2月 172012
 

天井と壁のボードが張り進んでいます。
ボードはプラスターボードと呼ばれる建材で、住宅のみならず建築で一般的によく使われる下地ボード。継ぎ目はパテ処理して、その上に仕上のクロスを張ったり塗装していくことになります。

天井裏に頭突っ込んで作業しているのは空調屋さん。エアコンの冷媒管を上層階に引き込む作業の真っ最中。

住宅の場合、多くの場合はエアコン本体から冷媒管が外壁をぶち抜いて、すぐ下にある屋外機に接続されていると思います。
それが当然と言えば当然の姿なのですが、プランによっては出てきてほしくない場所に屋外機が露出する場合があります。
今回の場合はまさにそれで、エアコンの直下に屋外機を置くとかなり目立つ上、場所的にかなり邪魔になる位置。しかも冷媒管を外壁に沿って垂らすと目立ってみっともない場所になるため、わざわざ冷媒管を住宅内を引き回して、目立たない場所まで送る計画としています。

当然、住宅内で露出なんて格好悪いこともできないので、それ専用にパイプスペース(PS)をつくって縦方向を内部で引けるようにし、あとは壁内や天井裏を伝って屋外機近くまで送れるようにしています。
そうすることで、見苦しい配管が屋内にも屋外にも目立って出てこないので非常にスッキリなのですが、冷媒管の配管が長くなってしまいます。ドレンの勾配(1/50)も取らなければならず、一筋縄ではいかないのですが、熟考の上何とかルートを見出しました。

その結果、空調屋さんは、遠く離れた階層に冷媒管を手作業で送り込む仕事をするハメに。
配線配管の送り込みは結構な力仕事なので、この寒い中、汗だくになって作業してました。休憩も脚立上で。なかなか住宅の建設現場ではない作業光景でしょう。ご苦労様です(^ ^;

 Posted by at 1:23 AM
2月 052012
 

日曜の朝、現場を確認したら、予定通りユニットバスが設置されてました。
建具や製作モノが入ってきて、また急激に家らしくなってきました。

ところで、ユニットバスが付いたのはいいんですが、中を確認してみると、最終発注した仕様と異なる部分が。。
具体的には、壁のパネルカラーが指定した色とは異なっていることに気付きました。
すぐさま工務店の担当者に連絡。今日はメーカーが休みなので、明日朝一番に事実関係を確認してもらうことに。

こんな目立つ部分で間違いがあるとは信じられませんが、様々な職種やメーカーが関わる建築現場では、伝達ミスなどのイージーなミスが起こりがち。
些細なことでも「きっと大丈夫だろう」と思わずに、現物を確認することは大切だと思います。そしてそれは、作り手が誰であろうと同じこと。人対人のコミュニケーションでモノを作っているのだから、常に正しく理解し合えているとは限らない。そこで相違が生まれないように、確認を怠ってはいけないのが建築という現場だと思います。

話は戻して、ユニットバスの件。発注前にメーカーからもらった仕様書には、こちらの希望のパネルカラーとなっていたので、現時点では向こうのミスだと考えてます。既にユニットとして完成しているので、是正は一大事かも。
でも妥協することではないので、工期含めてしっかり修正してもらうつもりです。

 Posted by at 4:58 PM
2月 032012
 

屋根工事に続き、これまでに進捗した工事内容を。

内装が進んでくる前に、各種配管と配線の引き回しが先行して行われています。
壁の中や天井裏に隠蔽されるのでこのタイミングになるのは当然ですが、水廻りの位置はともかく、照明やそのスイッチ、コンセントといった電気関係の位置も詳細に決めてしまわなくてはなりません。

当然、設計時にある程度決めてはいましたが、前にも書いた通り、どちらかというと暫定的な決め方をしていたので、最終決定する際に改めて考え決定していく必要がありました。
設備の位置というのは生活の利便性に直結してくるようなところがあり、まだ建て方が済んで間もないこの段階でそれらを具体的に決めていくのは、ある意味勇気が要ります。でもいずれは決めなきゃ前に進まないことには変わりはないので、いまこの状態で、可能な限り生活の情景を想像しながら、ひとつひとつ決定していきました。

写真手前に見えるのが電気の配線。照明の位置ひとつひとつにまで張り巡らされています。当初、固定照明の数が相当多くなってしまってましたが、大幅に見直して必要最低限の数に減らしています。
コンセント、スイッチの位置もできるだけ減らしたいところでしたが、生活スタイルを考えるとどうしても多くなりがち。せめて煩雑に現れてこないように、位置については熟慮しました。

オレンジのホースは給湯管、水色のホースは給水管です。
給排水の位置はプランに直結するので変えることはありませんが、お湯をどこに持っていくかについては一部変更(car pit内の手洗器に追加)しました。

写真はちょうど風呂の部分。浴槽と水栓に給湯管が配管されていて、なんとなく浴室の雰囲気が出てきた感じ?
今頃はユニットバスが搬入され、据え付けられているはずです。

 Posted by at 11:54 PM
12月 262011
 

屋外の埋設配管が敷設されました。屋根に降った雨水を集水する竪樋に繋がる排水配管です。
この他に、屋内に汚水配管も一部敷設されています。

配管後、土を埋め戻して基礎周りの地盤レベルを大まかに復旧。
それだけでもまた、家らしく見えてきます。

この週末は二度ほど現場に足を運んで気になる部分をチェックし、施工者に返しました。
また、年内発注の製作モノに関しても決定を急がなくてはならず、サッシとユニットバスに関しては、いろいろ検討、悩んだ末に発注指示を出しました。

その他にも決定しなければならないことが山ほどあります。全てが相互に絡んでくる内容だけに、仕上りをイメージしつつバランス良く決めていかなければならないのが難しい。もちろんコストバランスも考慮しながらね(そこが一番悩ましいんですが(笑)

 Posted by at 1:57 AM