10月 052014
 

さっきまで、もやサマ見てました。本日はスペシャルで、場所はローマでした。
また行きたくなってしまった(笑

Roma便りも本日が最後です。(たぶん)

今回訪れてみるまで、Romaがこんなにバイクが走っている街だとは思ってませんでした。

冷静に考えれば当然で、道が複雑で狭く、まとまった駐車場もない旧市街、その上、地下鉄は遺跡発掘の関係で2路線しかないような状態では市民の足は自ずと制限され、小回りが利いて置く場所にもさほど困らないバイクが活躍するってことになるってようです。

2014 10 05 01【Porta del Popolo】

とにかくバンバン走ってるのですが、面白いのがほとんど同じモデル、というか同じ形をしたバイクばかりだってこと。
日本ではまず見ないのでよくわからないのですが、カブとビッグスクーターを合体させたようなバイクばっかり。
決して格好良いバイクではない(と思う)んですが、老若男女誰もがこのタイプ乗ってるんですよね。日本で言う原付みたいなもんなのか。。

2014 10 05 02【Santa Susanna】

どこのメーカーのかもよくわかりません。ちっちゃくHONDAと入っているのもあるので、まぁ大多数はアジア系メーカーのなんでしょうけど。
イタリアといえば、ドゥカティ、MVアグスタといった宝玉のスーパーバイク達の故郷ですが、意外にもこれらのバイクに出会うことはほとんどありません。頻度的には東京で目にするのとあんまり変わらない。 向こうの人にとっても、非日常的な憧れのバイクってとこなんでしょうか。

2014 10 05 03【Porta del Popolo】

しかし、こんな生活感溢れるバイクでも、イタリア人が乗るとなぜかサマになるから不思議。

とにかくイタリア人、男は若者からオッサンに至るまで誰でも異様に格好イイ。
仕立ての良さそうなシャツにセンスの良いタイを締め、ジャストサイズのイタリアンスーツやジャケットの前ボタンをさり気なくとめる隙のない着こなし。その上、必ずやサングラスをかけているというオマケ付き。
いやもう、街中LEONです(笑

さらに女性は、スタイル抜群の美形揃い。黒髪で小柄な美人も多い。
素晴らし過ぎるぜイタリア。

2014 10 05 04【Via Cavour】

忘れちゃいけないのがイタリアンスクーター、ヴェスパ。
同じスクーターでも、こういう色使いに文化の違いを感じるなぁ。ヴェスパのは徹底してて、後ろに付ける純正のトランクボックスもボディ同色です。
明らかに映画の印象が影響してるとは思いますが、Romaの街並みにもっとも映えるバイクですね。

最後に、コイツにこの地で出会うとは思ってもみなかった。

2014 10 05 05【KTM 390 duke / Via della Rosetta】

オーストリアが故郷(ただしインド産)なので、陸路到達できるこの地にいてもまったく不思議ではないんですけどね。
小粋なコンパクトカーを好むイタリア人の趣向を考えると、dukeのような俊足コンパクトネイキッドが普及しても決して不思議ではない。小さなエンジンを思いっ切り引っ張って得られるあの加速感は、きっとイタリア人にウケるはず。

よく見ると、オプションのハンドガードがついてますね。バイクは実用性と割り切ってるかのようなRoma市民らしいモディファイ。
3号車とはグラフィックが異なりますが、Romaで見かけたこちらがノーマル状態。R style 390 dukeは、グラフィックステッカーを別のに貼り替えてます。

2014 10 05 06【KTM 390 duke / Via della Rosetta】

普段とまったく異なる風景に見慣れたマシンが佇んでるは、クルマ以上に不思議な感覚です。

 Posted by at 10:31 PM