7月 182014
 

2014 07 18 01

特徴的なスペックもさることながら、やっぱり目を引くのはこのデザインです。

2輪車のデザインって、昔っからあまり発展がないようにも見え、それがゆえにプロダクトとして今ひとつピンときませんでした。
でも最近出てきたいくつかのモデルには、ブレイクスルーを感じさせるものがあって、魅力的になってきたなと感じていたところでした。

そんな中で、KTMのdukeシリーズ。
触ったら怪我しそうなキレッキレのシャープな造形と、ビビットなオレンジを大胆にあしらったカラーリング。
オートバイで元気に遊ぼう!っていう世界観(KTMのキャッチフレーズは、READY TO RACEを見事に具現化したデザイン。
KTMのモデルのデザインは、キスカっていうデザイン事務所が担当していて、モデル別に性格は違ってもデザインに一貫性があります。
それによって、見た瞬間これはKTMだなって認知できることから、ブランド戦略上も有効に働いていると思います。 

ま、そういう背景はさておき、単純に一目見てカッコイイ!と思えたっていうのが、コイツを手に入れることになった要因でしょうけど。

 

そんな特徴的な輸入車ってことで、価格的なものが気になるところですが・・・
実はこの390 duke、国産同排気量クラスのマルチシリンダーと比べて、逆にお求めやすい?価格なんです。

輸入車なので、国産に比べると普通は高価というイメージがあり、確かにそういう傾向があったようですが、今の状況を見てると必ずしもそうではないような気もします。
dukeの場合は特に、国産車と逆転現象が起こっている??というような状況。

それはひとえに、スモールdukeが共通フレームをまとっているという成り立ち、更にはインドで生産しているという戦略に要因があります。
国産車だって今や、アジア各国で需要が見込まれる小排気量モデルは、タイやインドの工場で生産するのが常識になりつつありますが、それと同様に、KTMの小排気量モデルはインドの契約工場で生産されているわけです。(一説によると、カワサキNinja250と同じラインとか・・・) 

しかも3種類の排気量モデルを、同一フレームで生産することで部品を共用化し、更なるコストダウンを実現。
かくして、国産車をも凌ぐ価格設定で、一気にKTMを身近な存在に仕立て上げてるってわけ。 
そこにはアジア市場を虎視眈々と狙っている戦略が明らかに見えていて、国産4大メーカーに挑戦状を叩きつけているKTMっていう構図が見えます。

made in India !ってことで、不安じゃないのか(笑)という考え方もありますが、国産小排気量を買っても状況は似たもの。
一時は品質に関していろいろあったようですが、390は日本法人で品質の最終チェックを行っているとのことで、そこは別に気にしてません。
むしろ「何買ったの?」インド製のバイクって感じでネタにしてます(笑

 Posted by at 3:08 AM
7月 152014
 

すいません。一目惚れです。ぐっさり刺さりました。

以前、ここで紹介したことのある雑誌「NAVI CARS」。
この雑誌の、車好きのための二輪車紹介ページみたいな連載で存在を知り、コイツのあるライフスタイルが自分の中にむくむくと形成され・・・
思い立ったが吉日ーーってことで、一気に突き進んでしまった。

それが今年初め頃のハナシです。

2014 07 15 01

その半年後、3号車として迎え入れることになったのが、 KTM 390 duke

大多数の方が、全っ然聞き慣れないモデル名かと。。
まずもって「KTM」とは?

その正体は、オーストリア(注:豪州ではない)の2輪メーカーです。

日本ではほとんど認知されてないようですが、欧州ではBMWの次に販売台数の多いメーカー。ちょっと前までは、ほぼオフロード車専門メーカーでした。
その実績はというと、あのダカール・ラリーの2輪部門では無敵状態で、現在も連勝記録更新中。
ここ最近ではオンロードモデルもモデルバリエーションを増やしていて、間口を広げている様子。
かく言う私も、今回コイツを知るまで、KTMなんてメーカー、全く知りませんでした。(というのは実は正確ではなく、X-BOWというクルマがきっかけで、以前より興味を持ってはいました)

duke(デューク)は、そのKTMのネイキッドモデルに冠される名称。
数字は排気量で、下から125、200 、390、690、1290と、恐ろしく小刻みにラインナップが存在します。
我が3号車は真ん中の390ですが、名前とは少々異なり、実際の排気量は375cc。
日本と海外では免許制度が異なり、400ccで免許区分が切り替わるのは日本くらいなのにもかかわらず、それに照準を合わせたかのような排気量設定。
輸入車はだいたい大型車ですからねぇ。普通二輪免許で乗れる400ccクラスの輸入車ってのは、実は貴重です。

そして、ここからが重要。
125、200、390の各モデルは同一フレームで、グラフィックやカラーリング以外は同じデザインなんですね。エンジンが違うだけ。
つまり、同じ車体に小さいエンジンから大きなエンジンまでを載せたのが、この3車種バリエーション、通称「スモールduke」(ちなみにエンジンはすべて単気筒)

2014 07 15 02(左から125、200、390。ぱっと見はカラーリングくらいしか違いが見えない。ちなみに最初に雑誌で見たのは200 dukeだった)

この3兄弟の中では、390は最も大きなエンジンを積むモデルで、出力も3台の中では最大ということになります。

ここがミソで、何を意味するかというと、125cc(いわゆる原付二種)でも成立する車体に400ccクラスのエンジンをぶっこんだという、とても過激な成り立ちをしているってこと。
クルマに例えて言えば、コンパクトなハッチバックボディに3.2リッターV6をぶち込んだ感じでしょうか?(147GTAみたいな)
実際、400ccクラスとしては明らかにコンパクトな車体のフレームに、大きめのエンジンがぎゅっと詰まっていて、見た目にも凝縮感があって躍動感に溢れています。

大きなエンジンを積んだというと、車重とバランスが問題となるというのがクルマの常ですが、2輪のdukeの場合は、このエンジンでも車体が非常に軽量だというところもポイント。
コンパクトな車体が功を奏して、大きめのエンジンを積んでいても、巷の400ccクラスとはまったく次元が違うくらいに軽量に仕上がっています。
具体的に言うと、国産4気筒の400ccが200kgくらいなのに対し、390 dukeはたったの140kgくらい。大人1人分くらい軽い。
この差がとてつもなく大きいっていうのは、軽さが走りに与える影響を知る人にはよくわかるでしょう。

コンパクトボディにパワフルなエンジンながら超軽量。
更に例えるなら、GTAってよりはグループBってとこか!?(それはさすがに言い過ぎか(笑) 

車体に対して大きめエンジンで高出力ながらライトウェイト。
この形振り構わない尖ったキャラクターが、所有欲を満たしてくれるんですよね〜
バイクなんて趣味以外の何物でもないので、中庸な性格より、多少バランス悪かったとしても個性的な方がいいもんね。 

(長くなったので、続きは次回)

 Posted by at 11:24 PM
7月 112014
 

2014 07 11 01

先週末のショートツーリングはS2000ではなく、オートバイでのツーリングでした。
ソロっていうのはいつもと変わりありませんけど、世間ではごく一般的な2輪でのツーリング。
4輪でツーリングを楽しむことをコンセプトとしてきた当サイトでは、これまで敢えて避けてきたとも言える形態です。

にもかかわらず、なぜ今、2輪なのか。

その答えは実に自分らしく直感的でノーテンキなのですが、、乗ってみたいオートバイが現れた→手に入れたからです_;
(副次的な理由もありますが、それはまた別の機会に) 

クルマが好きであるということは、自然とバイクという存在も身近に感じることが多い気がします。
でも、自分にとってルーツがクルマであることから、バイクに惹かれるということが機会としてあまりなかった。
乗ってみようと思うには、クルマと比べて魅力がなかったとも言えます。

国内4大メーカーのバイクには、バリエーション豊富にもかかわらず、どうしても所有してみたいと思わせる魅力を持ったモデルが見当たらない。皮肉にも今の国内の4輪にも言えることですが、手に入れて一緒に生活してみようと思うだけの車種に出会うことがなかった。
それが今まで全く乗る機会がなかった要因です。(ということに今回気付いた)

それに、ツーリングの手段としても、あまりに「一般的過ぎ」な面が、天邪鬼な自分には合わないんですよね。(もしかしたら、これが一番の要因かもしれない・・・)
人と違うスタイルに拘って貫いた方が面白いと思ってるし。
でも乗りたいモデルが見つかったからには、多少の趣旨替えもやむなしですが(笑

ま、だからと言って、4輪を降りて、2輪メインのツーリング生活になるのか?っていうと、全くそんなことはありえませんけどね。
バイクにはバイクの魅力、クルマにはクルマの魅力があって、クルマの魅力はずっとこのサイトで表現してる通りなので、それが突然バイクに取って代わることはないです。ご安心ください(笑

 Posted by at 12:23 AM