9月 262013
 

2013 09 26 01

鳥海山の西側山腹を駆け上がる、通称「鳥海ブルーライン」は、典型的な山登り&下りワインディング。海抜0mから五合目付近の1100mまで、頂からなだらかに日本海へと落ちていく大地を縫うように走る。
これまで何度も走っているけれど、近くに来れば必ず寄り道してしまう。ワインディングを走り続ける限り、これからも毎回寄り道してしまうであろう、そんなコースだ。

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前走車はいない。視界はクリア(←これがここでは貴重)。アクセルを踏み込み、ざらついた路面を蹴り飛ばし駆け上がっていく。
コーナーはドライバーの腕を試すかのように連続し、クルマの挙動変化を誘発する。

難しい。。
そういえば、ホイールとともにタイヤの銘柄も変わっているんだった。

ここ最近選んできたドライグリップ志向なタイヤとは、立ち位置が若干異なるS001。
普通のタイヤに比べれば十分グリップレベルは高いけれど、わずかに腰砕けになる感触が気になる。縦グリップも少々物足りない感じ。

まぁツーリングに最適なタイヤってことで納得してるとこに、ワインディング最速を求めるのは贅沢ってもんか。

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中間点、五合目の鉾立にたどり着くと、そこは小宇宙の如し。
心地よい風がエスのボディを撫でていく。

鉾立から秋田県側に下るルートは、日本海に飛び込んでいくような迫力あるダウンヒル。低速コーナーが連続し、さっき稼いできたばかりの高度を、あっという間に無に返してしまう。

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周囲に高原風景が広がるところで、ルートチェンジ。鳥海ブルーラインを離れ、県道58号へ。

ここからは初めて訪れるエリア。今回の北東北ツーリングで明確な目的としていた場所のひとつ、鳥海山北山麓のエリアだ。

鳥海高原からやや東側、鳥海山腹の森の中の空気を吸いながら、トコトコと走ってみたい。
県道は、湿原までは驚くほど整備されていたが、その先は正真正銘、森の中の道。
木漏れ陽に眩しさを感じながら、単一車線の森の道を駆けていく。

 Posted by at 12:22 AM