6月 192017
 

2017 06 19 01

【県道19号 高樋沈下橋】

瓶ヶ森林道北端から国道194号に下りて、そのまま南の方角へ。
林道を走っている時は爽やかで涼しげだったのが、国道に下りたらギラギラsummerな陽気に。この旅一番の酷暑タイムが待ち受けていた。

途中、2日目にも立ち寄った道の駅「633美の里(むささびのさと)」でランチ休憩。(朝飯食うの忘れてた)

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その後もひたすらR194を南下する。
途中から仁淀川沿いの道になり、たゆたう清流に沿って緩やかに蛇行する。

再び道の駅「土佐和紙工芸村」にピットイン。飲料補給(暑
この道の駅のレストランを貸し切って、何と結婚式の披露宴が行われていた。
GWの帰省に合わせて開催は納得だが、道の駅で披露宴とはさすが。

このままR194を走り続けると、すぐに高知市内に入ってしまう。
本日は3都目、高知市宿泊のつもりだったので、今の時間の到着では早過ぎる。
少々戻って、県道18号にスイッチすることにした。

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浅尾沈下橋

R194に代わり、仁淀川に寄り添う道となるK18。
途中、浅尾の沈下橋を高台から眺める。そう言えば、今回四国に来て初めての沈下橋。
四国に来たらこの風景、という代表的な景観のひとつだ。

K18から国道33号に入り、佐川で国道494号。これを南下して国道56号。
すぐに須崎で県道315号経由、国道197号と、目まぐるしく繋いでいく。

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R197は案外交通量が多くて、ちょっと退屈だった。
いい感じで眠気が襲ってくるので、布施ヶ坂の道の駅で、再び休憩を入れ、手作りゆずアイスで覚醒を促す。
ついでにこの後のルート確認。

ここからさらに行くと、2日目のR439を横切る。
その先は梼原と四国カルスト。これは前回訪れているので、今回はパス。その先の宇和島は、さすがに行き過ぎ。
よって答えは、県道19号を窪川までひたすら南下、と相成った。

さっきまで仁淀川だったが、今度は四万十川だ。しかもかなり上流の方。
決して海から遠いわけでもないのに上流なのは、四万十川がとにかく気まぐれ?に蛇行しまくっているからだ。
四万十川は源流も河口も高知県内。他県を通ることもない。それでいて全長約200km。堂々の四国最長なのである。

そんな四万十川本流には、22本の沈下橋が掛かっていると言われる。
K19を下っていくと、可愛らしい沈下橋が現れた。すぐさまエスを道路脇に停車し、その景観を楽しんでみる。

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高樋沈下橋 

何とも微笑ましい風景のこの沈下橋、四万十川最上流の沈下橋とのことが、地図には書いてある。
そんなこと、現地で示すものは一切ないのだが、小さいながらその存在感はなかなかのものだ。

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しかし、四国最長の大河、四万十川、その本流がこの風体である。
それもそのはず、源流の山はすぐそこ。高知県西部というエリアに、ぎゅっと詰め込まれるように流れている川なのだ。

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意外なことに、次から次へと観光客が立ち寄ってくる。周りに何があるエリアでもないのになぁ。
沈下橋の吸引力は、そこまでのものなのか。

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多くの沈下橋が生活道路を兼ねていて、クルマの往来も可能だったりするが、ここ高樋の沈下橋は無理そうである。農作業専用ってとこか。

県道にはご丁寧にベンチまで据え付けられていた。
このポジショニングがなかなかで、沈下橋の風景を至近距離に見ながら、のんびりと過ごすことができそう。

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となれば、今回2度目の登場のコーヒーセット。ベンチがあるので、リラックスチェアの出番は無し(笑
いやはや、これまた格別の味わい。奥祖谷で汲んだ湧き水は使い切ったが、この先の久万秋の湧き水で補充が可能だった。

 

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K19を南下し続ける。
この道、ツーリングマップルではオススメルートに着彩されているので油断したが、結構荒れた道である。
ずっと四万十川に沿って蛇行する道だが、仁淀川に沿うR197とは正反対の薄暗く狭い道。路面は濡れていて、あまり気持ちが良いと言えるようなルートではなかった。

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・・・・・・・

窪川で再びR56。国道は渋滞していた。
なんでこんなとこで?と思ったが、高知道の四万十町中央ICがあるからだ。
時刻は17時前。ちょうど中村、足摺岬の方から高知市方面へと帰ろうとする車列に当たったみたいだ。

実際、ほぼ全車がICから高速道路に吸い込まれていく。(無料区間なので)
これは逆にチャンスでもある。片側1車線の高速を、隊列を組みながら淡々と走るより、下道の国道をアグレッシブに?行ったほうが絶対に楽しいはず。

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独走態勢!
・・・も束の間で、いつしか前走車に追い付くわけだが。

それでも、流れはなかなか良い。どうせそのうち混んでくるだろうから、適当なICから高速に乗って、高知までワープすればいいと思っていたのだが、その必要性が感じられないまま、須崎に到達。
須崎市街で高速と並走するのだが、高速上はなんと渋滞していた。
こんな辺鄙(失礼)なところで渋滞に参加するなどという発想は皆無なので、このままR56を走り続けることにした。

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須崎〜土佐間はさすがに流れも遅くなり、先が長く感じた。
途中、沿道のコンビニ駐車場で、S2000を見かける。香川ナンバーのセブリングシルバー・メタリック。(地味に好きな色)
この後、ルーフを開け放って発進していった。

土佐市街からはずっと2車線。思いのほか、快適な道だった。
高知市街に入る手前で給油し、高知駅方面へ。

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高知は松山同様、市電が走る街である。
街の中心部もハッキリしている。はりまや交差点から高知駅に至る数百メートルが目抜き通り。
挨拶代わりに、わざわざここを通って高知入り。

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抑えておいたホテルに入った時には、既に19時前だった。
普通ならこんな時間に来たら、付属の駐車場には停められない。どこか遠くの提携駐車場に回されるのが関の山だが。

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隣接の駐車場に、なぜか1台だけ空きが。。
迷わず滑り込む。フロントで他に回されそうになったが、車高低いんで立体は勘弁してください〜ということをほのめかして、隣接地に停泊決定(笑

さて4日目ともなると、夜のパターンもそろそろ(笑
まずは軽く街中サーベイ。

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高知の街、これまたどの辺が栄えているのかは知らないので、地図片手に想像力で歩き回る。
アーケードはすぐに見つかったが、割と閑散としており、昨晩の松山と比べるべくもない。

・・・これって、ヤバいパターン??

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不安は先送りにして、ひとまず観光だ。
札幌時計台と並ぶ、がっかり観光スポット。初めてまじまじと見たが、これは確かにヒドイ(笑笑
こんなでも人が集まるんだから、大したもの?である。

さて、そろそろってことで、今夜も夜の店探しになるわけだが、これが予想的中、難儀する。
これといった店がなく、目星をつけても満席である。
松山のように賑わった界隈があるわけでなく、繁華街は分散型に見えたが、単純に探し方が悪いのか。

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意外だったのは、大型の屋台が立ち並ぶ一角があったことだ。
高知市にはこういう文化があるのか。しかし一軒目に屋台もなぁ。(大抵、コスパ悪いし)

焼き鳥屋に断られつつ、あきらめモードが漂ってくる。まさか中村の二の舞い!?
やっぱGWの地方都市はツラい。

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そう思いかけてた時に街角に見つけた店。
賑わってたけどダメ元で聞いてみると、カウンターの端っこが辛うじて空いていた。カウンター、全然OKです。むしろカウンターにしてほしい。
見ての通りの、バリッバリの大衆居酒屋。松山とは正反対ではあるけれど、これもまた吉。

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ようやくありついた1杯。大衆居酒屋では、生派ではなく瓶派なのだが、もう早く持ってきてくれるなら何でもよかった(笑
大忙しの店内で、効率よく飲むには、あまり手の込んだものは頼まないに限る。
生を何杯か飲んで、後は熱燗モード。今日1日の行程を反芻しつつ、知らない土地の賑わいに身を委ねるのだ。

そして長居は無用。飲んで食ったら、さっさと引き上げ。
ただ、本日は二軒目は無し。てゆうか、もう探すの面倒くさい(笑
深酒を避けて、明日以降の後半戦に備えることとした。

 Posted by at 12:54 AM

  2 Responses to “四国四都物語 〜四国恒例・川の景”

  1. 夜は外した感がありますね〜。
    次回は当方が訪問したバー(カフェバー・スターライト)に行ってみてください。
    なかなか好かったですよ。

    • いきなりバーとかでも良かったんですが、この前の日がそれに近かっただけに、大衆居酒屋を選びました。
      期待しなかった分、案外良かったですよ(笑
      高知はまた泊まる機会があると思うので、その際はご紹介の店を含め、バー巡りしてみますね。

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