四国四都ツーリングも、いよいよ(ようやく)佳境です。
朝の高知市街を抜けて、国道195号へ。
「ごめん」町付近まで、道路脇に市電の軌道が並走する、不思議な光景の中を走ることになる。
土佐山田までは街中の道で、あまりペースが上がらない。
美良布の道の駅は、アンパンマンミュージアムの目の前。
ここでコーヒーとお土産を買っていたら、雨が落ちてきた。
急いでルーフを閉じると、叩きつけるような大粒の雨が。
しかしすぐに雨雲から逃げ出すことができたので、路側帯で再びルーフオープン。
ここから四ツ足峠までの区間は、快走ワインディング!ここを走りたいがために、朝イチで向かったわけなのだ。
べふ峡へと向かうワインディングを楽しみながら、所々で静かな渓谷の景観を楽しむ。
高知〜徳島間を結ぶメインルートだが、その距離の長さからか、交通量も少なく静かな道だ。
そういった特徴も加味して、四国の中でも走りを楽しめる道のひとつと言っていいだろう。
四ツ足峠はトンネルで越える。
徳島県側は改良が進んでおらず、高知県側ほど疾走感はない。
ただ、それでも四国の道としては優秀な方。北側の剣山を挟んで1本向こう側の谷間を走る、2日目のR438&439とは雲泥の差だ。
とにかく長いのが特徴のR195四ツ足峠越えだが、道路が良いのと交通量が少ない(これは時間帯のせいもあるが)のが相まって、非常に楽しく走り続けることができた。
やがて、国道193号との分岐に辿り着く。
山深過ぎて、分岐が少ないのが特徴でもあるR195山越え区間において、唯一の国道交差。
このR193も酷い道の中のひとつだが、2日目のR439でお腹いっぱいな自分がいた(笑
R193は将来の宿題として、R195をそのまま突き進む。
道の駅「もみじ川温泉」でトイレ休憩後、結局R195は道の駅「わじき」まで走り切った。
この「わじき」は、初めての四国ツーリング時の最初の車中泊ポイントとして記憶に残っている、古い道の駅だ。(そして職質された)
徳島に近付き、交通量も如実に増えてきたこともあって、R195はここまでとした。
ちょっと戻って県道19号に入り、県道28号、22号、16号と繋いでいく。
元々怪しかった空は、泣き出しそうで泣き出さず、オープンのまま走り続けていたが、道の駅「ひなの里かつうら」で遂に大粒の雨。運良く駐車した瞬間で、クローズド。
大きな農協の直売所が併設されている道の駅で、パック寿司を買って昼食(兼朝食)とする。
道の駅やスーパーに売っている地元商店の惣菜が、旅先のメインメニューなのだ。
自販機には、このようなものまで普通に売っていた。地元愛ですか、ね。
K16を舞い戻ってK33、そしてR438に合流。
ここから先は2日目に走った区間と重複するけれど、構わず進んで、今度は県道20号。
なかなかの狭路が続くが、もうすっかりマヒしてて何とも思わない(笑
トンネルを抜けると、いきなり視界が開け、吉野川の河岸段丘に下りていく。
吉野川沿いはクルマも多いので、とっとと抜けてしまいたい。
K34からK14を経由して、土成で国道318号。これを北上する。
たらいうどんの店が立ち並ぶ街道を抜けて、今回初めて香川県入り。
国道377号を左に折れて、県道2号。タフなワインディングが始まる。
写真が残ってないけれど、濡れた路面ながら走りを楽しんだ後、国道11号へ。
あっという間に瀬戸内海、と感じられるかもしれないが、ここまで結構時間を要している。
R11に出た所に、津田の松原の道の駅があった。
ここには、本格的なさぬきうどんの店が併設されている。
おやつ代わりに、ぶっかけうどん。更にはセルフでおでんを選ぶ。由緒正しき讃岐スタイル。
R11はさすがに徳島〜高松〜松山間を結ぶ大動脈なだけあり、交通量も非常に多く、ジリジリと走るのみ。
途中、「源平の里むれ」という新しい道の駅があったので、ここでお土産を買い込んだ。
その後、R11を避けるように屋島に向かったが、クルマで走る分にはあまり魅力的なところではない。
結局ノンストップで半島を周遊するだけして、高松に向かうことに。
途中、四国で最後の給油。
高松へは再びR11で、繁華街近くのホテルまで。
遂に四都目。高松の夜で、フィナーレである。