4月 142013
 

奈半利でR55に戻って、ようやく室戸岬へ。

その前に、腹ごしらえをということで、やってきたのは室戸の道の駅近くにあるインド風カレーの店。
ツーリングマップルに記載があり、ビビビとくるものがあったので立ち寄ってみた次第。
岬まであと少しと血眼で走っていると、間違いなく見落としそうな佇まいの店だ。

「地球の味」なるジオカリーの味わいやいかに!?

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本格的なカレーの味はもちろん、訪れる価値のある店と一押ししときます。

さて、引っ張るだけ引っ張って、ようやく辿り着いた室戸岬。
題名にもある通り、10年ぶりの訪問となるわけだが、その間にジオパークに指定されている。

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しかし、地図上ではこれ以上ないくらい岬らしい岬の形をした室戸岬なのだが、現地は「どこが突端?」と迷ってしまうほど岬らしさがない、っていうのは10年前と変わっていなかった(笑

遊歩道らしきルートができて、看板も地勢を学ぶというコンセプトのジオパークらしくなってたとこくらいかなぁ、変わってたとこは。
そういう過剰に媚びない雰囲気が好きではあるんだけどね。

室戸岬が岬っぽくない?一因として、岬にあるはずの灯台が先端に無い、ということがある。
正確には無い、というわけではなく、岬の高台にあるわけだが、その高台に向かって駆け上がるのが室戸スカイラインだ。

今回は時間の都合上、岬の高台にある最御崎寺(の裏手に灯台がある)までを往復するだけにしておいたが、室戸スカイラインの白眉はこの区間にあるといい、ハズである。

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「地球に飛び込む」っていう表現が相応しいかどうかは微妙だが、眼下の地形に飛び込むような覚悟(岬に向かう下り方向)でズドンと下る迫力のダウンヒル。
あんまり知られていないけれど、迫力だけは一級品。ガードレールが迫り、エスケープゼロっていうのもあるけれど(^ ^;

室戸岬は目的地の割に軽く散策しただけ(笑
この日はホテルに泊まり、翌日室戸から北上、帰途へ着く。

が、最終日は天候が凄まじく、列島を縦断する強烈な雨雲と競争する羽目になった。

室戸を出てR55を北上するうちに間もなく降り出し、雨脚は強くなる一方。
視界を遮るような豪雨に晒されつつ、徳島市に至る。市内の国道沿いにて高知市以来の給油。

鳴門から高速へ。
鳴門海峡は強風の為40km/h制限、2輪に至っては通行禁止だ。気の毒に。
こういう時、空力に優れるエスのボディは強力だ。横風、向かい風を切り裂き、直進する。FRだが抜群の直進性は、荒天をものともしない。
まぁツーリングしてるとこういう天候に慣れちゃうっていうのもあるけれど(^ ^;;

淡路島を縦断、明石海峡を渡って、山陽道、中国道、名神、新名神と繋ぎ、土山SAで最後の給油(継ぎ足し)。

東名阪の後、伊勢湾岸道は暴風、東名は一寸先も見えないほどの豪雨だった。
この天候では何も得るものもないので、一刻も早い帰宅を優先し、新東名にスイッチ。三ヶ日JCT過ぎたとこでボクスターとランデブー。
引佐の大カーブを引っ張り合った後の直線で、ボクスター急加速。一気に見えなくなった。

・・・と思ったら、その数十km先で、パトカーに連行されていた。(いったい何km/hでお縄になったんだろうか・・合唱)

新東名静岡辺りから、これまた豪雨。どこかおかしくなっても不思議じゃないくらいの雨量に長時間打たれつつ、東名へ。厚木辺りでようやく小降りになった。

室戸岬から東京まで約880km。そのうちおおよそ800kmは雨で、大半が豪雨。
長らく走り続けているが、これほど長時間、豪雨に晒された長距離移動は、今まで記憶が無い。

そんなオマケ付きもあって、10年ぶりの室戸岬はあまりイベントらしいものはなかったけれど、ちょっと心に残る2泊3日のツーリングでした。

 Posted by at 7:47 PM

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