6月 252017
 

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四都ツーリング最終夜の今宵は、高松である。
全国に名を轟かせるうどん県の首都は、松山に次ぐ賑わいと想像していたが、如何ほどか。

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まずはいつもの通り、中心市街地のアーケードへ。何やら大幅に更新された後のようで、とても洗練されていた。
アーケードの両脇に商店が連なっているというよりは、多層の商業施設の中を、アーケードの街路が通っている感じ。こういう雰囲気のアーケード空間は新鮮だ。
入っているテナントも洗練されていて、これまでの四国の街とは明らかに異なっている。

高松にはやはり、長らく四国の玄関口だった自負があるのだろう。
街の規模としては松山に一歩譲るが、市街地の賑わいは負けず劣らずだ。

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まだ夕暮れ時で、ガラガラな店内の最初の1件目。断られた。
高松は店も多そうだし、気を取り直して似たような2軒目。
すんなりOK。カジュアルなバルは、やっぱりこうでなくっちゃ。(予約で一杯のバルなんてバルじゃない)

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というわけで「泡」である。何度も言うが、この場合の泡は麦酒ではない。
なんか店の選択まで松山っぽくなってしまっているが、そういうのが十分に楽しめるというのが街の洗練度?というものである。 

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目の前には、何やら怪しげなハイネケンの瓶が。。。

アテも豊富で、好きなものをチビチビつまみながら、シュワシュワを何杯か。
見知らぬ土地で夜を楽しむのに重要なのは、街の雰囲気からくる店の佇まいと賑わいである。程々の酒でつまみ程度を楽しめれば、それでいいのだ。
飲食店にしてみたら張り合いのない異邦人の客であるが、ことさら味を語るより、街と人を観察しながらそれに酔うことが、自分にとっては楽しみなわけである。

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いつの間にか、シラーのボトルも進み・・・

今回、四国の県庁所在地、徳島、松山、高知、高松とそれぞれで宿泊ついでに夜の時間も楽しんだわけであるが、それぞれに特徴的な表情があって面白かった。
たまたま松山と高松は同じような店に入ってしまったが、普通に楽しめてしまうなかなか良い店に巡り会えたと思う。
徳島と高知はやや外した感があるけれど、下準備不足なだけかもしれず、もっと楽しめる側面を持ち合わせているのかもしれない。

四国四都を訪れるという今回のテーマ、ただ縦横無尽に四国を走り回るだけで終わらせない、程良いスパイスとなったと思っている。

 

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店を出た後、酔い覚ましに高松駅まで散歩。
高松駅は、国内では数少ない欧州風ターミナル型の駅である。本州と四国を結んでいた宇高連絡船の名残りで、港に向かってホームが延びているのだ。
同じような構成の駅には、例えば、青函連絡船に乗船することを前提とした青森駅がある。

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終着駅であることがひと目でわかるホームの構成。旅情があるなぁ。

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駅前広場に面する建物も、なかなかにグレートな感じ。
長かった四国の旅も、実質今夜で終わり。明日は一心不乱に東京に向かって走り続けるのみだ。

 

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明朝、ホテルから離れた提携駐車場からスタート。さらば高松、さらば四国。

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6:30くらいに高松中央ICから、高松道へ。
すぐに津田の松原SAで、朝飯にうどんを食べようと寄ってみたが、朝早過ぎて開店前だった。
コーヒーだけ買って、再び本線へ。

一心不乱に走り続ける。その理由は、本日がGW最終日ということもあり、午後の高速渋滞をできるだけ避けたいからだ。
ピークは前日に終えているとはいえ、GWの渋滞を甘く見てはいけない。(昨年のGW、東名で30km+30kmの渋滞が待ち受けていたことは記憶に新しい)

心配された中国道宝塚IC付近の渋滞もなく、至極スムーズに、一気にすっ飛んでいく。
あまりにもスムーズで、一切変わったことがないため、道中の記録は割愛だ。

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ただひとつ、ちょうど御殿場JCTでキリ番を刻んだ。 
17万kmは、昨年の道東ツーリングの帰り道だった。2回連続、ロングツーリングの帰路にキリ番が来たのはたまたまである。

このまま終わればキレイだったのだが、そうは問屋が卸さない。
東名高速海老名SAの先で事故渋滞。これに1時間ほど要した。まぁでも軽症な方だろう。
東京IC降りて環八の渋滞に付き合って、16時前には帰宅。高松から10時間。ハッピーエンド。

 

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そんなこんなで2017年四国、四都ツーリングと名付けた長旅は終了です。
総走行距離は、約2,850kmだった。四国は距離が伸びないけれど、その割には頑張った方、ですかね。

今回の旅のハイライトは、何と言っても2日目のR439走破、だったと思われ、その後はオマケみたいになってしまいました。
初めて訪れた場所もほとんどなく、レポートの内容としてはちょっと薄味だったかもしれないけれど・・・まぁ敢えての構成ですから。
それに、当の本人はあらかた新鮮味を感じながら走ることができていたので、まぁヨシとしましょう。

そして四都の夜。一気に行くとは贅沢な話ですが、、一気に行ったから話のネタともなったわけで。。
ツーリングの夜がキャンプメインだった頃とは、また違った視点で旅ができて、実に面白いです。しばらくはこの傾向が続きそうな感じ。

四国は山深く、道は選んで走ったほうがいい(笑)ですが、その分濃密な走りの旅ができるエリアでもあります。
時間も忍耐も必要ですが、、じっくりと攻略してみるにはこの上ない題材。
普通の快走路に飽き足らない筋金入りのアナタにこそ、オススメします。

 

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 Posted by at 3:50 PM
6月 252017
 

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四国四都ツーリングも、いよいよ(ようやく)佳境です。

朝の高知市街を抜けて、国道195号へ。
「ごめん」町付近まで、道路脇に市電の軌道が並走する、不思議な光景の中を走ることになる。

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土佐山田までは街中の道で、あまりペースが上がらない。
美良布の道の駅は、アンパンマンミュージアムの目の前。
ここでコーヒーとお土産を買っていたら、雨が落ちてきた。
急いでルーフを閉じると、叩きつけるような大粒の雨が。

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しかしすぐに雨雲から逃げ出すことができたので、路側帯で再びルーフオープン。
ここから四ツ足峠までの区間は、快走ワインディング!ここを走りたいがために、朝イチで向かったわけなのだ。

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べふ峡へと向かうワインディングを楽しみながら、所々で静かな渓谷の景観を楽しむ。
高知〜徳島間を結ぶメインルートだが、その距離の長さからか、交通量も少なく静かな道だ。
そういった特徴も加味して、四国の中でも走りを楽しめる道のひとつと言っていいだろう。

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四ツ足峠はトンネルで越える。
徳島県側は改良が進んでおらず、高知県側ほど疾走感はない。
ただ、それでも四国の道としては優秀な方。北側の剣山を挟んで1本向こう側の谷間を走る、2日目のR438&439とは雲泥の差だ。

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とにかく長いのが特徴のR195四ツ足峠越えだが、道路が良いのと交通量が少ない(これは時間帯のせいもあるが)のが相まって、非常に楽しく走り続けることができた。

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やがて、国道193号との分岐に辿り着く。
山深過ぎて、分岐が少ないのが特徴でもあるR195山越え区間において、唯一の国道交差。
このR193も酷い道の中のひとつだが、2日目のR439でお腹いっぱいな自分がいた(笑
R193は将来の宿題として、R195をそのまま突き進む。

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道の駅「もみじ川温泉」でトイレ休憩後、結局R195は道の駅「わじき」まで走り切った。
この「わじき」は、初めての四国ツーリング時の最初の車中泊ポイントとして記憶に残っている、古い道の駅だ。(そして職質された)

徳島に近付き、交通量も如実に増えてきたこともあって、R195はここまでとした。
ちょっと戻って県道19号に入り、県道28号、22号、16号と繋いでいく。
元々怪しかった空は、泣き出しそうで泣き出さず、オープンのまま走り続けていたが、道の駅「ひなの里かつうら」で遂に大粒の雨。運良く駐車した瞬間で、クローズド。

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大きな農協の直売所が併設されている道の駅で、パック寿司を買って昼食(兼朝食)とする。
道の駅やスーパーに売っている地元商店の惣菜が、旅先のメインメニューなのだ。

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自販機には、このようなものまで普通に売っていた。地元愛ですか、ね。

K16を舞い戻ってK33、そしてR438に合流。
ここから先は2日目に走った区間と重複するけれど、構わず進んで、今度は県道20号。

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なかなかの狭路が続くが、もうすっかりマヒしてて何とも思わない(笑

トンネルを抜けると、いきなり視界が開け、吉野川の河岸段丘に下りていく。
吉野川沿いはクルマも多いので、とっとと抜けてしまいたい。
K34からK14を経由して、土成で国道318号。これを北上する。

たらいうどんの店が立ち並ぶ街道を抜けて、今回初めて香川県入り。
国道377号を左に折れて、県道2号。タフなワインディングが始まる。

写真が残ってないけれど、濡れた路面ながら走りを楽しんだ後、国道11号へ。
あっという間に瀬戸内海、と感じられるかもしれないが、ここまで結構時間を要している。

R11に出た所に、津田の松原の道の駅があった。
ここには、本格的なさぬきうどんの店が併設されている。

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おやつ代わりに、ぶっかけうどん。更にはセルフでおでんを選ぶ。由緒正しき讃岐スタイル。

R11はさすがに徳島〜高松〜松山間を結ぶ大動脈なだけあり、交通量も非常に多く、ジリジリと走るのみ。
途中、「源平の里むれ」という新しい道の駅があったので、ここでお土産を買い込んだ。

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その後、R11を避けるように屋島に向かったが、クルマで走る分にはあまり魅力的なところではない。
結局ノンストップで半島を周遊するだけして、高松に向かうことに。

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途中、四国で最後の給油。
高松へは再びR11で、繁華街近くのホテルまで。
遂に四都目。高松の夜で、フィナーレである。

 Posted by at 11:05 AM