間として、凛とした空気に包まれている。
どこか日本的な要素もあり、ちょっと公民館的な生活感もあったりするのが面白い。
西欧から伝わった信仰の空間が、長い時間をかけてその地の生活空間と交じり合った結果なわけだが、それが独特の風情を有していて興味深い。

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ビックリするくらい多くの観光客が訪れていた。
以前訪れた時は普通の平日だったので、他に訪問客などいなかった。
連休というだけでなく、昨今注目されていることもあるのだろう。

天草に来たら外せないスポットであることには変わりはなかった。

 Posted by at 10:29 AM
10月 102015
 

熊本ツーリングから帰ってきて、すぐにエスのエンジンオイルを交換していますが、今日はミッションオイルとデフオイルを交換しました。

フィーリングが悪くなってきたら交換するので、交換サイクルは明確ではないですが、結果としてだいたい1〜2万kmの間くらい。
メーカーの指定交換サイクルは、もっとずっと長いですが、それは壊れない最低限のラインだと思うので、負荷をかける&長く大切に乗りたいと思うなら、フィーリング重視で判断した方が良いと思います。

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ところで、ホンダのミッションオイルは非常に特殊で、エンジンオイルと同じような粘度の純正オイルMTF-IIIが指定されており、通常の市販ミッションオイルだと、硬過ぎてギヤが入らないなどという話をよく耳にします。
前に乗っていたEK9は特にミッションが繊細で、当時は純正オイルじゃないと壊れるみたいな都市伝説があり、それを信じてずっと純正を使用していました。
その流れで、エスも指定の純正オイルじゃないと壊れるかも・・という怖さがあり、これまでずーっと純正オイルを使い続けてきました。

これだけ柔らかいオイルだと、真冬でもシフトが入りにくいということはまずない。(あったらそれはマウントか、ミッションそのものがおかしいはず)
却ってちょっと本気で走った時に、ガチガチと金属の歯車が当たる感触が伝わってくるくらいです。
しかもヘタリが早く、走り方にもよりますが、数千kmでシフトフィーリングが相当変化します。熱が入った時同様、油膜が切れたかのようにカチャカチャとした感触になってくるような。。

そんな経験が積み重なり、今回交換するにあたってちょっと冒険してみようという気になり、純正ではない、それでいて低温時も流動性が確保されていそうなミッションオイルに銘柄変更してみることにしました。

きっかけはアルファGTのオイル交換時。
この時使ったTOTALのミッションオイル「TRANSMISSION BV 75W-80」をよくよく調べてみると、メーカーのカタログに「ホンダ車に最適」と謳ってあったのです。

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75W-80などという中途半端な粘度数値が気にはなってましたが、そういうことか。
当然、ホンダ純正とは比べ物にならないほど粘度がかけ離れていますが、この粘度を表す数値というのは、実際の硬さに直結するかというと、そうでもない部分がある。

オイルは、添加剤で操作できる規格の粘度表示より、どれだけ優れたベースオイルを使っているかが重要という話もあります。
ベースオイルが優秀であれば、短期間のうちにヘタってしまうこともある程度防ぐことができる。その点TOTALは世界的石油メジャーであり、ベースオイルに間違いはなさそう。F1やWRCなどモータースポーツも活躍も顕著で積極的な印象なので、試してみる価値はあると判断したわけです。

一方のデフオイルについても、ミッションオイルの都市伝説に引きづられて、純正LSDなら純正オイルじゃなきゃみたいな固定観念から、これまでずっと純正オイルのままでした。

しかしよく考えて見れば、ミッションオイルとは異なって、特殊なオイルが要求されているわけでもない。(純正HGO-IIIは、確か90Wシングル)
むしろ心配なのは規定のオイル量。その規定量、たったの0.74リットル(!)
こんな少ない量でデフの潤滑・冷却をするわけだから、デフオイルには相当の負担がかかるはずです。(エスのデフオイルの少なさは有名で、サーキットユースでは大型のデフケースへの交換やデフオイルクーラーは定番のチューニングとなっている)

デフオイルこそ、進んで良いオイルを入れるべきだったんじゃないか。
これまでミッションオイルと同じ純正でいいやと思考停止していたことを反省し、今回の交換を機に非純正を試してみることにしました。

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デフオイルもTOTAL。TOTALがS2000に推奨する「TRANSMISSION X4 80W-90」を入れます。
やはり、ベースオイルが良い(たぶん)っていうのがミソ。
しかも入れるのは量販店用の市販品ではなく、専門店にしか卸されないスペシャル品(メーカー公言)です。

15万km超にして、初めての非純正体験。
ミッションケースもデフケースも、じっとりべったり純正油に馴染んでいるところを、遂に純正ではない、それも舶来品を入れるわけですから、ちょっとした勇気が要ります。
でも、固定観念に取り憑かれて変化を知らないのも損。 もしかしたら、さらにベターなマッチングで、もっとドライビングを楽しめるかもしれないじゃないか。
最初に書いたように冒険ではありますが、知ろうとしなかった世界に、一歩踏み出してみようと思った次第です。

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ちなみに、今回交換作業をお願いしたのは、先立ってアルファGTの車検整備をお願いしたモストロコルサさん。
ラテン系車輌の名職人的な修理工場(お店というよりこの表現がマッチしていると思う(笑)ですが、担当の方が実はS2000乗りと聞いてビックリ。
そうでなくともお願いはするつもりでしたが、アルファ専門店的なお店でエスの話で盛り上がるとは思いませんでした(笑

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メカニックの方の素晴らしい仕事にも関わらず、相変わらずリーズナブルな工賃。。。どうも、長いお付き合いになりそうです。

 Posted by at 8:56 PM
10月 092015
 

2015 10 09 01

最近、本屋でたまたま見かけて買った本。
このテの本は過去に散々買いまくってきたので、近年は見ても買うことはなかったのですが、何となく惹かれるものを感じたので購入してみました。

果たして、これが大当たり!?

紹介されているのは、全国の景色のいい道路。
紙面媒体によるこの種の情報はゴマンと溢れ、目新しさがなかったので疎遠になっていたわけですが、この本の内容は少し趣が異なります。

まず何と言っても、ワインディングの選択がいい。誰もが思いつく定番で固めているわけでなく、どこか斜め上を行っている感じ。マニア心をくすぐるようなセレクトには、思わずニンマリ。
宗谷丘陵道路、エサヌカ線、 八戸川内大規模林道、南アルプスエコーライン、瓶ヶ森林道、安芸灘とびしま海道、サンセットウェイ、仁田峠循環道路・・・

そうそう、これこれ!!と思わず声に出してしまいそうな良道の数々。マニアックな走りのツーリング系Webサイト(当サイト含む)を参考にしたんじゃないかと、思わず勘ぐりたくなるセレクト(笑
まぁそれはないでしょうが、とにかく(Web上でない)紙面上で、こんなマイナーなワインディングを大々的に扱っているのは初めて見ました。

「絶景ドライブ」と謳うだけあって、道路の写真には全てクルマが走っている。バイクは一台も出てきません。
スポーツカーではなく普通の乗用車(輸入車が多い)ですが、クルマ目線というのがまたイイところ。写実的な写真も、構図が練られていて美しい。
その上、各道路のコメントが秀逸。その道路の歴史や名前の由来まで、ずっと走っておきながら知らなかった豆知識にも思わず唸ってしまう。(ビーナスラインの本来の計画の行には参ったゼ)
バイク系の某「日◯百◯道」とは、肝心の道路のセレクトはもちろん写真や情報量も、はっきり言って比べ物にならない完成度(笑

そんなムック本ですが、値段もなかなか戦略的。破格の680円。
何かの再編集版(表紙には新装版とある)だからこその価格でしょうけど、これならちょっと買ってみるか、という気になろうというもの。
ちょっと大人のワインディング&ツーリング好きには、かなりツボにハマる内容かと思います。 

 Posted by at 11:34 PM
10月 042015
 

県道26号を走り切れば、天草の南端へと到達する。
南端の町は、牛深。最初に天草を訪れた時は、ここから対岸の長島へカーフェリーで渡った。
渡った先の長島で、キャンプ場が見つからずに急遽選択した砂浜での野営が素晴らしかったのを、今でも鮮明に覚えている。

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さて、牛深。
ここは通過するだけ、というわけではなく、興味深いモノがあるので再訪。(以前のツーリングでも見てますが)

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橋です。その名も、牛深ハイヤ大橋。

くまもとアートポリスの遺産。こういうのに税金つぎ込めた時代があったわけだ。
でも、単純だけど、カッコイイのです。そう思わせるものがあるだけで、豊かな気持ちになるじゃないか。
住んでる人はたぶん、何の感傷もないのだろうけど、たまにこうやって訪れると、やっぱ凄いものがあると思う。

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ハイヤ大橋、そのデザインが凄いというよりも、この豪快過ぎる線形が強烈。
巨大な円弧を描いて港の上を走るわけだが、この線形を描いた土木屋さんは、それはそれは気持ち良かっただろうなァ(笑

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しかも橋の途中に交差点があって、そこからループ橋が生えているという。もうやりたい放題。

でもそれが、独特のドライビングビューを形成している。
地元の人が、この橋をフツーに自転車や徒歩で渡っている光景もシュール(笑
おそらく何回来ても飽きないだろう。

写真でしか見たことはないけれど、ライトアップされた光景もまた美しい、みたいだ。

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牛深では、ハイヤ大橋の鑑賞のみ。
すぐさま県道35号にスイッチして、天草の西岸ルートへと走り出す。

今回は熊本がテーマなので、長島、すなわち鹿児島県には渡らず、天草を周回するルートを取るつもりだった。
K35を走っているとやがてR266に突き当たり、次に国道389号との分岐が現れる。

以前、初めて天草を訪れた時の逆ルートを走ることになるわけだ。
ハイヤ大橋に続き、再訪シリーズ。天草ツーリング後半では逆に、天草の、天草ならではのスポットを、今回も味わってみようと思う。

2015 10 04 11

 Posted by at 6:11 PM
10月 042015
 

2015 10 04 01

天草上島の西端でR324と合流し、ループ橋で下島へと渡る。
ここからもR324は島の北側を走ることになるが、対するR266は、島の中央を縦断して南端へと至るメイン道路へと昇格してしまう。
代わって島の南岸(東岸)を受け持つのは、県道26号だ。

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相変わらず、海、山、集落の繰り返し。
道は上島のR266よりさらに貧弱で、海沿いどころか集落内でも離合に気を使う。

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全く観光的要素のない、ただ海沿いの集落と集落を繋ぐだけ道だけれど、それがいい。
地続きながら、都会から遠く隔絶された島の果てにも、綿々と流れる時間と生活が存在する。それを肌で感じ、記憶に残し、感性を磨くことが、旅を生涯の糧に昇華させることができる。
いますぐはそうではなくとも、旅の経験が生きることがきっとあるはずなのだ。 

2015 10 04 05

宇土半島と上島のR266、下島のK26は、天草の観光ルートからはまったく外れたマイナールート。
走るのは今回初めてだったわけだけど、素朴な風景と、いつでも身近に海を感じて走る感触は、離島を走っているような錯覚に陥らせてくれる。

ガッツリ走るワインディングもいいけれど、こういう道を旅情を味わいながら走るのも格別なのだ。 

 Posted by at 5:32 PM