【県道59号 男鹿半島】
翌朝。今日もずぶ濡れのはずが、まさかの青空。
訝しながらもルーフをオープン。差し込んでくる光線が眩しいが、空気は乾いて爽やかだ。
これは奇跡の大逆転か!?
臨港道路を直進し、男鹿半島へと向かう。
男鹿半島は実に久しぶりの訪問。半島南側を周遊する県道59号が、ハードなワインディングとして印象に残っている。
極上のワインディングを味わうべく、迷わず飛び込んだ。
当サイトではオールドコースとでも言うべき?登場頻度の少ないワインディングだったが、そのコースは果たして、素晴らしき体験を与えてくれるものだった。
海辺の集落を繋ぐ海沿いの道は、奥へと進むほどにその激しさを増していく。
断崖絶壁を這うように、タイトなコーナーが連続する。
むせ返るような半島の夏の緑と、コーナーをクリアすると視界に飛び込む水平線。
そこには、地形に沿ってうねるワインディングドライブの楽しみが、ぎゅっと凝縮されていた。
よくよく考えてみれば、エスで男鹿半島を訪れるのは初めてなのだ。
後輪駆動のオープンスポーツで駆け抜けるワインディングは、かつて辛口FFスポーツで楽しんだ時とは一味違った味わいがある。
もっとも、それはあまりに昔のことで、ちょっと想像の域を出てない感じはするけれど。
入道崎
男鹿半島の先端である入道崎はさすがに観光地で、既に何台ものクルマやバイクが泊まっていた。
ここまで来る県道59号では、ほとんどクルマに会うこともなかったのになぜ?と一瞬思ったが、地図を見て納得。半島を横断して岬の反対側に出るルートが近道で、どうやらそこからアプローチするのが普通らしい。
それはそうと入道崎。
立ち並ぶ大型土産店と垂れ流しの演歌がいまだに生き続けている、化石のような観光地がそこにはあった。
でも、そんなのは全く目にすら入らないほど、爽快な景色が広がっていた。
朝方より更に濃さを増した青空が、雑音のすべてをかき消しているかのようだ。
岬の駐車スペースには、バイクもたくさん止まっていた。
自分が乗るようになって、他人がどういう出で立ちでバイクに乗っているかに興味が向く昨今。
今は荷物の積み方ひとつもわからないし、どんな格好で乗ってるのか参考にと見たりするのだが、、意外と参考になる例に遭遇することがなく・・・(笑
化石のような観光地。
まさにその通りで、雄大な景色に無粋な感じが昭和っぽいですよね(^^;
ちなみに僕の場合、車を買い換えた時は必ず男鹿に行きます。エスも納車してそのまま行った思い出があります。
この時期は雑草で道が狭いけど、濃密に楽しめるコースですよね。
続き楽しみにしてます。
雄大かつ爽快な風景とのギャップが凄いです>入道崎の土産店
男鹿がホームコースとは何と羨ましい。
ビーナスラインがホームコースです、って胸張って言えるほど年に何回も走りに行ってるわけでもないし、、本来の意味でのホームコースがない自分にとっては憧れです。