4月 122012
 

竣工引渡しが目前に迫ってきました。

引渡し前日の明日(というか今日)は、最後の工事、玄関前の木製ルーバー取付と、car pit床の浸透性表面強化材の施工の予定です。
これまで様々な工事が行われてきましたが、泣いても笑ってもこれで最後。遂に完成、という感慨よりも、もう終わってしまうんだな・・という名残惜しさが先に立ってしまいます。振り返るにはまだ早いんですが、ここまでの過程を振り返ると、終わってしまうことが寂しいんですよね。

それもこれも、土地を探すところから始めて、ずっとオリジナルを追求してやってきたからこそ。良いところも悪いところもほぼ自分に責任があるので、出来上がった家に関しては責任を持ちたいと思います。限りなく理想通り(予算の範囲内で)につくった家だから、文句は言えない。住んでみていったいどうなのか。体感してみないとわからないことがたくさんありそう。

ただ、今完成する家は、今の状態は完全なる完成形ではなく、共に暮らしてブラッシュアップできればとも思っています。
オリジナルの家が、さらなる個性を得て唯一無二の存在に。
それが本当の理想ですね。

 Posted by at 1:20 AM
4月 102012
 

床ワックスを1日半がかりで塗り終えた後、一足早く竣工写真を撮影しました。

とは言っても、撮れるのは2階以上のみ。1階はまだ資材が置かれてるし、car pitと外構はまだ未完成なので、大半は後日撮影。
2階以上もその時点でいいと言えばいいんですが、撮れるうちに撮りためておかないと、荷物が入ったりして思ってたイメージが二度と撮れないことになりかねません。

借り物の三脚を立てて、一眼レフで撮影。富山の家の改修の時に撮影したのと同じ組み合わせです。

当然引越し前なので、家財道具が全くない、つまり生活感のない写真になってしまいますが、空間そのものを記録するにはこのタイミングしかありません。
ただ、生活シーンがあって完成する空間でもあるので、撮影本番はやっぱり生活道具が入り切ってからですね。

 Posted by at 5:13 PM
3月 312012
 

3月末日の今日は、施主、つまり自分による完成検査でした。

検査といっても堅苦しいものではなく、工務店の社長と担当者と、出来上がった家を隅々まで確認するという、いつもの週末の延長といった雰囲気でした。
毎週末現場に訪れて、検討事項や指摘事項をその都度話していたので、特に今更指摘するようなこともないんですけど、、一応線引きのためにも必要なので執り行った次第。

いくつか気になったところ、あるいは気になっていたところについて、ざっくばらんに話をしながら是正や変更をお願いしました。
とは言え、今まで見てきたものの延長であり、そもそも自分が計画、監修した家なので、思い描いたことと違うことなんてほとんど無いので、すんなりと検査終了。
工務店の方も、ここまではやたらと指示が多い施主に手を焼いたと思いますが、計画時からずっと一緒につくってきた家なので、最後は却って安心して見せることができたんでは、と思います。

前日に民間確認審査機関の完了検査(法定検査)も実施し、指摘事項も無く検査済を取得したとの報告も受けました。
検査済証が出れば表示登記が可能になり、それが終わって住民票の移転が済めば、ローンの決済も可能になります。その直後に引渡しを受け、正式に自分の家となるわけです。そこまでをこの後の2週間でやる予定です。

完了検査と施主検査をやったくらいですから、工事は完了しています。
厳密には、外構工事とcar pitの床工事がまだ未成で、引渡しまでの期間での施工はかなり残っていますが、内装に関しては若干器具の取付けが残っている以外は完了しています。

全ての空間が明るみになっていて、意図した空間になっているかどうかが否応無しにわかります。
「部屋」の集合体ではなく「空間」の組み合わせであること、用途を決め過ぎず汎用性の高い「空間」であること。
床壁天井をはじめとするひとつひとつの建築の要素が、紙面上の線の集合から実際の気積を構成するエレメントとして立ち上がることで、最初の意図と実際の計画が実現できているかどうか。
今まさに生まれたばかりの建築が訴えかけてきています。

しばらくは建築が発する言葉に耳を傾け、反省と充実を感じていたい、そう思っています。

 Posted by at 9:15 PM
3月 222012
 

備忘録に近いですが、今の進捗状況をメモ。

・内装クロスが張り終わった。
・床も最後まで残ったコルクタイルまで張り終えている。
・car pitは、壁天井は完了。床はまだ。
・塗装はすべて完了。
・照明器具は、一部を除いてほぼ取り付け済み。
・コンセント、弱電関係はこれから。
・衛生器具は、昨日と今日で取り付け完了。
・本日より内部建具取り付け。

・外壁左官は今週施工中。
・左官が終わり次第、外部金属工事、設備関係工事、クリーニング。
・その後、外部足場解体。
・足場ばれ次第、外構工事着手。

今の懸念事項としては、外壁の左官。試し塗りしたような、なかなか思い通りの色の濃淡が出ません。
左官屋さんが試行錯誤してやってます。難しい材料のようです。雨の多い最近の天候も影響して、想定より工程が遅れている感じ。

最後に残った大物の外構は、あらかたイメージを定めて、指示を出しました。
もう予算がほとんどない(泣)ので、あまり手をかけずシンプルにならざるを得ません。。

内装はもうほとんどできてますが、細かいところで気になる点がいくつか出てきてます。
まぁ完璧なんてハナから無理でしょうから、ある程度は目を瞑らないと、ですね。

 Posted by at 11:34 AM
3月 012012
 

3月になってしまいました。
今月の末に、完成検査を受けるスケジュールになったので、実質あと1ヶ月で家が完成することになります。
そんな実感はいまだにあまりないのですが、現場の工事途中の家は、どこからどう見ても家の形をしていて、 あとは仕上げ工事を待つばかりみたいな状態まできているので、いよいよだなっていう感じもします。

家の仕上げに関しては、細々した仕上げの決定、造作家具の詳細のほか様々なことを事細かに決めていっています。
今さらながらこうすれば良かったな、と思うところがないわけでもないですが、いちいち振り返ってたら完成しないので、決めたことは割り切って考えて、残りの思いを込められる部分に注力するようにしています。

完成が近付くと、家本体の工事の他にもいろいろとやらなければならないことが増えてきます。

住宅本体のローンのための手続き、登記の準備、火災保険の検討、引越しの準備、現住処の退去手続き、電気や水道などの手続き、住所の変更準備など、やらなければならんことだらけ。目が回ります。
追加工事もかなり発生しているので、その分の工事費の工面もしなければなりません(涙

家を建てるということは本当に大変だと、つくづく感じる今日この頃です。

 Posted by at 7:23 PM