12月 182016
 

2016 12 18 03

奇跡の2日連続投稿です。(年賀状みたいなトビラ画像だ)

冬晴れの週末とあらば、早起きでいっちょ走ったるで!となるのが恒例ですが、すっかり疲れ切ってそれどころではありません。
早起きしたくてもできない。情けないですが、これが現実。
よって、フツーの時間にフラフラと出かけることになります。

何にも考えてないので、関越乗ったはいいけど、途中で気が変わって圏央道。中央道に入ろうとしたら事故かなんかで通行止めで、高尾山ICで下りてみる。
そこから上野原、小菅、丹波山と走って、国道411号で柳沢峠超えというルート。
全然早くない時間でしたが、走ってるクルマはほとんどいません。こんなに天気がいいのに。

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それもそのはず、よくよく考えてみたら、もう12月も中旬過ぎではないか。こんな季節に山越えする人なんていないよなぁ。
実際、陽も高い時間なのに、橋の上は真っ白のツルツル。ちょっと荷重変動しただけでもカウンターあてなきゃなんないような状態。
季節の感覚をまったく失っています。山道でヒャッホーーーなんてやってる場合ではありません。

無意識に早起きして山道探索なんて、やらなくてよかったです。

2016 12 18 02

塩山に下りて、勝沼の新田商店でワイン買って、中央道で帰りました。
出発から5時間程度のショートなドライブ。実質、これが今年の走り納めでしょう。

 

今年はエスに乗り始めて10年が経過した年でしたが、この12月で、RECAROが10年になりました。

今でこそいろいろとモディファイがされているR style S2000ですが、その中でも真っ先に変更した大物が、シートでした。
それでいて、「もっとも効果のあった仕様変更は?」 という問いに真っ先に思いつくのが、いま考えてもこのRECAROのフルバケットシートだと言うことができます。

2016 12 18 04

ロングツーリングを主なステージとしているR styleでは、長距離ドライブの快適性はもちろんですが、行く先々のワインディングでの楽しさも同時に追求できなければならない。
そこにRECAROのフルバケは、目的にピッタリとはまってくれました。
RS-Gというシェルは、当時発売されたばかりで、S2000のタイトなコックピットでも干渉せず、日本人の体型にマッチしたモデルとして売り出されていました。

たまたま体型がジャストフィットで、かつ自然なドライビングポジションを得ることができたのは、とても幸運でした。
ここまで走行距離が伸びたのは、シートの効果があってこそ。それくらい重要で、手放せないアフターパーツです。

10年の歳月を経てもシェルはまったく問題ありませんが、紫外線の影響はさすがに避けられず、多少表皮が退色気味。それでもファブリックとしては最小限だと思いますが。
乗降性の悪さからよく問題になる表皮の擦れについては、プロテクターを装着している上、乗り降りには気を使う癖がついているため、目立った影響はありません。

シェルや表皮よりも、シートレールの方にどうしても影響が出ますね。ドライバーシート側のみ、ガタが出て一度だけ交換しています。(そのせいか、助手席と取り付け角度と高さが異なっている)
自分の場合は乗り降りの際に毎回前後にスライドしますし、多方向から連続するGにも耐えられる剛性が必要になる部分なので、組付けにはそれなりにノウハウが必要。
取り付け自体は難しくないですが、いちいち専門店(ASM)でお願いしているのはそのためです。

かつてアンコ(座面のクッション)にRS-G専用の薄型がラインナップされていた時があり、廃盤時に手に入れトランクに常備し、アタック時?にその場で入れ替えたりしてます。
また、シートベルトパッドはRECAROのものではないですが、そっくりの生地にEXGELの感触がお気に入り。
だいぶ前に廃盤になってしまった商品ですが、いま出てきたら予備として真っ先に手に入れたいくらい気に入っています。

常に触れる部分であるシート廻りは、とにかくコダワリまくりたい部分。
仕事場とも言えるこの環境を、いかに自分好みに快適に仕立て上げるかは、ドライブを楽しむ愛機を仕上げる上で、もっとも重要なのではないかと思っています。

 Posted by at 5:23 PM
12月 182016
 

2016 12 17 02

またしばらく気を失っていました。
気が付いたら12月も後半じゃないか。今年はマジやば。まともに年越せるんだろうか。。。

そんな感じだから、カーライフはすっかり休業中。
レポはと言うと、真冬の寒さになっているというのに、紅葉時のが続いております。。
しかし安心してください。今回で最後です。

・・・・・・・

平湯の宿でふやけまくった次の日。
夜のうちに雨が降ったのか、びしょ濡れのエスを発進させ、安房トンネルを突き進む。

安房トンネルは長さこそ国内のトンネルの中では中規模程度だが、北アルプスの活火山、焼岳からわずか3kmの山腹を貫くがために、超難工事だったという。
工期18年。その間火山性ガスの爆発や土砂崩れなどの事故によってルート変更されて、1997年にようやく開通。
飛騨地方と信州が通年で往来できるようになったのは、つい最近のことなのだ。

トンネルを抜ければ、そこは上高地(の入り口)
急峻な山肌に目をやると、廃墟の如く打ち捨てられた橋脚が林立している。
安房峠道路ルート変更の名残り。計画上の道路は、本来であればあの橋脚の上を通っていたはずだ。。

国道158号で北アルプスを越える時は、いつもそんな歴史に思いを馳せている。
県道24号で釜トンネルを抜ければ、そこは上高地だが、一般車両は通行ができない。
沢渡から夏はバス、冬はタクシーで訪れたことがあるが、上高地はまさに別天地だ。
仮に登山熱が発症するようなことがあれば、また訪れることもあるのだろうか。

R158を淡々と走る。松本方面に行こうとすると、エスケープができないので淡々と走るしかない。
特にメジャーな観光ルート。のんびりと流れに身を任せるのが吉だ。

出発がごくフツーな温泉宿チェックアウトな時間だったので、松本に着いた頃には昼前になっていた。
松本の市街地をマトモに貫いて、浅間温泉街へ。
浅間温泉に来たのは、湯治の続きをするためではない。久しぶりに美ヶ原林道を走ってみたくなったからなのだが・・・

2016 12 17 01

Oh, No!!

何たる仕打ち。
せめて交互通行にするとかなかったのか。

しまった。まったくオプションプランは白紙だった。
この先どうするか、しばし停車して地図を睨んだ末に、美ヶ原林道1本南側の県道67号を走ってみることにした。

狭めの田舎道を、だらだらと登っていくK67。
途中、扉温泉との分岐で、なんとなく県道を逸れるルートを選択。
初めての道だが、浅間温泉以来まったく地図を見ていない。特に目的もないわけだから、嗅覚でコッチが面白そう!っていう方向に行くに限るのだ。

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結果的に選択した道は、「アザレアライン」と名の付いたワインディングだった。
今までまったく意識することもなく、名前すら知らなかった道だが、なかなか悪くはない。
第一線級のワインディングコース?に比べれば刺激は少なめだが、それがゆえの単独走率の高さが侮れない。

2016 12 17 03

登り詰めると、そこには見知った風景が。

ビーナスラインの扉峠だった。
毎回の朝練区間の真っ只中。こんなとこに接続してるとは。
まったく知らない異国のワインディングを他所様的に遠慮がち(本当か?)に走っていたのが、いきなり我が家にワープして帰ってきたかのような感覚。

さあ、お楽しみはこれからだ!(笑笑

エスにムチを入れ、雲上の戦闘機と化す。
ビーナスライン本線上は、真昼にもかかわらず深い霧に覆われていたが、そんなものは関係がない。
限られた走行ラインの中で、ダンスでステップを踏むが如く車体をコントロール。
女神の道の誘惑に、F20Cはけたたましく鳴いて絶頂を迎える。

これを快感と言わずして何と言おうか。

実はこの日は、同じビーナスの道をエリーゼとランデブーしたその翌週なのだ。
前週は仕様変更による挙動の変化に戸惑いながらの走行だったが、この日は若干の調整と前日の走り込みが功を奏して、圧倒的に安定して踏むことができる。
次から次へと現れる見知ったコーナーを次々と料理しながら、ドライビングの快楽に浸る。

図らずも2週連続での女神の道アタックとなったわけだが、前週とはまったく異なった安定感で楽しむことができた。
路面温度が全然違うというのもあるけれど。 

2016 12 17 04

気がつけば、霧の駅まで来ていた。
霧の駅の大駐車場には行かずに、路上でしばしクールダウン。ここまで来たら、霧は晴れていた。
彼方に居並ぶ八ヶ岳の峰々の眺望が素晴らしい。 

ビーナスラインを白樺湖経由で蓼科牧場まで進み、蓼科スカイラインへ。
ここのところ麦草峠を選択することが多かったので、久しぶりのこのルート。
大河原峠までの狭路ワインディングを走破し、もはやゴーストタウンの仙境都市を過ぎれば、蓼科スカイラインの白眉、高速ワインディング。蓼科の山を一気に駆け下りる!

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この区間のスピードレンジが麦草峠よりずっと高いため、バイパス的な使い方もできるワインディングなのだが、テクニカルな麦草峠メロディラインがやっぱり好みではある。
その時その時の気分によって使い分けられるルートが揃っているだけ、やはり八ヶ岳周辺のワインディングは素晴らしい。

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蓼科スカイラインを下り切ると国道141号、佐久。やっぱりこの道は早い。佐久南ICから高速に乗って帰途につく。
さっくりと走って帰宅、と思いきや、既に関越の渋滞が始まっていて、それも想定以上に結構な激しさだった。

藤岡から終点まで2時間以上の表示があり、さすがに倍も時間をかけていられないので、今回初めて北関東道〜東北道の迂回ルートを選択してみた。
結果的には、藤岡JCT大泉ICまで2時間かからなかったので、藤岡〜練馬間の所要時間が2時間以上で東北道に混雑がなければ、この手もアリと見た。(お金は多少かかるけど)

 

以上で湯治の旅は終了です。
湯治って言いながら、内容はいつもの走りのツーリングと相違ないのは、まぁご期待通りということで(笑
しかしこの後も激務が続いているわけで、湯治の効果がなかったわけではないが、結局今の方がよほど療養が必要になってたりするのは必然か。

ま、走ることが一番リフレッシュになるんだけどね。

2016 12 17 08

 Posted by at 12:37 AM