4月 042012
 

常に直接触れることになる床材は、無垢材のフローリングに拘っていますが、水廻りに関してはコルクタイルを敷いています。

その名の通りコルクの木肌の破材を平板状に成形した素材で、水に強く足触りがいいのが特徴です。
水廻りによく使われるのはクッションフロアと呼ばれるビニル製の床シートで、いま住んでいるアパートの床なんかリビングも含めてどこもかしこもこの素材でした。
ベトベトとした肌触りが不快で、この上に寝転がろうなんて間違っても思わないような床材だったので、今回の家では水廻りであろうともビニル製床シートは排除しています。

使い方によっては無垢でもさほど問題はないですが、ズボラな生活が目に見えているので、濡れても気にならず、それでいてホンモノの素材感があるものということでコルクを選択した次第。
厚さは5mmで、断熱性能はさほど期待できませんが、無垢板以外の素材で思い付く中では、ベストの選択をしたつもりです。

このコルクタイル、張るのが結構難しそうなんですが、見た感じ、しっかりキレイに敷き詰められてました。


コルクって誰でも存在は知ってるけど、実態はあんまり知られていない素材かもしれません。

自分も実際に調べて初めて知ったことなんですが、産地はポルトガルなんだそうです。
コルクは樹木の名前ですが、あの弾力のある独特の物体は木の樹皮で、10cmほどの厚みで樹皮をはぎ取って「収穫」します。毛刈りされた羊みたいになったコルクの木は、十数年かけて再生し、再び樹皮を収穫することができようになるそうです。

コルクの一番の用途と言えば、僕も大好きな(^ ^;)ワインの栓。
刈り取った樹皮から栓を打ち抜いた後の破材を利用して、コルクタイルが成形されているようです。
いろんな面で、エコロジカルな素材なんですねぇ。

 Posted by at 11:50 PM

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