12月 242013
 

2013 12 23 06【県道74号 県道563号分岐点】快走ワインディングから一転、恒例の狭道ターマック(ほぼグラベル!?)激走。跳ね上げた泥汚れに、闘いの余韻を感じる。

例年になく慌ただしい年末を過ごしている1059です。
年末年始は9連休で、周囲には海外に飛び立つ向きもおりますが、そんな精神的余裕も経済的余裕もございません。
あぁこうやっていつの間にかトシを取っていくのか・・(笑

気を取り直して、九州再探訪、R448の続きを。。

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私的Bestなシーサイドワインディング、R220〜R448もいよいよ佳境。
まるで離島でも走っているかのような風情のR448を走り続けていると、県道74号との分岐が現れる。
R448はそこから遂に内陸に入り、半島を横断する形で錦江湾の方へと向かっていく。それと代わる形で、K74が大隅半島の外側をなぞっていくルートになるのだ。

このK74、内之浦佐多線というだけあって、単純にマクロ的観点から見たら佐多岬までの最短ルートととれなくもないが、地図の線形を一目見るだけで、そんな想像に惑わされてはいけないことがよくわかる。
果てしなく続く狭路。ツーリングマップルには「想像以上に時間がかかる」と書かれ、最奥には「通行不能の時多し」と注記される始末。しかもルートの半分以上は、決して海沿いではなく、ウネウネと内陸を走っている。

途中で通行止めだったら、延々引き返してくるしか方策はない。わざわざ突っ込む必要があるのだろうか。

そんな不安を感じつつ、やはりここまで来たら拘りたい、秘境の道を走ってみたいという気持ちが勝り、そろりと足を踏み入れる。

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最初のうちは、狭路の表示がウソのような快走区間が続く。
しかしそれも束の間、中央線はなくなり、野性味溢れる山中の狭路に。
しかし想像していたほど荒れてはおらず、むしろ走りやすい部類の狭路に感じる。すれ違うクルマは皆無に等しかったが、やがて前を走る軽四に追い付いた。

走り慣れた風情の軽は、海岸への集落へと向かう分岐を折れていった。
その大浦という集落の分岐から、K74の様相は一変。異郷のエスに牙を剥く。

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路上に散乱する樹木の枝、落ち葉。舗装はそれほど荒れていないものの、その散らかりっぷりが凄まじい。特に枝の部類は大きさも半端無く、いちいち避けて走らなければ絡ませてしまうだけでは済まないほど。

微低速で少しずつクリアしていく戦法を取らねば、エスを傷つけてしまう。焦らず、集中力を高めて、少しずつ進んでいく他なかった。

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この凶悪な路面状態、察するに、途中の大浦という集落は内之浦側との往復、打詰という集落は南大隅との往復が生活路線で、その間の区間はよほど特別な用事でもない限り、誰も使わないのだろう。

というのも、打詰からは路面状態は格段に良くなったからだ。
路肩はぼうぼうと伸びまくった草木に覆われていたが、それまでの樹木の影に隠れ薄暗かった路面とは一変、明るく伸びやかな道へと変身した。

そして冒頭の県道563号との分岐。
K74に入ってから既に1時間経過している。途中の劣悪路面区間があったせいで、もっと時間を食ったような感覚。

たまにはこういう道も走らなきゃ、R style的ツーリングじゃないでしょ、という気はするが、景色もないしあんまりオススメできた道ではない。

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でもまぁ、こういうご褒美的なシチュエーションもあったりするので、舌の肥えた向きには逆にオススメ度高いかもしれませんが。

ようやく道路以外の人工物が見えてきたこの辺りからはイージードライブ。道路も広くなり適度なワインディングが続く。
辺塚からは海沿いを通ることはできない。K74は遂に観念して、内陸方面、半島反対側の方へと向かっていく。

佐多の街近くまで、ほぼK74を走り切る。走り応えたっぷり。3日目にして濃密過ぎるぜ。

 Posted by at 12:10 AM